ブギウギはいよいよ残りを数えれなければならないほど押し迫ってきた。
物語の設定は昭和48年の夏。
すくすくと育った愛子はやんちゃざかり。
目を離すと何をしでかすかわからない。
スズ子は愛子の子育てやそれ以外の家事もこなしながら忙しく活動していた。
なんといっても福来スズ子は日本国内では超がつくほどの売れっ子スター。
舞台やレコードだけでなく、映画のオファーもあったりで休む暇もない。
今日描かれたエピソードでは、子育てに奮闘するスズ子が愛子の天真爛漫で奔放な振る舞いに翻弄される様子が描かれる。
スズ子だけでなく仕事場でも様々な問題行動が。
愛子に振り回されるスズ子たちは仕事をしながらも、様々な場面で緊張を強いられた。
さらには先週のエピソードで幼なじみタイ子が元通りになったことを受けて、タイ子たち子は大阪へ引っ越していくと言う。
タイ子曰く、これから出直し。
聞くところによると、旅館の女中として働くらしい。
この時代はまだホテルと呼べるものはなかったので、旅館では女中や中居など下働きの女性は、住み込みの場合が多かったようにも思う。
なんとなく想像のできるシチュエーションだが、タイ子はもともと日本舞踊を得意とした芸妓。
踊りを教えるなどの仕事ができるような気もする。
そんな中、タナケンとの初の映画撮影に臨むスズ子。
もちろん愛子同伴での撮影になったが、とある事件が起こってしまう。
目次
天真爛漫な愛子
さて、私は物語にケチをつけるつもりはない。
エピソードが始まった時に「昭和24年の夏」と言う出だし。
愛子は物語の中でも、生年月日がかなりはっきりしている。
昭和22年の6月。
つまり物語の中の愛子は今2歳と言うことに。
どう見ても2歳には見えないよね。
演じている美音ちゃんは現在6歳で今年誕生日が来ると7歳になる。
こんな事は気にしなくていいのかもしれないが。
物語を見ている限りでは、それほど性格の悪い印象は受けないが、旺盛な好奇心はどうしても破天荒なおてんばぶりを発揮することになる。
今日描かれたストーリーでは愛子の傍若無人な暴れ振りが面白く描かれていたと思う。
タイ子と達彦
愛子が大暴れした後、タイ子と達彦が尋ねてきた。
もうすっかり元気を取り戻したタイ子は演じている藤間爽子からそこはかとなく漂ってくる精々しさがなんとも魅力的。
達彦も見る限り元気いっぱいな様子。
何よりも先週までと違ってちょっと薄汚れていた服装とは一変して、こざっぱりとしてきちんとした感じ。
タイ子は故郷大阪に戻るらしい。
旅館の女中として働くと語っていた。
大阪は彼女の故郷でもあり、戻ればそれなりに知り合いに出会う可能性も高い。
自立するための第一歩としては、この時代最もふさわしい選択をしたんだろうなと。
スズ子もタイ子親子の新たな門出を祝福しつつ送って行った。
タナケンとの映画撮影
様々な依頼が舞い込むスズ子。
マネージャーの山下もスケジュールの調整など大変な日々が続く。
特に愛子の子守も兼ねているので疲労困憊も甚だしい。
スズ子の師匠でもある作曲家の羽鳥善一は彼の戦後の代表作、青い山脈を家族を相手に披露していた。
この頃、既に売れっ子作曲家として身動き取れない状態だった善一。
たまたまやってきたスズ子たちを理由に息抜きも兼ねての合唱だったようだ。
スズ子は映画の撮影が近いこともあって、セリフを覚えたりまた歌などのトレーニングも欠かさない毎日が続く。
映画の撮影をしながらも、愛子のことを気にかける毎日が続いた。
撮影場所にも愛子を同伴させることがその後ちょっとしたアクシデントにつながってしまう。
愛子のケガ
スズ子は映画の撮影のために集中した時間を過ごす必要が。
その間愛子の面倒を見てくれたのが、映画撮影のときのスタッフの1人。
実はほんのわずかな時間目を離した隙に、愛子は転んで机の角に頭をぶつけてしまった。
すぐに医者に連れて行って事なきを得たが、映画の関係者は大慌て。
その日の撮影はそのまま中止となり、さらには2 3日休んで娘のそばにいてやってくれと言う。
申し訳なさに恥いってしまうスズ子。
今回の映画ではスズ子は大阪弁のセリフでやりにくいことにはならないはず。
しかし、舞台と違って、映画は独特の緊張感があるとのこと。
物語にはしっかりとしたモデルが存在。
スズ子は映画に登場することで新たな活動の場が広がったと言える。
さて、怪我をした愛子は大した事がなかったとのこと。
しかし今後のことを考えれば、このまま仕事に愛子を連れて行く事ははばかられた。
さらには有名人スズ子には様々な芸能記者がついて回ることになる。
物語は芸能記者に追い回されるスズ子にも注目。