物語はどんどん進んでいって、とうとう八郎くんのコンクール用の作品も出来上がってくるような話。
やっぱり、昨日のキスシーンはそれなりのインパクトがあって、1日たっても記憶の中で鮮明。
今日の物語はそのキスの直前に、喜美ちゃんのコーヒー茶碗への絵付けの大きなヒントが隠されていた。
このやりとりはなかなか強烈。
なるほど描き方としては完璧なくらい。
目次
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さすが絵付け師 喜美ちゃん
ちょうど2人がキスをして、今まさに唇が触れ合う直前に喜美ちゃんのひらめきが。
どういう加減かはわからないけれど、キスのムードとは真逆の反応だったね。
しかし、こういったエピソードが1つ加わることでキスシーンのリアリティーは、いやがおうでも高まったと言える。
脚本家の物語を作る上での並々ならぬ才能をちょっと見た感じが。
特に本焼きをする前の状態と、焼き上がってからの発色の具合は、なかなか興味深い。
釉薬を塗った状態では、仕上がりの様子など分かるはずもなく。
茶碗の底に描かれた1輪の花がアクセントになっていて、申し分のないビジュアル。
大野喫茶店のお母さんにもとても喜ばれたのだ。
確かに、手作り感がいっぱいで、それでいてとてもおしゃれ。
撮影に合わせて実際に焼いて作ったものだろうけど、なかなか手が込んでいて良い仕上がりに。
多分ネットとかで売り出せばそれなりに良い値がつくのではと。
やっぱり10個の内、2個はわれてた
焼き物は焼いてみなければわからない部分があると言うことだが、確かにわれていた。間違いなく。
これは衝撃で割れるのではなく、焼いていくうちに、焼き物は微妙に縮むのだが、縮み具合に不揃いな部分があると、その部分は離れ離れになってしまう。
欠けて衝撃で崩れるわけではない。
印象としては隙間が空いてしまう感じかな?
なるほど実物を見ると納得。
はじめてのコーヒー茶碗がお金になった(喜)
今回のコーヒー茶碗の代金は、喜美ちゃんと大野さんの奥さんと2人で決めたもの。
本当はもっと高値で買ってもらうはずだったのだが、あまりに高値すぎて、喜美ちゃんが恐縮してしまった経緯がある。
間を取ったわけではないが、少し値下げをしてと言うことになった。
それでもびっくりするような値段だったようだ。
あの封筒の中には一体いくら入っていたんだろう。
飛び上がって踊り回る喜美ちゃん。
努力の報われ方はいろいろあるだろうが、陶芸家としてならば作品が売れて良い値段で買い求めいただくことが何よりの励みになるはず。
今回の注文もその意味では大成功だったのかも。
時間がなく、ミスが許されない中で喜美ちゃんと八郎君二人三脚で作品作りにいそしんだのだ。
コンクール用の作品も物語の中では既に出来上がっていた設定だったね。
お父ちゃんの粋なはからい
“もしコンクールで入賞できなければ、陶芸も結婚もなしや” と言い張るお父ちゃん。
しかし、そんなふうに冷たい言葉を言い放ちながらも、実際のところは、八郎君を婿さんとして向かい入れるための自宅の改造を手配するのだ。
そしてお金もさらに必要とのことで、長距離運転手の仕事に自ら志願してさらにお金を稼ごうとする。
心配するお母さんをよそに、腕立て伏せをしてたくましいところを見せようとするが、1回2回はともかく、長く続かずにそのまま床に突っ伏してしまうところが、なんとも滑稽。
“なんというかね、年寄りの冷水はいけません。”
お父さんの気持ちの中では、コンクールの結果を確認するまでもなく既に喜美ちゃんの夫としての八郎君をしっかりと受け止めている。
おそらくは、自分自身と今の奥さんとの結婚したての頃のその時の気持ちが、ありありと浮かんでいるんだね。
こうして川原家の改造は大工さんの手配も済んで順調に進みそうな気配。
コンクール作品の出来栄えやいかに
ネットであちこち探してみたんだけれどテレビの放送で紹介されていた八郎くんの作品。
この映像がどうしても見つからない。
仕方がないので言葉で説明することに。
形は今写っている制作中のものがまさにそれだと。
ここで注目するのは釉薬で出来上がったときの色の出具合。
一言で言えばワインレッドの非常に奥深い単色系の仕上がり。
こんな色が信楽焼で出せるんだ?そういった思いを抱かせて、とても味わい深い。
実は、この作品の鑑賞は丸熊陶業の社長夫妻や信作君も同席してお披露目となった。
誰もが目を見張るほどの素晴らしい出来具合。
それはシンプルでありながら強烈な印象を放って描かれていた。
ネタバレで恐縮だが、この作品はコンクールで入賞します。
それで結婚にもゴーサインが。
これだけの作品を作れるとなれば、オリジナルの他の作品もぜひとも見たい気持ちが湧き上がると言うもの。
新たな陶芸家がここに1人誕生って感じだね。