今週1週間もかかって描かれた果てしない挫折の物語。
今日金曜日の放送でやっと結末が。
若干22歳の無名作曲家古山祐一の作り上げた紺碧の空は最初は早稲田の第6応援歌ながら、今はその功績が認められて第1応援歌として今もみんなを励まし続けている。
なんともドラマチックな展開だったけれど、ドラマの中で採用されていた当時のフィルム。
エールに見事に溶け込んでいた内容はさすがNHK 。
こういった映像がきちんと残っていること自体かなり衝撃を受ける。
しかし何はともあれ、作曲家としての道のりはここから今始まるのだ。
祐一君は新たに構築した作曲マインドでついに1歩踏み出すことに。
目次
早稲田がもぎ取った勝利
作曲が間に合ったのはなんと早慶戦が行われる当日の朝。
さすがにそこからの練習では、第一試合には間に合わせることができず。
しかし放送を見ていて知ったんだけれど早慶戦っていうのは3試合行われるんだね。
その結果なので最初の試合は負けたようだけれど、次の2試合連勝して勝利をもぎ取ったのだ。
特に第3試合の時は祐一君自らが歌唱指導を行った。
紺碧の空が応援団斉唱の下高らかに響いたのだ 。
そのせいかはどうかは皆の判断によるところが大きいが、この応援歌は誰からも支持された。
ちなみにこの作曲はわずか1晩でとっとと完成させた。
その時の様子も詳しく描かれていたね。
本当は無名の作曲家の応援歌など大学の事務局から固く禁止されていたのだが、その禁止命令を振り切っての適用だったのだ。
実は作曲した曲の出来栄えが良くて、あの小山田先生が嫉妬に狂って、激こうしていた様子が描かれたけど、実はここに祐一君を赤レーベルの専属作曲家として推薦した大きな理由があるんだよね。
そこに至る道のりはこれからしっかりと描かれるはず。
見ず知らずの者が野球の試合を通じて勝利を得るために一体となって応援をする。
実はこのときの体験がこれからの祐一君の音楽の1ページを切り開くのだ。
彼は応援することの心のまとまりをここではっきりと自覚する。
大学野球は今も人気のスポーツイベントだが、その応援の精神はプロ野球にもしっかりと受け継がれている。
それは日本だけではなくアジアの国々ならば台湾など熱心に応援が行われる。
本場の大リーグでも応援は熱を帯びる。
みんなを励ますためのエール
田中団長の熱意がかつての親友との約束を果たすことになった
もう紺碧の空の作曲は不可能ではと思われた時に、曲は完成。
そしてそれは図らずもラジオで放送を聞いていた人たちの皆を感動させた。
さらにラジオからも応援歌紺碧の空は聞こえてきたに違いない。
この歌のもとで早稲田は大きな力を得て宿敵慶応大学に勝利するのだ。
田中団長の親友清水君は既に大学も辞めて働いているような状況だが、友達が果たした役割をしっかり受け止めていた。
自分が応援することでどれだけ勝利に貢献できるのか。
野球は、もちろん他のスポーツの応援も含めてトータルで鑑賞すべきもののようだ。
このスポーツ関わる古関裕而氏のルーツはこの後の主なイベントのそのことごとくにおいて彼が作曲する曲が採用され続けることに。
22歳のときの最初の作品紺碧の空がその口切りの役目を果たした。
ここから作曲家古関裕而(古山祐一)の快進撃が始まるのだ。
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木枯君との約束
会社に入って2年が過ぎた頃、すでに木枯君は売れっ子の作曲家としてメジャーな存在。
あの古賀政男の実績がそのまま反映されているので歌謡曲の世界では泣く子も黙るといったところか。
最初の作品影を慕いてから酒は涙か溜息かなどおよそヒット曲は生まれ続けている。
エールでは木枯君と祐一君は作曲家どうして意気投合しているようだ。
実は2人きりのやりとりのシーンがあって木枯君は祐一君のことを心配していた。
大丈夫か?
そこには作曲し続けてもなかなか曲が採用されなかった苦しみをわかりあえる作曲家同士の相手をいたわる気持ちに溢れていたね。
しかし、紺碧の空で一皮むけた祐一君。
創作活動への1つの目安とも言うべきものに気がついている
今まで僕の心の中は自分自分 自分で埋めつくされてきた。
そしてどうすれば自分が表現できるか独りよがりなことばかりを繰り返してきた。
そんなんじゃみんなに届くわけないよなぁ。
ここまで来るのにおよそ2年もかかっている。
しかし、そのことを逆にほめたたえる木枯君。
今まで気がつかなかったのは君が天才だからだ!
凡人ならばとうの昔に見切りをつけているところ。
信じている自分にこだわれるところが天才の証なんだよねと。
祐一君にとってそれは何にも増して大きな励ましになったに違いない。
そして、誰かのために曲を作ると心に決めた。
そして最初に思い浮かんだのがあの幼なじみ鉄男君。
はるか昔に彼のことを助けて力付けてあげたことがその後何倍にもなって祐一君に返ってきた。
その彼を東京に呼び寄せようと。
福島三羽ガラス召集
苦労するのはわかっていたが夢を実現するためにはこの3人が集結することが最も近道ではと。
今は新聞社で働いている鉄男君を作詞家として仕事をしてもらう。
そして彼の書いた歌詞に祐一君が作曲をする。
歌うのは久志君。
これが夢の完成形。
さて来週はコロンブスレコードの赤レーベル作曲家としての祐一君の真価が問われることになる。
もし曲ができないようならば前払いとなっていた報酬は全て借金としてのしかかってくることに。
結果としてそんなことにならないとは思ってはみるものの、物語がどんな進行具合になるのか、そこに至る興味は尽きない