くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

なつぞら あら〜告白しちゃう?

 

お約束でなつぞらを見て新しい匂いを感じちゃう。

はっきり言うと昨日あたりからなつのテイストが少し変わってきているような? 

今までだと、けなげに頑張る感があって、見ているほうも応援しましょうみたいな。

でも今は、相手に食ってかかるようなそんな場面もちらほら。

今週からはね、エピソードの内容が少しずつひねられているので、登場人物たちの個性が少し際立つ設定になったかな? 

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NHKの回し者ではありません (汗)

目次

夕見子ちゃんの彼氏 高山ショウジ君

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やっぱり泰樹さんのマネをしてヒゲを伸ばし始めていた

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須藤蓮君扮する 高山君。

ヒゲを生やしていたのは夕見子ちゃんの北海道大学入学の時の集合写真から、泰樹さんを見て北海道を開拓した開拓者のオーラが放たれていたからと。

もっともらしい理由付け。

どうやら駆け落ちした事実は疑いようもなく、夕見子ちゃんと 2人暮らしている場所も明らかにすることはないくらいの用心深さ。

東京で仕事を探して暮らしていくとの事。

ジャズが好きとのことで、聞いてみたところが、オーソドックスなスイングジャズではなく当時流行り始めていたモダンジャズ。

 ジョンコルトレーンとか。サキソフォンの名手で今でもジャズ界の伝説。

あの当時、モダンジャズは確かに流行ではあったが、たくさんの人に知名度があったわけではない。

どちらかと言えば、自分は最新のジャズを理解している感をアピールするための道具にされていたきらいもある。

日本人でモダンジャズを正しく感じることができたのはごく1部の人たちだったはず。

私も学生時代にコルトレーンを始め様々なジャズを聞いたし、ジャズ喫茶にも行ったことが。

すごいとは思ったが、なぜそれが多くの人に支持されるかと言えばその理由はわからずじまい。感じたのはとにかく凄さ。

高山くんの特徴として歯に衣着せぬ物言いは夕見子ちゃんと同じ。

言っていることが正しくても、受け止める相手の気持ちを考慮する事は無いので、拒否感を持つ人もいっぱいいるはず。

昭和30年代の初めは、学生たちがこのような哲学的な議論をすることも流行っていた気がする。

私はその後の昭和40年代の後半だったが、哲学論議はずいぶん盛んだったのだ。

なつぞらでは、若者達の未熟な議論をうまく取り上げているようだ。

所詮は、世の中にまだ出て行っていない者たちの空回りしがちな議論。

言葉でどれだけ自分が優位に立てるかを、自分の言いたいことだけはとにかく言っておいた方が勝ちみたいな、そういった軽薄さがちらほら見えてそれは少し面白い。

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新しい短編アニメをめぐる軋轢

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打ち合わせを繰り返しながらなんだけど

新釈ヘンゼルとグレーテルは 既に動画の制作作業に入っていて、後は仕上がりを待つばかりとなっているのだが、様々な立場の人たちの感じ方の違いが少しずつ出てきている。

最初のコンセプトは新人養成のための短編アニメーションの制作だった。

企画からアニメーション制作まで一切合切をなつ達新人で行うはずだったのだが。

計画中のヘンゼルとグレーテルは原作とはおよそ一致しない全く新しい代物。

実はそのことについて様々な上役たちの危惧が紛出してきた。

社会風刺をしていないかどうか。

果たして子供向けのアニメーションと言えるのかどうか。

もし、子供に受けないつまらない作品だったらどうするのか。

様々な疑問点を上げられ追求される始末。

一久さんの反乱

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理想論を掲げる一久さんとやり合う仲さん

