傍若無人でわがまま極まりない座長山村千鳥。
必死に耐えながら身の回りの世話をする千代ちゃん。
しかしこの一座にもどうやら厳しい現実がひしひしと押し寄せていた。
客の入りが悪いとのことで存続できるかどうかの瀬戸際に立たされていたのだ。
そんな中、座員の清子さんが新たな演目として脚本を持参したが。
まるで聞く耳を持たない千鳥。
そこから山村千鳥にまつわる過去の不思議ないきさつが語られることに。
目次
■□━━ 急げ、ドメインは早い者勝ち! ━━□■
■お名前.com
薮内清子(映美くらら)
こちらのきれいなお姉さん。
映美くららさん、宝塚の月組の娘役トップだった女優さん。
鍛えられた身のこなしは画面にも間違いなくすこぶる映える。
おちょやんでは山村千鳥に師事する座員のトップ清子さんを演じているのだが。
いつもの通り少しGoogleで検索してみたところ、もう彼女アラフォーなんだね。
彼女と同期で活躍していた宝塚俳優と言えば紫吹淳


宝塚出身の人は多いよね。
なんといっても関西圏の演劇なので、大阪系のドラマだとよく声がかかるみたい。
この彼女が役柄で山村千鳥一座の存亡に関わる機器を伝えに来たのだが、自分がこれはと思う演目を持参してみて、けんもほろろに突き返された。
ここまでして山村千鳥に尽くす理由は何なんだろうか。
今日のドラマの中で詳しく語られていた。
千代ちゃんキレる
山村千鳥のあまりに傍若無人な振る舞いについに千代ちゃんも堪忍袋の緒が切れる。
あんたのような身勝手な人に芝居を教えてもらう気にはならへん
こっちから願い下げや😤
この厳しいいきさつの前には、清子さんがけんもほろろに扱われるのをつぶさに見て、いくらなんでも酷すぎると感じた千代ちゃんの胸の内があったのだ。
親切に人がいろいろ手を差し出してくれるものを頭ごなしに否定するなんて。
千代ちゃんの今まで付き合ってきた人たちの中にもそこまで薄情な人はいなかったようだ。
本当にひどいなとみんなが感じたのは、あの父親テルヲぐらい。
杉咲花の切れる演技もなかなかのもの。
感情を爆発させる演技はこのドラマでは至る所で見られるので。
語られる千鳥の秘密
千代ちゃんの本来の働き口はカフェキネマ。
なんとそこへわざわざ清子さんが訪ねてきたのだ。
今日は散々な目に合わされたのでその憂さ晴らしと、千代への謝罪。
意外なことに山村千鳥を許してやってほしいと言っているのだが。
実は物語の設定でこの清子さん。
酒を飲むと性格ががらりと変わるタイプ。
ビールをぐいっと飲み干すと山村千鳥に対する罵詈雑言の数々。
あんなやつ、絶対に許さへん😤
酒でも飲まなやっとられんわ🤪
悪態の数々を吐いた後で、実はそれでも山村千鳥一座から離れられない理由を一言。
山村千鳥のことが大好きやねん。
千鳥の知られざる過去が清子さんの口から語られることに。
千鳥はかつてどうしようもない男と結婚していたらしい。
そしてそのあまりのひどい仕打ちに1度は自殺まで考えたらしいのだ。
しかし、思い直して死んだつもりでがんばってみようと役者に身を投じたらしい。
その時に、ふと足元を見るとたまたま見つけた四葉のクローバー。
千鳥にとってはそれが捨てがたいラッキーアイテムとなって今に至っているとの事。
なるほどあの四葉のクローバーにはそんな理由があったのだ。
ちなみに、四葉のクローバーは実は突然変異でできるものらしい。
普段は三つ葉。
草食動物が大好きでよく食べるやつ。
なぜか西洋の習慣でたまに出てくる四葉は幸運の象徴なのだそう。
よく押し葉にして持っている人いたかも。
再び弟子入り
清子さんから千鳥の過去を詳しく聞いた千代ちゃん。
夜そっと彼女の自宅の塀から中を覗いてみたところ、そこには全身汗まみれになって必死で稽古を積んでいる千鳥の姿が。
彼女は人知れず、寝る間を惜しんで自分自身の修練を欠かさなかったのだ。
とにかく狭い部屋で大汗をかくので、その都度着ているものを全て脱ぎ捨てて着替えることに。
その結果、翌日の朝は大量に脱ぎ捨てられた浴衣などが部屋の中に散乱することに。
千代ちゃんはその浴衣などを一生懸命洗っていたわけだ。
どうしてこんなに洗い物が出るのか疑問に思ったこともあったようだが今回はその理由がしっかり納得できた。
自分の一座の座員には驚くほどの厳しさで接していたが、全く同じ厳しさを自分にも向けていたのだ。
その姿を見て納得する千代ちゃん。
そこで思い立つ、この人にもう一度教えを乞おう。
しかし千鳥の性格からして一旦追い出したものまたどうぞと言うことにもなるまいに。
そこであの四葉のクローバーになったのだ。
千鳥が唯一心を和ませるアイテムが四葉のクローバー。
もう一度弟子入りを許してもらおうと土下座をする千代ちゃんをけんもほろろに追い返そうとする千鳥。
足で蹴飛ばそうと思って近づいたところ、湯のみの中に四葉のクローバーを発見するのだ。
その瞬間に一気に千鳥の心が溶ける。
今回だけは許す。
大変な進歩だよね。
大阪のドラマらしいオチが今週の最後できちんと語られたあたり、このドラマの完成度を少し評価しちゃった。
どちらかと言えば大阪のドラマは苦手な私なので、毎日ブログをアップするにもどこに注目するか意外と悩んだったりすることが多い。
今日はしっかりと的を絞って物語を味わうことができて、しかもどうやら私自身が大阪ナイズされつつあるかも。
それはそれでまんざら悪い気はしない。