今日はテルヲ、サエ、千代、ヨシヲの竹井家の過去から紡いできた歴史が明かされる。
物語は鶴亀家庭劇が取材を受けているところにテルヲの借金取りがやってきて、テルヲと騒ぎを起こすシーンで始まったが。
昨日の物語で借金取りに突き飛ばされた熊田さんが警察を連れて戻ってきたのだ。
ここから始まるエピソードがテルヲの本心を明かしていくことに。
目次
この人は女優さんや わてとは関係あらへん
やっぱりテルヲの借金癖はまるで改まってはいなかった。
案の定、返すことのできない借金を繰り返し、逃げ回る生活を今の今までやっていたみたい。
その借金取りがこともあろうに千代ちゃんの劇団の取材現場にまで押し掛ける。
いつもならこそこそと逃げ出すべきテルヲだが、今回だけは全力で阻止しようと。
2人組の借金取りに全力で立ち向かっていく。
傍の椅子で頭から殴りつける。
そんなやり取りの中、警察がやってくるのだ。
思いあまって表に飛び出してきた千代ちゃんが必死で叫ぶ
テルヲ😡
そしらぬ顔で警察に平然と嘘をつくテルヲ。
もし、千代ちゃんと自分が親子なことをしられたらめんどくさいことになると娘を守ったつもり。
テルヲはそのまま連行されて留置所に。
岡安の旦さんの告白
岡安の旦さんが道端で倒れた時に必死で介抱して病院まで運んでくれたテルヲ。
その時、テルヲは旦さんをおんぶしながら盛んに話していた。
あんたは死んだらあかん
あんたが千代の父親代わりなんや
死んでもうたら千代が悲しむ
テルヲは旦さんの心配をしながら実際は千代ちゃんのことを必死で気遣っていた。
旦さん曰く
テルヲはんはあんさんのことを心から心配してはったで
しかし、その言葉を聞いても千代ちゃんは困惑するばかり。
千代ちゃんは幼い頃売り飛ばされた記憶が決して忘れられない。
このときのエピソードは強烈だったよね。
テルヲはこの時から自分の人生はあかんようになったと述懐していたね。
自分の幸せを追求することが他の人を不幸にしていることに気がつくことができなかったテルヲ。
不幸の始まりはその後とどまることなく続くことになっていたね。
一平君の計らい
ウチとは関係あらへんと言いつつ何をやるにも上の空の千代ちゃん。
一平君と千之助兄貴は台本の執筆で打ち合わせをすることも多い。
カンの良い2人の事、千代ちゃんの胸の内を既にしっかりと感じ取っているようだ。
テルヲはん ただの障害罪で釈放させたいらしいで。
ただ誰か身元引き受け人になってくれる身内が欲しいらしい。
それは暗に千代ちゃんにお前行って来いと言っているようなもの。
そんな中、食事の最中一平君は昨日の物語で撮っていたテルヲのポートレートを千代ちゃんに見せる。
写真を見ても表情1つ変えない千代ちゃん。
何を能天気に自分勝手に楽しそうに笑ってるんや(怒💢)
テルヲのことを考えると冷静さを失って怒りに縛り付けられる千代ちゃん。
一平君はそっとつぶやいていた
いらんかったら放ってもええで
好きにしたらいいんやさかい
一平君は千代ちゃんの胸の内をしっかりと察していた。
血を分けた親子をこのまま見捨てるような事は彼女にはできないはずだと。
そして最後にきちんと会っておくべきだと。
彼も、自分の父親のことで完膚なきまでに叩きのめされた過去がある。
それは彼自身の言葉で取り返しのつかないことと語っていた。
どんなにでたらめな父親といえども、親と子の絆は怒りのエピソードを乗り越えたところでつながっていると信じている。
親子
ほとんど無表情のままだった千代ちゃんはテルヲの面会に。
知らず知らずのうちに放ってはおけないと思ったのかも。
テルヲにしてみれば娘がこの場にいる事はまずいと感じつつも会えたことがことさら嬉しい。
15分のドラマの6分7分かけて描かれたこのシーン。
およそ朝ドラとは思えないほどの激しい感情のぶつかり合い。
テルヲは千代ちゃんが生まれた頃の思い出を語って聞かせていた。
ワイとサエの子どもに産まれてくれておおきに
こんなお姫様みたいな子が可愛いて可愛いて。
嬉しくてしょうがなかったと。
生まれて以来の様々なエピソードを考えるとテルヲには怒りしか湧いてこない千代ちゃん。
今更謝られたってどうしようもあらへん
今頃いい子になって何をしたいんや!
テルヲの本心はなんとしても娘に幸せになってほしいのだ。
そのためには自分の命を差し出して犠牲になることもまるでいとわない。
そして、今まで散々非を重ねたことをひたすら謝るしかなかったのだ。
謝られて許せるものならこんなに苦しむ事は無いはずの千代ちゃん。
これからもずっと恨み続けていくやさかい(😭)
自分の気持ちをぶつけてみたところで何一つ心が晴れることのない千代ちゃん。
泣きじゃくりながら心の中でつぶやく
おかぁちゃん ウチどうしたらいいんやろ(泣)
今日のドラマはここまで。
物語の作者はなんとしてもこの親子の胸の内のぶつかり合いを描きたかったり違いなかった。
忖度なしで全力で罵る娘と自責の念と後悔で押しつぶされそうな父親。
物語は明日決着する