引き上げてくるのに時間のかかった寛治君。
戦場でのヨシヲ君とのエピソードが詳しく報告された。
やはり、彼はお世話になった人たちを助けるために撃たれて亡くなっていた。
寛治君はヨシヲ君との約束を果たすべく日本に戻ってくる。
寛治君がメンバーに加わった鶴亀新喜劇。
万太郎一座の生き残り万歳と千兵衛、灯子も活躍の場を与えられて再出発がいよいよ始まる。
目次
■□━━ 急げ、ドメインは早い者勝ち! ━━□■
■お名前.com
寛治とヨシヲ
満州での様子を語り始める寛治君。
千代ちゃんが想像した通り、酒、博打、女 これが理由で最初の約束を果たすことができなくなっていた。
そして、満州の博打場でピンチに陥った時に助けてくれた人が。
それがなんとヨシヲ君。
ヨシヲ君とは知らずに、身の上話を始める寛治君。
自分の身分を明かさずに聞き役に回るヨシヲ君。


話していくうちに2人には共通点が。
それは千代ちゃんと一平君の知り合い同士だったこと。
寛治君が千代ちゃんたちに世話されていることを知ったヨシヲ君。
彼が約束を破ったことを後悔しているのを聞いて、
千代さんなら笑って許してくれるから。
心配せんで日本に帰りぃ😅
そして持っていた大切なお守りを寛治君に託す。
ここで初めて彼が千代ちゃんの弟ヨシヲ君なことに気がつく。
ヨシヲ君は何が何でも日本に帰るように励ましてくれた。
そして、自分はまだたくさんの人にお世話になっているので、その人たちを逃すために日本に帰るわけにはいかないのだと。
そして満州に残ったヨシヲ君。
千代ちゃんの家族はこれで全員いなくなった。
切ないストーリーだが、おちょやんの物語は驚くほど引き締まっていると感じる。
実際には浪花千栄子さんの弟さんには子供がいて、後に千栄子さんは養子に迎えている。
千代ちゃんに実の子供がいない設定は、物語的にはモデルをそのまま踏襲しているような。
ヨシヲからつないだ願い
このお守りのガラス玉を見せた瞬間にヨシヲ君の存在に気がつく寛治君。
自分にとってとても大切な人のかけがえのない身内がまさかこんなところにいるなんてね。
すでに、ヨシヲ君の事は千代ちゃんからよく聞いていた寛治君。
彼が、ヤクザで非道なことを繰り返していたことも知っていたはず。
このエピソードの1番の見せ場はヨシヲ君が寛治君を励ますシーン。
絶対許してくれる
俺みたいなひどいことをした人間でも許してくれたさかい。
2人とも、自分以外の誰かに真心を込めて役に立とうと心に決めている。
人として最も大切な部分をしっかりと学んでいることに。
千代ちゃんの無償の愛が彼らにしっかりと伝わっていたことを改めて感じさせる良いシーンだったね。
鶴亀新喜劇再出発
鶴亀新喜劇は万太郎一座からのメンバーが馴染めないでいたのだが、彼ら2人を受け入れられるきっかけになったのが寛治君の帰還。
どちらの戦地でしたか?
慰問で満州へ
インド方面 ジャワ島方面
戦地で苦労した者たちだけが分かり合えること。
もちろん、日本国内も空襲その他で、誰もが命辛々だったのだが。
やはり出征して外国へ行った人たちに比べれば、多少は楽に過ごせたように思われたのかもしれない。
その当時味わった全ての人たちの苦労は様々に異なっているが、しかし、皆戦争の犠牲者であることには変わりは無い。
個人的な意見だが、戦争で亡くなった人たちも生き残れた人たちも私の目には同じように戦争被害者として映る。
亡くなった人たちの無念の思い
生き残った人たちがこれから担う役割
その課せられた運命の重さに差などあるはずもなく。
ここからも個人的な意見だが、私たちはこういった人たちの子孫にあたる。
物語を見るにつけ、そんなことをふと考えてしまう。
今日のエピソードの中では台本を手直ししたと千之助に告げる一平君。
思わず食ってかかろうとする千之助だったが、思うところがあるらしく驚くほど素直に引き下がる。
台本は一平君によって後半ストーリーが膨らまされたようだ。
明日、今週のエピソードに決着がつく。
ネタバレはできないけれど、驚くほどの事実が語られるはず。