再放送のエールも紺碧の空に関わるエピソードはかなり引っ張っている感じがね。
ここまで苦労するのかと思うほどの長引きよう。
しかしあと1歩のところまで来ているのも間違いない。
実は、作曲家古山祐一には意外な壁が立ちはだかっていた。
それはほかならぬ自分自身の壁。
音楽に対する自分のスタイルをどうしても変えることができない。
そしてそれは残念ながら周りからは受け入れられていなかったのだ。
今回のエピソードはそこから1歩進むための重大な物語。
目次
里帰りした音ちゃん
どうすれば祐一君の力になってあげられるのか。
悩み抜いた音ちゃんは答えを見つけるために一旦里帰りすることに。
関内家の自分の実家は腹を割って話せる人たちがたくさんいる。
たまたま帰ってみたところが吟ちゃんが鏑木さんと一緒に訪問していた。
思い切って祐一君の苦境をみんなに説明することに。
そこで出た鏑木さんの意見はとても含蓄のあるものだった。
軍人は自分のために命をかけてはいない。
友達や家族や自分以外の誰かのために命をかけて戦う。
音楽家も基本的には同じ部分があるのでは。
ここに祐一君の抱えている限界を打ち破るための全てが込められている。
誰のために何を目的に作曲するのか。
驚くほどシンプルで1番最初に来るべき問いかけがここにあったのだ。
明快な回答を得た音ちゃん。
再び東京に戻ることに。
音ちゃんがいなくなると大慌てになる祐一君
音ちゃんがいなくなったことで大慌ての祐一君。
たまらず久志君を呼びつけて相談をする。
久志君の答えは明確だった。
きちんと作曲できれば音さんは帰ってくるだろう!
祐一君の答え
いや、僕には無理なんだ!
もし作曲できれば音さんが戻ってくるかも
それでもできないと言い張るのか?
さすがに答えに窮する祐一君。
状況が切迫していることを感じた久志君。
祐一君が作曲できるようになるまでこの家にとどまると言い出す始末。
やっぱり音ちゃんの内助の功
豊橋から戻った音ちゃんは真っ先に向かったのが早稲田大学応援部。
そこで団長の田中隆くんとサシで向き合う。
作曲家古山祐一を目覚めさせられるのはあなたしかいないと訴える。
田中団長の心からの訴えに必ず答えるはずだからと。
上手い下手も頭の良い悪いも関係ない。
どうしても作曲してほしい気持ちをあなたの言葉で伝えて欲しい。
実はこの説得が功を奏するのだ。
田中団長には中学時代の野球仲間がいた。
そのことについてつらく苦しい思い出が。
実は応援部に入るのもその友達を励ますために頑張っていること。
応援をすることで力をもらえる人たちがいる。
その人たちのために自分は全力で応援したいと必死で訴えた。
ついに団長の思いは祐一君に届く。
友達との話に心から感動した祐一君。
締め切りは明日までだったよね。
何か感動することが心の中に湧き上がってくれば祐一君の作曲は驚くほどの速さで進む。
種明かしをすれば明日の朝までに曲はできあがるのだ。
名曲紺碧の空。
今でも大勢の人たちを励まし続ける応援歌。
今日の物語はその名曲誕生の裏話。