だんだん仕事にも慣れて、少しずつ生活のリズムが出来上がりつつある喜美ちゃん。
大久保さんのチェックにも何とか無事に対応できるのだが、例の内職のストッキング。
こればかりは空いた時間で作業するので、なかなか厳しいものが
大久保さん
「ストッキングできた?」
喜美ちゃん
「まだ残ってます。あともう少し(汗)」
大久保さん
「ちゃっちゃとやりなはれ!」
目次
残念だった給料1000円
毎日、内職をしながら住んでいる人たちの帰りを夜おそくまで待っている喜美ちゃん。
大抵の場合遅いのは、ちや子さん。
その日も、しっかり遅くて、喜美ちゃんから
「お茶漬け召し上がりますか?」
「悪いわね。でもお願いできるかしら。」
こういったやりとりが、ほぼほぼ毎日かな?
そんなこんなお世話をしつつ、たわいもない話から、初めてもらった喜美ちゃんの給料がなんと1000円との話が。
多少は少なくても、いろいろ予定を立てていた喜美ちゃん。
この金額では、とっても買いたいものも買えず。
実家のほうに全額仕送りしたとのことで。
本当は、“お疲れ気味のちや子さん”に口紅ぐらいプレゼントしたかったのにと。
喜美ちゃんの優しい心遣いに感激するちや子さん。
そして、この次の荒木商事の下着ショーには一緒に行こうと約束。
一張羅を着て、しっかり支度を整えた喜美ちゃんだったけど、服に合わせる靴がないとのことで着替えるつもりだったが、察したちや子さんがよそ行きの靴を貸してくれることに。
とりあえずはしっかりとおしゃれも完成したので、カメラを取りにちやこさんの会社に立ち寄ることに。
ちや子さんの会社
こちらの編集長、前の朝ドラ「あさが来た」にも出演。
大阪のドラマではちょくちょく見かける顔。
こういった人たちが出演して大阪の雰囲気をいやがおうでも盛り上げている。
ちや子さんの会社は、小さな新聞発行会社。
様々なニュースを載せるが、地元のローカルなニュースを取材をして掲載。
今回の下着ショーもその一環。
喜美ちゃんから見ると、会社の中は散らかり放題。
ゴミは散乱して、それぞれが使っている湯飲み茶碗も洗わずそのまま。
女中として大久保さんにしっかり鍛えられている喜美ちゃん。
片付かないのはとても落ち着かないので、
「ちょっと掃除をさせて!」
結局、掃除を全部済ませてから下着ショーへ。
さすがにNHKなので、本当の下着のショーと言うよりは、その上にもう1枚羽織った感じで、露出は控えめ。
下着ショーは楽しいかも
さすがに、信楽ではこんなイベントを経験したこともなく、興味津々の喜美ちゃん。
この頃は、女性もこのショーで紹介されたような下着はまだ一般的ではなく、多分見るもの全てが新しく感じたかも。
荒木さださんは以前のブログでもアップしたけれど、日本で最初に下着のメーカーを立ち上げた草分けと呼ばれる人がモデル。
大阪人は、この頃からしっかりと活躍していたんだね。
そういえば「あさが来た」の時も、モデルは大同生命の創始者「広岡浅子」さんだったかな。
女優の「波瑠」さんが主演していた。
あのドラマは、私的には違和感なく見れていたんだよな。
どちらかと言えば関西系のドラマがあまり得意ではない私だったんだけど、いくつかはそんなことをまるで気にせず見ていたと思う。
コーヒーを飲みに立ち寄ったお店でなんと!
唄声喫茶の珈琲店に立ち寄ったところが、そこのマスターはなんと「オール阪神」。
彼は「オール巨人」と組んで漫才コンビなんだけど、役者としての実力もかなりのもの。
私が彼ら2人をドラマでよく見ていたのは「マッサン」。
投資家の役どころでかなり良い演技をしていたと思う。
今回は喫茶店のマスターと言うことで、確か最初の割引券を持ってくると一杯目は無料との触れ込みだった。
そして唄声喫茶らしく、歌を自由に歌えたり聴けたりするらしい。
そこでちや子さんはちゃっちゃと記事を仕上げて、会社に電話をするとの事。
実はその電話の中で驚くべき事実が判明。
実はほかならぬ喜美ちゃん。
立ち寄ったときのあのてきぱきと片付ける様子を見て、会社で下働きで雇いたいとの話。
“今、荒木荘でもらっている給料の5倍出すよ”と
なんとも降ってわいたとんでもないすごい話。
狂気乱舞しそうなすごい話だけど、そのドタバタしたやりとりの最中。
突然歌い始めた男性が1人。
それがなんと、荒木荘の住人“田中雄太郎”さん。
どうやら彼は公務員を辞めて歌手としてやっていきたいようなのだ。
歌の上手い下手は別として、頭にウィックをかぶって眼鏡をかけて歌う。
“女中のヘッドハンティングの話”と、突然の“田中雄太郎出現“
このまったく噛み合わないことを同時に出現させて、ドタバタ画面を散らかしつつ面白さを追求する。
これって吉本新喜劇のやり方じゃなかったろうか。
しかし、これぐらいドタバタした方がいかにも大阪らしくて面白いと言えるかも。
来週になると、またさらに様々なエピソードが加わって、より、物語は進行するようだ。