いよいよ始まった女子部での法律の勉強。
巷でよく言われる六法全書の六法の意味がこの番組で初めて理解できたお粗末な私。
憲法、民法、刑法、民事訴訟法 その他。
番組を見返せばわかることだけど、朝ドラを楽しむレベルでは少しずつ時間をかけて頭に入ってくるものだけを理解することで私はよしとする。
物語で語られたのは、入学式から1週間ほど経った頃の様子。
女子部の2期生は、どうやら60人が入学したようだ。
それを3班に分けて寅子のグループには物語の中で特徴ある女子たちが在籍している。
注目すべきは華族ご令嬢の櫻川涼子。
そしてご主人が裁判所判事の最高齢の女性、とりあえず下の名前だけで梅子さんとしとこう。
そして昨日も紹介したが、男装の麗人山田よね。
他にも自学生の韓国人の女の子が1人 崔香淑(サイ コウシュク)
それぞれのキャラクターが織り成す物語。
このグループの中でも、とりわけ扱いにくいとされるメンバーが集まったような。
大抵男女のグループでは心の合いそうな人たちが、なんとなく群れる傾向に。
物語の中では、梅子が家庭の主婦らしく仲間の分まで弁当を作って持ってきてくれる。
面白いことに、意外と会話は弾まないようだ。
そんな中、女性の社会進出に関わる重要な法案が今期は成立しないことが噂話に。
昨日もあったが号泣する先輩中川。
そういえば彼女は婚約破棄を言い渡されていたんだったっけ。
そしてお約束でよねが罵倒する。
著しく腹を立てたよねは、学校を出てどこかへ向かおうとしていた。
気になった寅子は彼女を尾行。
行き着いた先はなんと裁判所。
図らずもよねと一緒に裁判を傍聴することになった寅子。
物語の方向がどうやらチラリと見えてきた。
目次
勉学に励む女子部の生徒たち
全体で何人の生徒がいるんだろうかと考えた時、1期生の残りは7名。
寅子たち2期生は60名入学とあった。
決して多くは無い。
3クラスに分けるとのことで、1期生の7名と2期生の学生とでは当然勉強内容も違うと思うので全体では4クラスあるとの事。
先生の講義の様子も詳しく語られていた。
いろんな持ち味の先生がいると思うので、これからどんな風な描かれ方をするんだろうか。
彼女たちが目指すのは、将来的には弁護士、検事、裁判官のどれかに相当する
白色が弁護士、紫色が検事、赤が裁判官らしいね。
この当時のシステムがいつ頃始まったのか正直なところよくわからない。
法律もこの時の憲法が大日本帝国憲法なので明治初期にできた最初の憲法と言うことになる。
勉強の様子も描かれていたが、居眠りする者が続出。
専門用語の羅列で全くなじみのない内容をただ聞いていても、身に入らないのはなんとなく納得。
しかし講義は死に物狂いで勉強して、その後どのように自分の中で消化していくかで勉強の進み具合がわかると言うもの。
大変な作業であることには違いない。
ご時世
雑誌記者と言うのは、少なくとも必ず紹介するもの側に立っているわけではなさそう。
今回も寅子が受けたインタビューの1部だけが切り取られて女子の法律家を目指す内容は懐疑的なしかも少し悪意のある描かれ方。
前回の朝ドラブギウギに登場していた鮫島を思い出した。
要するに雑誌は売れてなんぼの話なので、誰もが面白おかしく読めるような記事に仕立てあげる。
この時代女性の法学部寝進出は世の中にはあまり歓迎されなかったようだね。
残念な噂
この頃の日本政府は国の利益を優先させるため様々な策略を用いていた。
特に対外政策では、欧米諸国と互角に渡り合う必要が。
女性の権利その他の議論は、後回しの代表例のようなもの。
話題には登っても大抵却下されて次回に繰り越しの場合が多かったようだ。
さて、待ったなしの生徒たちの中でも、昨日泣き崩れていた中川先輩。
彼女は婚約者から勉強を続けるなら婚約破棄を言い渡されていた。
法律家になることがどれほど待ち遠しかったのだろうか。
そしてお約束で大声で泣きわめく。
泣いている彼女を慰めるのは同じ先輩の久保田。
彼女も不思議なキャラクターだと思う。
男言葉を用いながら、心遣いは母性の塊のような印象を受ける。
そしてこういったやり取りの中でも、周りから憎まれ役を一手に引き受けているのが
山田よね。
彼女は常にイライラして気が短い様子で描かれる。
そういうキャラクターなんだから仕方ないだろうなとは思うけど、憎まれ役を引き受けているのにはそれなりの理由がありそう。
山田よねの秘密
腹を立ててわめき散らしたよねは学校を後にして別な場所へ向かった。
それはなんと裁判所。
その後を探偵よろしく尾行していた寅子。
ひょんなことから裁判所の傍聴席に2人並んで座ることに。
今日の物語はここまで。
明日のエピソードでよねの法律家志望の明確な理由が明らかになるんだろうと思う。
実際の裁判のやりとりを直接見る事は、勉強の手段としては申し分ないのでは?
私などいつも思うが、どんな事柄も
論より証拠。
百聞は一見にしかず。
注目して見るしかないね。