いよいよ“大草原の少女ソラ”の制作が始まったようです。
この物語にはやっぱりモデルとなるべきものがあって
「草原の少女ローラ」
こちらが元ネタとされてるみたい。
そして、一久さんの提案で登場人物が新たに1人加わることに。
これは、北海道に取材でロケハンに行った時のエピソードが大いに参考になったみたい。
目次
大草原の少女ソラ 十勝発の物語
タイトルコールの時に流れるアニメーション。
これがまさに“大草原の少女ソラ” そのものだったんですね。
さて元ネタはこちら
この物語をもとに舞台を十勝に移して新たに作られる。
出てくるお父さんはモデルとして泰樹さん。
そしてお母さんは富士子さん。
新たに加わることになったレイ。
彼は十勝川の大水害で被災して川に流されているところをソラ一家に助けられるのだ。
レイのモデルは、なつであり、泰樹さんであり。
物語の中に、家族ではないんだけれど家族として暮らす一員が加わる。
一久さんはなつの生い立ちを物語の中に生かした形になる。
そしてこの一家が旅の途中で物語は始まるのだが、その理由はやはり十勝川の洪水。
自分の住む家や、農地を全て押し流されてしまったので新天地を求めて移動して新たな開拓を始めようとするストーリー。
物語は十勝の自然を題材にしているので、様々な自然に関わることが描かれるに違いないのだ。
なつぞらの中では一久さんがなつの了解を得て、なつ自身の育ってきた生い立ちをそのまま活かして物語にしたいと。
そうした中で新たな発見や驚きを表現したい。
一久さんがなつと一緒に作りたかったアニメはまさにこのような題材。
ぱっと見た目は子供向けの形をとっているが、実際は子供が見ても大人が見ても満足できるようなクオリティーを目指す。
一久さんのモデル“高畑勲”も同じように考えただろうか。
“宮崎駿”が“高畑勲”を表して言った言葉がある。
「私は大抵のことには腹を立てないし、いつも平静でいられるのだが。
こんな私を腹の底から激怒させるのは高畑勲だけ。
私の中でパクさん(高畑勲)は特別なんだよね。
いつも本気で向き合ってきたから。」
今回のなつぞらのエピソードでは一久さんとなつが掛け値なしで本気で向き合っている様子。
リアリティーを追求する一久さん
一久さんが求めるリアリティーは、人の表情以外にも様々なシチュエーションで求められた。
例えば馬車が移動する場合、“でこぼこ道を移動すれば当然ガタゴト傾くでしょう”と。
“平坦な道を歩いていない”、リアリティーを表現してほしいと。
“そこまでこだわる? ”となつ。
確かに、物語を描く場合、アニメであっても絵画であっても、また文章のもの、つまり小説などでもそのリアリティーが生まれてくるのはディティール。
隅々に配置された細やかな事柄がどれだけきちんと描かれるか。
実はこの言葉は小説家“阿刀田高”の言葉。
彼は作家教室等を開いているらしいが、その時の説明で、
「小説とはすなわちディティール」ですと。
つまり、名前にしても服の色や髪型など、また乗り物の細かい様子などをどれだけきちんと描けることができるか。
作品を見る人にどれだけリアルに感じてもらえるか、そのためには隅々にまで気配りをしてきちんと表現する必要があるんだよと。
この言葉は私自身もいたく気にいっていて、私自身も普段よく気にかけるところ。
一久さんはそのことを地でいっていると言える。
ただこの間からずっと見ていて、この大草原の少女ソラはこの時代背景を考えても、結構地味な題材。
果たしてテレビで放送されたときにどれだけアピールできるのかなと。
すでにテレビ全盛の時代を描いているので、評判が良いか悪いかは何よりも気になるところ。
今でも絶対的な権限を持っている視聴率。
これがどの程度のものなのかはちょっと気になる。
なつぞらではどのように描かれるのだろうか。
優ちゃんもマコプロダクションに


優ちゃんもそろそろ小学生になる。
学校に通い始めれば、夜まで預かってくれるところも限られてくるはず。
そこで、なつは優ちゃんを迎えに行った後、マコプロダクションに連れてくることに。
優ちゃんはそこでなつたちが仕事をしている側で過ごすことに。
自分の目の前に子供がいれば、親としても何より安心はできるが、これもマコプロダクションだからできること。
世間一般では親の仕事場に子供が来ることなどはあり得なかったはず。
ちょっと都合の良いような設定にも思えるが、あくまでも物語なのでそういうこともあるのかなと。
ネタバレで恐縮だが、優ちゃんのいとこにあたる小夏ちゃんがそろそろ登場する気配。
となれば妹の千遥ちゃんも。
まだ来週の話なんだけれど、エピソードが1つ加わるみたい。
物語は最後のまとめに入るよね。
当時のことを思い出して懐かしいと思う気持ちと、朝ドラが終わってしまうがっかり感がまぜこぜで不思議な気持ちを感じる。
明日はどうなるんでしょう。