くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

麒麟がくる 信長と帰蝶 光秀と煕子

 

第9話目となる麒麟がくる

今日から本格的に物語の主人公とも言うべき光秀や信長の婚姻に至る過程が詳しく描かれることに。

今日の物語でどうやら織田信長のキャラクターがはっきりと描かれ始めたような。

また、光秀の妻となる煕子との出会いもしっかりと。

しかしそういったエピソードの中で、歴史の中の重大な事項と思われることも紹介された。

特にこの時代の中部地方をめぐる覇権争いは複雑多岐に渡っていて、その中でも主要な武将としては斎藤道三、織田信秀、今川義元らの思惑も描かれていた。

この3氏の関係のキーパーソンになるのが松平家

後の徳川家となるこの家系の行く末が物語の方向を決める。

目次

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松平家をどちらに取り込むかによって勢力分布が変わる

若き武将信長の勇み足

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松平広忠 わずか23歳で死亡

麒麟がくるでは、

若くして亡くなった松平広忠の死亡原因を織田信長の暗殺と設定していた。

実は、広忠の死因は諸説あって、病気、毒殺、暗殺などはっきりした事は分かっていないが。

この物語では織田信長があらかじめ得た情報をもとに広忠を暗殺する説を採用。

事実かどうかはわからないが、ストーリー的には面白くなるだろう。

しかし、ここである程度予備知識として知っておかなければいけないのはこの広忠の長男竹千代(徳川家康) は人質として織田家に幽閉されている。

そして広忠本人は今川義元と織田家に攻め入ることを画策している。

人質として息子がとらわれているにもかかわらず、そこに攻めいろうとする広忠は今川義元の操り人形のようなもの。

信長はそのことを排除したつもりだったのだ。

松平弘忠を討ち取ったことへの信秀の反応

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信長のとった行いは信秀の逆鱗に触れる

 この物語の中で信長が自ら命じて討ち取った松平広忠の首級を手土産として信秀の前に進呈する。

そのことを知った信秀は、実は激怒するのだ。

父親に認めてもらって褒められると思っていた少年信長

しかし、父親の反応は全く違っていたのだ。

確かに排除すべき広忠ではあったが、時期が早すぎると。

この時代の織田家の力では今川と真っ向勝負を挑んだときには勝てる可能性は薄い。

信長にしてみれば斎藤道三の応援があるから勝算ありと判断

ここが残念ながら判断の分かれるところで、確かに斎藤家から帰蝶が嫁いではきたもののあまりにも時期が早すぎる。

少なくてもある程度の時間が立たなくては、お互いどの程度信用できるものなのか。

何せ斎藤道三はマムシと呼ばれるほどの策略家。

全面的に信頼できるとはまだ思えないのが信条。

やはり、物事はある程度の交流があって初めて信頼関係が生まれる。

婚姻関係を結んだそのすぐ後で信頼関係が生まれるとは限らないのだ。

またこの当時今のように電話も何もない時代なので、主な連絡は手紙が主流となっていたが、実はその手紙の書き方でも驚くほど繊細なルールが決められていて、どのような紙を使うかから始まるのだ。

また、直接手紙を出したい相手に宛名を書いて出すのは失礼だとされる。

当時の慣例として訴状を出す場合にはたとえ親子であっても間に信頼できるしかるべき人物を立てて手紙を持っていってもらうのが常識的な計らい

驚くほど複雑な手続きを経て信頼関係が生まれる。

確かにそういった細かい約束事を考えれば信長のとった行動は早とちりと言われても仕方がない。

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信長と帰蝶

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信長と帰蝶が心を通わせる

 信長と帰蝶が風変わりなやりとりの中で不思議と心を通わせていくシーンが描かれていた。

 お互い相手のことをよく思っていたわけではない。

何せ尾張の大うつけと美濃のまむしの娘

それぞれかなりグロテスクなものを想像していたような。

しかし初めて会ってみると、そんなおかしな印象は持たなかったようだ。

ただ信長の出で立ちだけはほとんど百姓か何かで武将の雰囲気ではなかった。

帰蝶はもともと好奇心旺盛な女性。

何でも自分でやってみたがる。

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気さくな信長は鉄砲も帰蝶に試射させる

このシーンの描かれ方で信長と帰蝶はそれぞれ似たもの同士であることを自覚するようだ。

実際の年齢で言えば15歳と14歳の少年少女なのだ

信長は父に気に入られようとして、それなりにストレスを抱えているが、同世代の話し相手はどうやらこの帰蝶が最初の若者になりそう。

もちろん競合となるような農民や漁民の子はいっぱいいただろうが、同じ武家出身の人間では初めて出会ったのではないだろうか。

信長は帰蝶と心を通わせることで、織田家の当主としての 風格を作り上げていく

光秀と煕子

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光秀と煕子 幼なじみとの設定

この物語の中で光秀はどちらかと言えば女性関係に疎いような設定。

聞くところによれば煕子はとにかく明るい性格で光秀をよく支えるとあった。

この2人は波瀾万丈の人生を送ることになるのだ。

そしてこの2人の間に子供が生まれるが3女として生まれた玉が後の細川ガラシャである。

歴史の中に登場してくる人物があちこちに登場。

明智光秀はこの時20代前半の若者だと推定される。

確かにそろそろ奥さんをめとってもちょうど良い年頃。 

周りのものが盛んに心配しているような物語で描かれていたが、さもありなんといったところ。

菊丸の正体

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菊丸はどうやら松平家に使える家臣

先週の予告編で出ていた菊丸はやはりただの農民ではなかった。

今日のストーリーの中で徳川家康の母親於大の方のご実家の方で竹千代を守るための 指令を受けていた。

これらも歴史の中には描かれてはいないので、実際のところは物語に新たに登場する人物と言える。

確かに農民にしては少し度胸が座っていた感じがしたので、何かあるなとは思ったのだが、それなりの働きを期待されてあちこち動き回っているようだ。

広忠が討たれた後もその脇差を届けていたりしたので、やはり松平家の家来とみていい。

なんとなく服部半蔵がモデルかなと思わないでもない

来週の予告編にも史実にはない事柄がいくつか描かれる気がする。

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