くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

虎に翼 したたかな女

「虎に翼」は物語の方向性がはっきり示される形になってきた。

そして、15分の枠ながら登場人物の胸の内を巧みに描き切る。

主人公の寅子は明律大学女子部法科に入学願書を出すことができたが、それで全てが完了したわけではない。

猪爪家の1番の実力者母親への報告が未だ。

親友の花江の結婚式のこともあって言い出せずにいた。

今日の物語でストーリー展開が一気に花開く形に。

無事結婚式の当日を迎えた寅子たち家族は笑顔に溢れている。

新婦の花江が義理の妹になる寅子にそっと耳打ち。

今まで我慢してくれてありがとう。

もう思い通りしても良いわよ。

寅子は母親の説得を自ら試みる。

そんな中、思いがけない人間関係が明らかに。

寅子が入学願書出した大学の先生穂高は両親の古くからの知り合い!

そして披露宴の後、穂高は寅子がじっと辛抱してきた秘密をいともたやすく暴露。

ここへきて寅子の進路は待ったなしで申し開きの必要が。

台所で2人きりの母親と寅子。

寅子の言い分にまるで耳を貸そうとしない母親。

自分の本心を語るしかない寅子。

兄の披露宴に出て“結婚が自分の幸せだとは到底思えない”と告白。

さて、物語の大まかなストーリーは公式発表されているので寅子が大学に通う事はわかっている。

明日今週のエピソードに1段落が。

これからの物語を決定づける理由がしっかり語られることになる。

オフショット 親友にして義姉

目次

親友花江のスタンス

オフショット 画像チェックは欠かせない

寅子の兄嫁ってことになるわけだから、これからは一緒の住宅で暮らすんだろうか。

仮に別々に暮らすとしても近しい関係になるのは間違いない、今以上にね。

女性の生き方として、寅子はあまりに周りのことに気を使いなさすぎるのかも。

対する花江は心にくいばかりに周りへの気遣いを見せる。

よく女性は選択する生き物だと言われるが、花江は何をどう選べばいいのか、まさに熟知しているような。

寅子の不器用さがより際立つ形でストーリーが展開する。

いろんな役柄を自由自在に演じることができる 森田望智

女性のこういった生き方は今も昔も変わらないような気がする。

選んではいけないもの、選ぶべきものをきちんと認識する。

したたかと言ってしまえばそれまでだが、女性の側にあらかじめ備わったこの力があるが故に、男性は、選ばれようと努力するのかもしれない。

結婚式披露宴

思いがけない人との出会い

披露宴は傑作だった。

寅子のアカペラの歌でみんなが踊り出すシーン。

発端は父親のむちゃぶり

楽しければいいじゃないののノリで歌い始める寅子。

みんなの笑いを誘うがウケていたのも事実だろう。

みんなに大ウケ

新郎新婦も無事結婚式さえ終わってしまえば、後は少々の波風は乗り越えることができると考えたのでは。

オフショット 幸せいっぱい

とりあえずは寅子の法律の勉強に関してだけが残った当面の課題。

寅子は明律大学女子部法科に入学したことに母親の了解を取り付けなければならない。

父親はまるで頼りにならない。

自分でやるしかないと考えたら憂鬱な気持ちになるのもわかる。

穂高博士との思いがけない関わり

君は合格 (本当は、バレちゃまずい)

穂高博士は実は両親の知り合いでもあった。

今日の物語で明らかにされた過去の様々ないきさつ。

父親が母親に一目惚れして、その結果夫婦になったと。

穂高博士とやりとり それぞれの表情に注目🤣

寅子は明律大学への入学について、ある程度の説明は省かれたような。

願書を出して合格間違いなしのお墨付きもいただいたので、母親には前後のいきさつについてだけ説明すれば良いことに。

母親が簡単に首を縦に振るとは思えないけど。

物語の展開として、このような広がりはある程度納得できるのでは?

初めからいきさつを長々説明するのでは時間がかかってしょうがないので。

母の説得

母親の説得こそが最大の難関

最後に残った母親の説得。

考えてみれば、ここが1番の難関で誰も頼りにすることができない。

とりあえずはおとなしく家で様々な家事を手伝い神妙なおももちで過ごすことに。

慣れない包丁仕事😅

平たく言えば母親のご機嫌取りだったかもしれない。

そうだったとしても許せる範囲の行動だとは思う。

オフショット バレちゃあしょうがないね🤣

今週のエピソードは明日で決着がつくことに。

寅子は法律の勉強を始めるのは既に決定事項なので、注目すべきところはどうやって母親の了解を取り付けるんだろうかってところ。

このまま素直に母親のはるさんが納得するとも思えないので、何か別な要素が絡んでくるのでは。

それにしても当時の時代背景から見れば、明らかにまともな人生を拒否しているような寅子。

将来日本人初となる女性弁護士の誕生まであと少しの辛抱。