いよいよ戦争が激しくなり、国民生活は厳しさを増していく。
食べ物も満足に手に入らない状況で、さらに様々な会合など、要求されることもとても多かったのだ。
古山家では、祐一君が音楽関係で戦争に大いに貢献していたが、音ちゃんはどちらかと言えば軍国婦人の会などの集まりに出る事はとにかく苦手。
のびのびと自分流の生き方が性に合っている。
時代はそういった個人の持ち味が抹殺されつつあった。
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婦人会も戦争そのもの
今までこの手の集まりへの出席を逃げ回っていた音ちゃん。
しかし姉の吟ちゃんが軍人さんの奥さんと言うこともあって、吟ちゃん自身がしびれを切らして連れて行くことに。
この時代は公の集まりを拒否すれば、場合によっては非国民のレッテルを貼られて、著しく不利益を被ることにもなったようだ。
食料なども配給との事だったが、ルール作りは担当者の胸1つでいくらでも変わってしまうようなそんなこともあったと聞いている。
お国のために全力で協力する姿勢が少しなりとも見えなければ、本来もらえるものももらえなくなっていた。
国民挙げての軍事訓練。
大体この時代で竹槍を準備するなど時代遅れも甚だしいところだが、こういった活動はそれぞれの町内会や婦人会の集まりで自主的に決めていたようだ。
空襲や、様々な近代兵器が使われる中で竹槍など一体どれだけの効果が。
私なども子供の頃にこういった話を聞いたことが。
でも、やっていた人たちは大真面目だったんだよね。
音楽教室は閉鎖
1人ずつ減っていった音楽教室の生徒たち。
最後に残ったのがハーモニカの弘哉君と華ちゃん。
しかし、無理をして参加していたらしく音ちゃんの方から忙しくないときに気が向いたら遊びに来てねと、音楽教室は一旦閉鎖することに。
全てが軍事教練でこの頃の日本は覆い尽くされていた。
兵器に転用するために、様々な金属を供したり、また戦地で頑張る兵隊たちに慰問袋なども盛んに作られていた。
これらは全て日本に残っていた婦人会等の人たちが行っていた活動。
私は、幼い頃に親世代からこういった話をよく聞かされて育った。
普通ではおよそ考えられないこと。
すでに日本は負け戦となっていて、どうすれば最小限の被害で撤退できるのかを模索すべきだったが、残念ながらそういったことは少数派の意見で、表舞台で検討される事はなかったようだ。
いよいよ家庭菜園
古山家でも食糧事情はいよいよ厳しく、自分たちでなんとかしなければならない時代に。
しかし、古山家の自宅は自分たちで買い取った不動産なので、中庭も狭いながら準備されている。
ここを家庭菜園に作り替えようとの発想。
家庭菜園をうまい具合に作ることができたなら、シーズン中の野菜はほとんど買う必要はなくなる。
実際に菜園を作っている私が言うのもなんだが、適当にやっても食べ切れないほどの野菜がとれる。
とりあえずこの時代だと、推奨されるのはイモ類や作りやすい葉物野菜になるだろうか。
この辺の野菜はそれほどたくさんの肥料も必要とせず、また病気にもかかりにくい。
野菜作りの世話で大切なのは、病気とか虫を出来る限り少ない労力で防ぐこと。
1番の良い方法は、あまり欲張らずに風通しを良い状態で作ることにして、可能な限り土作にこだわって良い土で作れば野菜自体の力で病気や虫をはねのける傾向にある。
逆にその逆で、菜園に向かない土だと作物は、すぐに病気になるし虫もつきやすい。
さて始まったばかりで、上手に野菜が取れれば言うことないのだが。
まとめ
今日のドラマの最後の方で豊橋に行ったはずの五郎ちゃんが突然訪れることに。
ひょっとしたら豊橋で何か問題があったのかもしれない。
五郎君にしてみれば古山家は故郷のようなもの。
ずいぶん懐かしそうに祐一君に抱きついていたけどね。
今日のエピソードは戦時中の暮らしぶりが詳しく描かれていたような。
音ちゃんには音楽挺身隊の案内も来ていたようだ。
とにかく国を挙げてすべて戦争へ結びつけるようなそんな活動として描かれていた。
今週はおそらくこういった戦争中のエピソードで終始するのでは。