くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

一山麻緒 根性で掴み取った東京オリンピックマラソン代表

 

何気なく見ていた休みの日のテレビ。

そうしたらちょうど名古屋ウィメンズマラソンのリアルタイムの様子が写し出されていたもので。

何せ大雨の中のレース

コンディションはほぼ最悪の中で一体誰が優勝するのかと。

最初の予想では2時間21分台の黒人選手なのかなと誰もが予想していたのだが、30キロ過ぎから猛然とダッシュした一山麻緒。

彼女は持ち前の粘り強さと勝負強さを発揮してぐんぐんとペースを上げる。

そしてこのレースでは

日本歴代の最高記録となる2時間20分29秒で見事に優勝

その様子があまりにもドラマチックだったので、ついつられて最後まで見てしまうことに。

目次

お名前.com

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ゴールナゴヤドーム

一山麻緒

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ワコール所属 現在22歳

東京オリンピックの女子マラソンの3名枠は今日のレースでその最終的な代表が決まるとされていた。
それは、入所の順位よりはあらかじめ決められたタイムを上回ることが条件とされていたようだ。

そのタイムが2時間21分47秒

一般的なマラソン選手でもかなり厳しいタイムではなかろうか。

ために今回の一山選手は2時間20分台で走っているので今回のオリンピック代表内定の基準をたった1人満たしていたと言える。

ちなみに日本人歴代のマラソンの記録は高橋尚子、野口みずきだが所有していて彼らは2時間19分台で走り切る。

しかし今回の場合、レースコンディションがあまりにも悪かったことが加味される。

ほとんど大雨の中のレースだったので、タイムが伸び悩む事は容易に想像できた。

そんな中で出したタイムなので、かなりの値打ちがあるのでは。

ワコールは陸上にとても力を入れている企業である。

調べてみると彼女のための紹介のサイトがきちんと用意されていた。

www.wacoal.jp

なるほど、中を覗いてみると所属チームの様子がかなり詳しく載っているので、これならば大勢のファンが応援してくれるのではなかろうか。

オリンピックマラソン代表3名枠の最後

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レース途中では決して独走態勢ではなかった

ちなみにマラソン代表の先行レースは1オリンピックの前年あるいはその前にでも行われる 。

今日行われた名古屋ウィメンズは先行レースの最後のレースで、3名枠のうち2名はすでに前年度のレースで決定していた。

その2人がこちら

前田穂南(天満屋)

鈴木亜由子(日本郵政グループ)

 残りの1枠が今日決まったわけだ。

さて今回の一山選手だがフルマラソンに参加してきたのは昨年からで、昨年3レースに出場している。

それなりに優秀な成績ではあったが、どちらかと言えば他の選手たちの中に埋もれていた感はあるのかも。

それが、今日マラソン出場4レース目になるのだが、一気に花開いて見事オリンピック代表の座を認めた。

日本陸連のマラソン担当の瀬古さんが言っていたが、もし天気の条件が良ければタイムはおそらく2時間20分を切ったのではなかろうかとのコメント。

今日のレースの優勝もさることながらはじき出したタイムがどれほど値打ちがあるのかをこのコメントからも容易に想像できる。

【スローコア】 肩こり専用まくら【Dr.Wing】

番組の中では歴代のオリンピック優勝者も

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女子マラソン金メダル獲得の2人

番組の中にはかつて活躍した選手たちが様々な形で出演。

メインの解説者は有森裕子。

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彼女も現代のマラソン界を支える1人

高橋尚子と野口みずきはレースのコースの途中でレポーターの役目を引き受けていたようだ。

この彼女たちも口を揃えて言っていたが、やはり今回のレースは神がかり的なところがあったのではないかと。

インタビューも色々と聞かせてもらったが、とにかく想像絶する厳しいトレーニングのメニューをこなしてきたとのこと。

その誰彼こなすことのできない厳しい練習メニューを自分はやってきたのだと思うことこそ今日のレースを戦う原動力になっていたと。

どんなメニューなのかはそのうちまた特集番組か何かで紹介されるだろうが、やはり相当厳しいことをやってきた事は間違いなさそう。

あの高橋尚子が小出監督に指導を受けて想像を絶する過酷なトレーニングを積んでいたのを何度か見たことがある。

それに匹敵するようなことをおそらくやってきたのでは。

私が感じたのは、まだ22歳でマラソンも4回走っただけの選手

これからの選手であるにもかかわらず、既にもう頂点を見据えた活動ができている。

オリンピックでの活躍をもちろん期待するものだが、これからの日本の陸上界を引っ張っていく牽引車になるのかも。

今日のレースはいろんな意味でとても感動したレースだったもので。