一久さんは仲さん井戸原さんに呼びつけられて厳しく問いただされる。

本当に作品は子供を楽しませる作品になるのかと。

一久さん曰く、「子供だけが楽しめるという考え方は古い!」

これからは古い考え方ではアニメーション界の未来はいずれなくなるのではないかと。

ドラマを見ていて感じたのは、全く噛み合うことのないそれぞれの理論。

どちらも正しいが、折衷案を見いだすことができないのがクリエイティブな仕事をしているものたちの宿命とも言うべきか。

お互い確固たるポリシーがあって仕事をしているので、妥協する事はほぼないのだが、仲間たちを認め合うことができなければいずれ作業は行き詰まることに。

この場面での仲さんと一休さんのやりとりは朝ドラにはちと似つかわしくない雰囲気があったと思う。

朝ドラなのでもっとほのぼのしたものを想像していたが、そのような場面だけでは退屈してしまうのも事実なので。

やはり、山あり谷ありで物語は進んだ方が見ていても面白い。

明日以降、今週は4回の放送があるのだが、少しのネタバレをさせていただくと、まず北海道から泰樹さんが上京するようだ。

夕見子ちゃんと高山君の関係に大鉈を振るためにやってくる。

その前に、なつが夕見子ちゃんとの約束を破って2人の関係を北海道の柴田家に全て明かしてしまうことがあるのだが。

それともう一つは他ならぬ麻子さん。

どうやら寿退社されるらしい。

実際のモデルの中村和子さんも穴見薫さんというご主人と結婚していた。

このご主人なる人は虫プロの常務として在籍している。

鉄腕アトムの制作に大きく貢献したとされている。

どうやら麻子さん、この方のモデルと結婚するのでは。

 まとめ

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なつに告白!一久さん

一久さんはなつが仲さんたちと同じアニメを作っていてはダメだと力説する。

一久さん流の未来志向。

古いものを踏襲していたのではダメだと盛んに力説するのだ。

そして一言、「僕は一生、一緒に君とそういったアニメを作りたい」

これって告白だよね。

一生一緒にって言い方は普通プロポーズの時に使うんだけど。

見ていても“あら〜、言っちゃった”って感じ。

ナレーションを務めているウッチャン。

実は彼は亡くなったなつのお父さんの設定。

いろいろ調べてみないと、毎日見ている割には意外と知らなかったりすることもある。

お父さんから見てもびっくりしたとの事。

乱暴な言い方だが、やっぱりこの2人は結婚するんじゃない? 

さてせっかくだから、実際のモデルになった人たちの動きを少し振り返ってみたいのだが、宮崎駿、高畑勲はもうすぐ東映動画を退社する。

これは後のスタジオジブリとなる会社を設立するため。

今テレビに登場している主なメンバーもたいていはこれに参加。

麻子さんだけは手塚治虫に請われて虫プロに。

実はこの辺で東映動画は労働争議が起こることになっている。

当時の会社組織の中ではアニメーション部門でも正社員となっている人はわずかで後は皆臨時採用みたいな存在だった。

実はギャランティーを始めとする待遇が大幅に違っていたらしく、そのことに端を発したストライキがあったようだ。

なつのモデル奥山玲子さんはこの辺で結婚をしているのだが、会社から寿退社を迫られてそれを蹴った経緯がある。

そしてその時のご主人が、会社を出たので自分もそれに従う事は気が引けたらしく当時のメンバーの中で、 1人だけ東映動画に残ったようだ。

しかしその後も少しの間仕事はしたが、やがては東映動画を退社することに。

東映動画ではこの当時の活動としては、映画を作ることよりもコマーシャルのアニメーション依頼の仕事が多く舞い込んできて、そのための作業がとても多かったと聞いている。

長編映画を作っても、莫大な労力や経費がかかる上に失敗すれば元が取れない。

そのようなことを踏まえるととりあえずテレビコマーシャルを作った方が経営的にははるかに安定するのだ。

現場のアニメーターたちにとってみれば自分のやりたいことができないのは何にも増して辛いことなので、それゆえに退社することになったようだ。

今週中にいくつかの恋物語の報告があると思う。

いったい誰がどんな運命を歩んでいくのか。