何気なく衛星放送を見ていたらずいぶん昔の映画なんだけれど、ハリソン・フォードとダニエルクレイグ主演の映画化。
西部劇の形をとっていながら、実際はエイリアンが侵略してくるという、
スペースもの。
多分以前、wowowを契約していた時に1回ぐらいは見ていた記憶が。
所々の映像にそれとなく見覚えがあったもので。
ぼんやりだが最後まで見てみるとそれなりに楽しめる娯楽映画。
ただし、映画のジャンルとしてはB級映画だと思ったのだが、それでは失礼か?
目次
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2011年度の映画なので、もうおよそ10年経っている。
設定はアメリカの西部開拓史時代。
ダニエルクレイグ扮する記憶喪失の男が、なぜか左手に見たこともない腕輪のようなものをはめていてそれを外すことができない。
通りすがりの3人組にいちゃもんをつけられるが、本能的に対応して、3人組の馬や衣類などを全て奪って、街へ向かうことに。
ストーリーとしてはお尋ね者として手配中の身の上のダニエルクレイグ。
街の居酒屋で牧場主のハリソン・フォードと出会うことに。
実はこの付近では何人もの人が行方不明になっていて、その捜索をしなければならない状況。
そうしていたところが、見たこともない兵器を操る正体不明の飛行物体が街に現れる。
街では、様々な身分の者たちが捜索隊を編成して行方不明の人たちを救出に行くのだ。
物語は、そうした中で、ダニエルクレイグと牧場主ハリソン・フォード、そしてダニエルクレイグがかつて所属していた強盗団等が合流することに。
そこにはなぜか女性が1人加わる。
実はこの女性がこの物語のキーパーソンで、彼女は地球人ではない。
物語の途中で明らかになるが、地球人の女性の姿は仮の姿とのこと。
また一旦は死んだはずなのだが、火の中にくべられて蘇るあたりは、ほとんどオカルト的ともいえる設定。
そして、物語の中のエイリアンは、かなりゾンビっぽいイメージ。
醜悪な怪獣で、ゾンビとプレデターとエイリアンを足して3で割った感じ。
人間よりも明らかに運動能力に優れていると見えて、銃で致命傷を負わせなければ打ち負かすことができない。
実はこの辺の設定も妙に念入りで、胸の真ん中に不思議な扉があってそこが開いて中から手のようなものが出てくる。
そしてその奥には心臓とおぼしき器官が。
ここにダメージを受けると簡単に死んでしまうようだ。
さて宇宙人の基地で、さらわれた人たちを助け出すこと、そして宇宙人の宇宙船を破壊することを達成するために編成された救出団には、さらに地元のインディアンたちも加わってかなりの大所帯になる。
たくさんの犠牲とともにさらわれた人たちも救出することができて、宇宙人だった女性だけが犠牲となって宇宙船の爆破に成功する。
物語はその後、村に戻った皆がそれぞれの生活に戻るところ、そして村には鉄道が来るとの事。
主人公のダニエルクレイグは旅に出て物語は終わる。
監督ジョン・ファヴロー
制作スティーブンスピルバーグ


アイアンマンの監督なので、ダニエルクレイグが左手に装着していたのは実はアイアンマンにヒントを得たのではないかと思う武器だった。
コントロールの方法が、ほとんど心で操ることに。
偶然左手に装着してしまったが、集中することによって攻撃用の武器となる。
はずす時にも気持ちを集中して無心になれば外すことができる。
こういった設定をもとに物語は構成されていたが、西部劇と宇宙の探検物語を同じ物語の中に登場させたところが秀逸。
制作の中に名前を連ねていたスピルバーグは1番最後に名前が載っていたので 、実質的に関わった事は無いのかも。
アイアンマンの監督と言うことで、かなりSFチックな味付けの部分もあったが、全体としては西部劇の流れで語られていた。
わりとわかりやすい設定なので、見ていてもそれほどストーリーの展開にびっくりするようなこともなく、ひたすら物語と映像を楽しむことに専念すれば良さそう。
ハリソン・フォードとダニエルクレイグ


この2人が主演することで映画に箔がついた気がする 。
007とインディージョーンズの共演と言われる所以。
ダニエルクレイグはお尋ね者の役どころで、自分の奥さんを宇宙人に殺されている。
そしてハリソン・フォードは、息子を宇宙人にさらわれたのだが、その息子が道楽息子で悩みの種だったこともうまく描かれていた。
最初は反目しあっている2人が協力しあって行方不明者を捜索に行くあたりが見所と言えば見所。
所々で出てくる登場人物も、それなりにきちんと描かれていて存在感があったと思う。
ちなみにハリソン・フォードは軍の元大佐とのこと。
物語の最後では、ダニエルクレイグもハリソン・フォードのことを大佐と呼んでいた。
軍人なので、作戦行動の指揮をとったこともあるが、多くの部下も失ったとのこと。
そういった経歴もそれとなく紹介されていて、物語に重みを与えていた気がする。
女優オリビアワイルド


彼女はイタリアの由緒ある家柄の生まれと聞いた。
確かに映画で時々は見かける顔。
今回の作品では宇宙人なんだけれど地球人として振る舞っている役どころ。
彼女が主な状況を全て把握している。
したがって重要なところでは彼女が作戦の指導をしたりしていたね。
特にエイリアンの宇宙船に潜り込むときにはダニエルクレイグと2人で突入することに。
そして全員を助け出した後、彼女だけが1人宇宙船に残って爆破作戦を決行するのだ。
作戦は見事に成功する。
映画はそれなりに楽しめる作りになっていただろう。
ただあまりにもベタな設定なので 、どちらかと言えばB級映画のような受け止め方をさせてもらった。
スター・ウォーズのような崇高な物語とは言い難いが、娯楽映画としてはとてもよくできているし、設定のユニークさでは大いに興味を引くところ。
かつて、wowowで拝見した記憶がうっすらと残っていたので、今回なんとなく続けてみてしまうことに。