がんばってオーディションで与えられた課題を演技してみる千代ちゃん。
舞台は山村千鳥一座の舞台稽古中のひととき。
さて、千代ちゃんにはある程度の長さのセリフが与えられた。
記憶力の良い彼女、思いのほか早い時間でセリフを覚えられたまでは良かった。
しかし、フタを開けてみたところ、どんなふうに評価されるのか。
結論から言うと、
試験に合格はするのだが、その後の展開は驚くべきもの。
目次
試験の様子 合格に至る理由って?
試験の論評は惨憺たるもの。
ひど過ぎる🤦🏻🤦🏻
要するに評価の対象にはならなくて、とにかく罵詈雑言の数々を浴びせかけられた。
それと、千代ちゃんが千鳥の足元ばっかり見ていたのも気に障ったらしい。
理由が着物の裾が少しほつれていたのでそれが気になったとのこと
その言葉を受けてさらに激怒する山村千鳥
みんなの前で恥を欠かせやがって!
散々なやりとりの後、
そばに控えていた清子さんに明日8時とだけ告げてその場を去る
その後、清子さんからおめでとう合格㊗️
と言われて手放しで喜びを隠せない千代ちゃん。
この段階では千代ちゃんは思いっきり勘違いをしたまま。
雇われた理由は雑用係として!
さて、翌朝 山村千鳥の自宅まで案内された千代ちゃん。
一対一で稽古をつけてもらえると思って喜びを隠しきれなかったが。
話を聞いてみるとどうも違うみたいだ。
はっきりと言い渡される
気が利きそうだから雑用係として
あんた以外に誰も応募して来なかったし
だまされたと暴言を吐く千代ちゃん。
すかさず、辞めるんなら今だよと山村千鳥
そこで持ち前の機転をきかせて千代ちゃんが、
やることやった後で時間が空いたら稽古をつけてください。
いいよ 時間が空いたらね
そんなやりとりの後毎日の雑用をこなすことになる。
いってみれば住み込みの付き人のようなもの。
師匠のところに弟子入りしたと思えばそんなものかと思わないでもないね。
大体、こういった古い日本の伝統的な世界では師匠がきちんと稽古をつけるなんて事はあまりないのでは。
要するに先輩や師匠の一挙手一投足から盗めと。
日々雑用に追われる中、ヘトヘトになってしまう千代ちゃん。
芝居の稽古とは程遠い毎日
毎日こなさなければならないノルマは、不思議なものが多い。
新聞の誤字を見つけること
四葉のクローバーを探すこと
その他にはありがちな掃除や洗濯
そして、出かけるときには付き人として付き従わなければいけない。
さらには、毎日信じられないほど部屋が散らかってしまう。
稽古どころか休む暇もない。
稽古の厳しさは度肝を抜く😨
稽古の時の暴君ぶりは目を見張るものが。
怒鳴り飛ばす。
ものを投げつける。
こんな状態では萎縮した劇団員たちがまともに演技や踊りなどできるはずもなく。
そばで見ている千代ちゃんもあっけにとられる有様。
べらんめぇ調でまくしたてる山村千鳥
演じている若村麻由美もかなり気合が入っているよね。
これだけはちゃめちゃな役柄を演じるのは役者冥利なのかもしれないが。
演技の大半は絶叫で占められるので、喉が枯れちゃうんじゃないかと。
関西のドラマはこういった極端な描き方をする場合が結構あったりする。
一見、たいしたストーリーもないように見えるがそれなりに物語が進んでいくので、何気なく見ているとほとんど何もわからないままエピソードが終わってしまう。
ネタバレで若干の予習をしているので少しはわかるが、私のような北国の田舎者だと簡単にはこのノリについていけないね。
山村千鳥一座 公演打ち切りの危機


何日か経った後、劇団員の清子さんが山村千鳥の自宅を訪ねてくる。
どうやら劇場から伝言を預かったようだ。
客の入りが悪いのでこのままだったら今月で打ち切りにすると。
要するにまたこの街を出てどこかに居場所を探さなければならない。
セリフのやり取りのニュアンスでうっすらわかったが、過去にも同じようなことを繰り返してきたような。
演目は他の劇団と同じように踊りや、寸劇等と思われるが、山村千鳥の個人の思い入れでやっていることなので、お客さんから支持されない場合も多々あるらしい。
清子さんの言い分としては、今流行の正ちゃんの大冒険をやってみないかと脚本や絵コンテなど持参してきたのだ。
かなり思い詰めた様子。
示された資料を見て、
そんなものは子供だまし
私は興味がない
早くしまってしまえ😤
まるで取り付く島なし。
ここまで暴君だと誰もまともに意見などできるはずもなく。
さて今日の物語はここまでだったが、この後どうなるんだろう。
劇団存続の危機でもあるわけで、千代ちゃんが果たしてこのままここで奉公できるかどうかも定かじゃない。
とにかく大阪のドラマ。
作り手の意気込みはひしひしと感じるが、受け止めるほうもそれなりに頑張って拝見しなければ、ストーリーを理解できずに話が進んでしまうことになる。