くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ふりかエール はかなく散った祐一君の初恋🤣

 

あっさりと結末の出てしまった初恋物語

なんとなくオチは読めていたけれど。

解説の藤堂先生のコメントもちょっとあきれ顔だったね。

それにしてもまるでシマらない祐一君

あの音楽を諦めるあたりから軌道がずいぶんずれちゃったから。

さてここからどんなふうに立て直すのかな。

幼なじみの鉄男君のハッパが通じてくれるといいね

目次

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接吻大作戦は傑作(笑)

接吻大作戦

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何とかお近づきになりたい

 川俣銀行の皆さんの手取り足取りの講義もなかなか道に行っている

 

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いきなり接吻と言うことで 私で練習する?

なんともめちゃくちゃな議論もあったもので

この銀行員晶子さんは男女のことに関してなかなか経験豊富⁈

他の銀行員の男性たちはみんな独身の悲しさで、あまり経験した事はなさそう。

言うこともやることもちぐはぐなので、大体、男女が仲良くなるのに誰かの手ほどきが必要なのかね?

しかし暇な銀行員たちの集まりは祐一君をダシにすっかり盛り上がって、わざわざレストランにまでついてくる始末。

突然接吻するシチュエーションを画策しようとあの手この手。

しかし、さすがに大正末期から昭和初期の物語。

キスじゃないんだね。

大体、今ならばキスって言葉も死語じゃない?

今なら一般的に知られているのはチューでしょ

それに、そんなにいちいち身構える事でもあるまいにね🤣

深まる絆⁉️募る想い

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僕と付き合って欲しい(汗)

女性経験のない若い青年、ダンスホール1番の 売れっ子踊り子

この組み合わせはなかなかユニークだけれど、ウブな男の子は自分からは告白できないでいるところを踊り子の方からエスコートされて付き合いに至っている。

さて、祐一君には恋愛経験なるものはなかったようだね。

無防備でしかも一途な青年の話はすでに町中で噂になっているみたい。

もちろん茂兵衛おじさんの耳にも届いているようだ。

エールの物語の中ではこのエピソードはちょっと挿入的な意味もあるんだろうね。

物語はこの後、音ちゃんと言う本名の女性が現れるので。

実は、子供時代のエピソードの延長でもあるとも言える。

この踊り子志津ちゃんは、子供時代お金持ちを競っていたあの女の子、とめちゃん。

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この子有名な子役だよね

あの福島弁丸出しで

ウヂの方がおがね持ちだよ (笑)

このセリフがなんとも印象的だった。

エールの物語の面白さはこの福島弁の耳に心地よい響き。

人が澄ましてる感じがあんまりないので。

正直な気持ちがストレートに伝わりやすい。

特に銀行員の晶子さんの丸出しの福島弁は最高

シマらない仕事ぶり

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現金入りのカバンを忘れるなんざありえん(怒)

 さて、踊り子の志津ちゃんにすっかりのぼせ上がっている祐一君。

もともと暇な仕事だから、仕事に何か身が入るわけもなく、毎日ぼんやりと彼女のことを想像する。

さてそんな中で銀行で頼まれた仕事。

現金入りのカバンを郡山まで届けるとの大切な任務。

カバンは小さな手提げカバンだがそれでも大金が入っているような雰囲気がプンプン。

なんとこともあろうにこのカバンをそっくりそのまま乗り合いバスに忘れてしまうのだ。

とんでもない大失態。

物語の中ではこのカバンが無事に川又銀行に届けられている設定になったのだが。

この乗り合わせていった古い車は、銀行所有のものなのかな?

それならば銀行に戻ってくるのは理解できるけれど。

普通お金の忘れ物は運が悪ければ戻ってこないよね。

昔あったけれど1億円とか忘れる人もいる位だから。

結局誰も取りに来ることなく拾った人のものになったんだよね。

それにしても閉まらない話。

茂兵衛おじさんから力いっぱい叱られる。

女に何かうつつを抜かしてるんじゃね。

おめぇの嫁子はおらが見つける

おじさんなら当然それぐらい言うわな。

思いがけない鉄男君との再会

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俺は詩を書くことを諦めなかったのにお前はどうなってんだ?

夜の街の中で偶然会った若い男性はなんとあの乃木大将村野鉄男君

彼は福島県の出版社で仕事をしているようだ。

あちこちの取材を通して記事をアップしているらしい。

たまたま街で見かけた祐一君。

おめぇ何やってんだ ?

音楽はどうしたんだ?

昔おめぇに言われた言葉が唯一励ましになって、俺は今でも詩を書いてんだ。

一気にまくしたてられて全く返答できない祐一君。

家の事情で、家族を守るために銀行へ養子に来たのだと。

だから今は銀行員をやっているのだと。

しかし思い出の中ではあの藤堂先生の言葉が蘇る。

本当にやりたいと思ったなら全力でしがみつけば必ず道は開く

その言葉を信じて詩を書き続けた鉄男君。

あっさりと方向転換してしまった祐一君

鉄男君の夢は自分の書いた詩に祐一が曲をつけてみんなが歌うこと

しかし今となってはそれも夢のまた夢か。

厳しい指摘に、苦笑いでしか答えられない祐一君。

強烈!種明かし

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あんたなんか嫌い🖕🏾

この初恋物語には強烈な種明かしがあったね。

志津ちゃん=とめちゃん

かつてお金持ちだった自分の家も今は倒産の憂き目にあって 、自分は踊り子で男たちに媚を売って日銭を稼いでいる

初めてダンスホールにあんたが来たときに私はすぐに気がついたのに、あんたは私を無視した

ヘラヘラしているくせに他の人の事なんかまるで見下している。

あんたを懲らしめるためにわざと近づいたんだよ。

あんたを好きにならせて、そうして種明かしをしてバイバイする。

あんたみたいな人は大っ嫌い💔

そこまでまくし立てた志津ちゃん。

せいせいした顔で、祐一君から去っていくのだ。

大人になりなよ おぼっちゃま

強烈な捨て台詞だね。

それにしても彼女なかなか演技がうまい。

性格のいい人の役柄は意外と簡単な気がするんだけど、やっぱり俳優としての真骨頂は誰からも憎まれる悪人を演じることかな?

音楽抜きの祐一君ではまるでシマらない。