映画はよく見る方だと自負しているが、実はこの映画はまだ見ていない。
しかし、評判を聞いてみると大ヒット上映中でとても人気が高い。
それというのも監督の“新海誠”さん。
最近のアニメーション監督の中ではピカイチの実力派とされている。
どんな人なのかをちょっと調べてみた。
目次
天気の子 大ヒット
天気を自在に操れるという少女。
異常気象が当たり前となった世界。
はっきりってしまえば現代そのものと言えるのかも。
2人の舞台が新宿とのことで、親近感が湧く人も多いと思う。
映画を作った新海監督の評判があちこちで聞こえてくる。
この映画の魅力の1つが映像の美しさなんだそう。
こうして新宿方面の絵を見ても、写真と見間違うくらいの驚くほどの繊細さ。
アニメーションの中では、それぞれが皆こだわりを持って作っているが、この監督のこだわりは映像美だと言える。
監督は長野県の山の中の出身。
自然豊富な中で育ってきたのだ。
自分の美意識の原点が、生まれ育った自然って言うところが説得力を持つ。
そう言われてみれば、私自身の美意識の原点も何年間か暮らした故郷の日本海の夕日。
美術的な美しさは育った所の環境がものを言うのはごく自然なこと。
映画は今も絶賛上映中。
近くの映画館の上映スケジュールを確認してもどうやらまだしばらくは上映しそうだ。
私の感覚としては、混んでる映画館は嫌いなので、子供たちの夏休みが終わったあたりで見てみようかなと。
この監督は3年前に「君の名は」でブレイクしている。
実はこちらは、多分 私は見ている気がする。
テレビ放映でwowowでやっていたような気が。
不思議な世界観の映画だと認識。
聞けば新海監督は子供の頃からSF作品が好きで“アーサーCクラーク”とか“マイケルクライトン”とかファンだったと言っているが。
SF作品では古典となる作家たちだが、今でも通用する面白さ。
原点はこういったところにあるのかも。
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奥さんとお子さんも有名人


奥様は三坂知絵子さん 、お子様は新津ちせさん。
2人とも有名人である。
女優であり子役である。家族みんなが芸能に関わっているあたりが新海監督の普段の生活の様子が見えてくる。
奥様は今は女優としてよりは新海監督の裏方の支える側での活躍がメインのようだ。
監督は自分自身の作品で、脚本が出来上がるとまず奥さんに見せるのだそう。
そして批評を仰ぐ。
要するに奥さんに「いいと思うよ」と言って欲しいのだそう。
微笑ましいと同時に、なるほどと思うことしきり。
全く別の話になるのだが、“作曲家浜圭介”と言えば奥様は“奥村チヨ”さん。
浜圭介は新しい作品が出来上がると、まず奥さんに歌わせると聞いている。
奥さんにどのように評価されるのかをとても気にしていると言うのだ。
夫婦二人三脚とか内助の功とか言うが、クリエイティブな仕事をしている人の奥様はおしなべてこんな感じなのかもしれない。
アニメーション監督“新海誠”も同じように奥様を頼りにしているようだ。
新海監督の生い立ちは?
お父さんは長野県のかなり田舎だけど、“新津組”と言う建築会社を経営している 。
本当は、新海監督を後取りにしたかったようなのだが、新海監督はその申し出を断って、自分が学生時代にアルバイトをしていた日本ファルコムに入社した。
日本ファルコムはゲームの専門メーカーと聞いている。
ほとんどゲームをしない私にとっては あまり聞かない名前ではあるが、アップルの代理店もしていたのだそうだ。
かなり有名な会社だろう。
この会社でゲームに関わる仕事をした後、今のようなアニメーションの仕事に関わるようになったようだ。
監督はまだ46歳の若さだが、作品もかなり多くて、その他にも様々な作品群に関わっている。
ウィキペディアで調べてみてもかなりの作品紹介がなされていた。
しかし、お父さんとしては、当初 残念だと思ったのかもしれない。
“新津組”を調べてみると、きちんとホームページがあって、様々な写真もアップされていたが、どれもが自然の中の木立の中にある小ぎれいな建物の様子が紹介されていた。
一言で言えば近代建築には間違いないが、自然と驚くほど調和する。
そのようなコンセプトが強く感じられる。
見た感じ 最新鋭の建築会社とお見受けした。
まとめ
やはりアニメーションだから映像にこだわるのは至極当然なこと。
私の中でのアニメーションは“手塚治虫”であり、“宮崎駿”“高畑勲”といった面々である。
しかしこの世界も世代交代は着実に進んできているとみる。
最近見ていてこれはすごいなと思ったアニメは、“寄生獣”とか、“進撃の巨人”とか。
これらの作品の世界観はSFのジャンルでありながら、人間の心の中の恐怖心とタイアップしている。
私の言葉で言わしていただければ、これらの作品は極めてエグい。
そのような作品に激しく反応する私自身は、一体何者なんだろうと思わないでもない。
こういったエグい作品が多い中で新海監督の作品は驚くほどベーシックではないか。
そしてこのベーシックな作品が大勢の人の共感を得ているところに、私はとても好感を持って受け入れる。
美しさの基準が時代や世代を超えて多くの人に共通と、改めて認識する。
この監督のチャレンジは私よりも20歳も年下の人ながら、大いに注目をし、そしてこれからの作品も気になるだろう、そんな仕事をする人と思うのだ。
時代の移り変わりは、想像を超えて新しい発見を見せつける。