くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

麒麟がくる20話 今川義元動く軍勢2万5000織田信長の憂鬱

 

麒麟がくるは今日の放送が終わると後1 話残して一旦休みとなる。

コロナ騒動を受けて撮影が全くできていないから。

しかしこの時代を描いた大河ドラマとしてはちょうど区切りのいいところまで描かれそうな雰囲気。

織田信長にとって歴史の中で名前を広く知られるようになった1大事件。

桶狭間の戦い

織田信長圧倒的に不利な状況の中、大方の予想を裏切る形で今川義元を討ちとったのだ。

今日の物語はその歴史的な事件の前日譚を描いていた。

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圧倒的な力の差を武器に今川義元が動く

目次

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この時 明智光秀は

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朝倉家へ仕官を求めるが…

越前で浪人暮らしを続ける光秀。

どうやら困窮を極めている

明日食べる米もないほど家は貧しいようだ。

さすがに光秀もこれはまずいと思ったのだろう仕官先に朝倉家をお願いしている。

しかし、この時代の仕官はコネだったり、誰かの口添えがなければそう簡単にはならず。

このときの朝倉義景はあまり真剣に取り合おうとはしていなかったようだ。

また光秀自身は物語の中では織田家の行く末を案じていた

今川勢が2万5000の軍勢を率いて尾張に侵攻する旨を聞いて、何とかして手を回して防ぐ手立てを考えようとする。

織田家は圧倒的に不利な状況に。

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織田信長の憂鬱

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帰蝶は熱田へお参りしつつ元康の母に面会

尾張を統一できたとは言え織田信長の軍勢はかき集めても3000ほど

既に間者などを使って状況をつぶさに把握していた信長。

しかし数字の上で現れる圧倒的な不利は家臣たちで、いかに軍議を開いたところで結論が出るはずもなく。

信長自身も不毛な会議にはあまり興味を示さない様子。

しかしそんな中、帰蝶の下には光秀からしっかりと文が届いていた。

織田家の行く末を密かに案じていた光秀。

最善の方法を考えたときに思いついたのが幼い頃に直接会って話すことができた松平元康。

彼の存在がふと思いついたのだが。

今は今川のパシリをしているが、本当は三河の地をきちんと統括するべく名乗りを上げたかった。

桶狭間の戦いの時松平元康は今川方として布陣している。

歴史的に見て詳しいことはわかってはいないのだが物語としてはここで織田方から何らかの形で働きかけがあったものと設定されている。

実際のところは桶狭間の戦いの時、松平元康は戦闘には参加していない

実はこの辺の状況がその後を把握する上でとても大切。

もし織田信長と直接対決で刃を交わすようなことがあれば歴史は少し違ったものになった可能性が。

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松平元康の微妙な立場

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今川義元のパシリを命ぜられる

今川義元は尾張侵攻で国力を増すことを画策していた。

駿河の雄としてすでに相応の実力を兼ね備えていた義元は周りの勢力を少しずつ取り込みながら勢力範囲を広げていたのだ。

特に隣国の三河は松平元康を子飼いの状態にして自分の勢力に取り込んでいた

元康にしてみれば自分の国の存続を考えたならば選択肢はなかっただろう。

今川のいうなりになるしかなかったのだ。

しかし、三河勢は今川の属国になる事はよしとしない人が多かったと見える。

まだ元康が幼い頃、織田信長によって父広忠が暗殺される事件が描かれていたが。

幼いながらもそのことを平然と受け入れていた元康。

尾張対今川の構図はその頃から既成事実として皆が知るところになっていたようだ。

織田から元康の母親を凋落するための画策

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於大の方を使って元康を凋落

明智光秀は帰蝶を使って、元康の母於大の方に息子が戦に加担しないように手紙を書く旨を頼むことに。

この戦いでは、戦に参加すれば誰も利することがない。

いたずらに死亡者が出るだけだと。

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使者として選ばれたのは菊丸

ナイナイの岡村くんもこうしてみるとなかなかの役者。

今日の演技を見ていてもしっかりセリフも発していたし、特に松平元康をその気にさせるために巧みに誘導していた。

やっぱり自分の母親から直接届いた手紙は息子の心の奥底まで響いたようだ。

さてこうして桶狭間の戦いの準備は整ったと言える。

それぞれの演技が重厚に描かれているので、セリフの数も決して多いわけではないし、またセリフ回しなどもかなりゆっくりめ。

しかしこのドラマにハマって見ている人にしてみれば、興味津々でかなり面白く感じる。

注目すべきは織田信長の軍議の場面だろう。

昔からドラマで描かれていた時は家臣たちの議論にまともに関わる事はなく、どこ吹く風で自由気ままに振る舞っていた信長が描かれていたのだが。

今回は、かなり真面目なモードで描かれていたような気が。

そうこうしているうちにもう物語は来週1回で一旦お休みとなる。

来週は桶狭間の戦いが描かれる

ここで歴史の大転換が起こるのだ。

本来ならば今川義元が負けることなどあり得なかった。

その圧倒的不利を跳ね返した状況をどのように描くのだろうか。

不意打ちで狙ったとか様々な事は言われているが、最新の研究では正面から直接敵の総大将のみに集中して攻撃を加えたようだ。

この時すでに信長の軍勢は専門の武人だけで構成されていた可能性が。

この時代の他の武将たちの兵隊と言えば半農半武士の状態だったのだ。

つまり専門の軍人ではない。

軍隊を専門職として構成したのは織田信長が最初される。

こういった専門家集団は単純に数字だけでは語れない部分があったのだろう。

どうやらこの辺のいきさつにも来週答えが出る。