くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

おかえりモネ 合格率5%気象予報士試験最初のチャレンジは?

 

物語は2015年1月の最初の気象予報士試験を受けたときの様子が中心に語られる。

試験を受けるのはモネちゃんだが、本人以上に熱が入っているのが菅波先生。

試験の5日ぐらい前になると、本人以上に気合が入る。

モネちゃんはどちらかと言えば勉強する事は苦手。

菅波先生は若手のお医者さんで、頭脳明晰なことにかけては誰もが認めるところ。

しかし、おかえりモネではなんとなく弱点も持ち合わせた存在として描かれる。

医者としてのこだわりもあるみたいで、自分流のやり方を貫こうとする。

試験が終わった直後に至るまで、モネちゃんを非常に心配していた菅波先生。

結果発表に至るまでに、さらにいくつかのエピソードも描かれることになった。

喫茶店のマスター田中さんはどうやら病状がさらに深刻で、起きて歩くこともままならない状態。

そんな中、一旦は発注されたテーブルと椅子の注文がキャンセルされる事態に。

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試験まであとわずか 頑張らんといかん

目次

お名前.com

試験勉強に対する熱意

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このぐらいの事は即答していただかないと…

モネちゃんの立場としては通常の業務が終わってから気象予報士の勉強をしている。

傍で見ていても、スイッチの切り替えは結構難しいだろうなと勘ぐってしまう。

こういった二足のわらじを履く事の出来具合は、どのくらいのモチベーションを持ち合わせているかによるだろう。 

対する菅波先生は、日中医者としての務めを果たしつつも夜 別立てで勉強することにいささかの不都合も感じていない。

もともと秀才なのだ。

複数の事柄をスイッチを切り替えながら同時にやっていくことぐらい、なんて事は無いんだろう。

彼の弱点をもしあげるなら、それは相手の心を察してやることに若干の不足があるかも。

試験5日前の状況でモネちゃんの準備の具合は若干の厳しさがあった事は否めない。

思わずそのことに不満を漏らす菅波先生。

モネちゃんはそんな辛辣なやり方にさすがに不平を漏らしてしまう。

菅波先生はうまくいかない人の気持ちを理解できないでしょ

しかし、菅波先生も負けてはいない。

言っている意味はよくわかる。

しかし、そういったことを自分の準備不足の理由付けにするのは感心しない

なるほど痛烈なやりとりだわ。

言い争えば、さすがに勝ち目のないモネちゃん。

いざ試験当日

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山のように届くLINE 引いちゃうなぁ

試験当日の朝、山のように届くLINE。

それは単なる励ましの内容ではなく、最後まで受験に対するノウハウ。

受験のやり方について事細かな指示が。

それって本人にしてみれば落ち着かないことになるよね。

この辺をありがたいと思って素直に実行できる人は、もともと能力的に優れたものを持っている人。

モネちゃんはあくまで普通の女の子なのだ。

たたみ込むように指示されても、それをそのまま実行する事は難しいと言わざるを得ない。

しかし、試験が始まれば1人で対応する必要が。

できる範囲内で努力するしかないだろう。

菅波先生は試験が終わった日の夜おそくまでカフェにいて、モネちゃんの帰りを待っていた。

人ごとのはずが、彼にしてみれば気が気じゃなかったのだ。

彼は気がついていないけどモネちゃんのことが大好き。

知らず知らずのうちに骨を追って力になってあげようとする。

ただし、ドラマを見ている人は誰もが感じるように人同士のやりとりに驚くほど不器用。

そのちぐはぐさ加減を2人の役者が渾身の演技で表現。

このドラマの面白さはこういったところに現れるだろうな。

田中さんの気になる病状

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肺がん末期 立って歩くこともままならない

田中さんから注文のキャンセル依頼が届いた。

電話をしても通じないと言うことで、モネちゃんが直接喫茶店まで赴いて様子を伺うことに。

そこにいたのは、病状がすこぶる悪くて立つこともままならない状況の田中さん。

末期の肺がんでいよいよ調子が悪い。

酸素マスクをつけているが、それでも酸素濃度が足りている風にも見えなかった。

実は彼が末期の肺がんな事は菅波先生と本人以外は知らない。

モネちゃんは喘息のせいでここまでひどくなるのかしらと素朴な疑問を抱く。

実は、田中さんとモネちゃんのやりとりから本当の病状が少しずつうかがえるようにもなっているね。

田中さんは1枚の蓮の花の写真を目の前に置いて、今年はもうこの蓮の花を見に行けないと訴えていた。

物語は2月頃の様子なのであと数ヶ月後の話のはず。

そこまで生きていられないことを実感しているような口ぶり。

そばにいたモネちゃんもかなりの疑問を抱いたに違いない。

夏まで命がない状況ではテーブルを注文する意味もないとの訴えは、ある意味理解はできるが、およそ納得などできるはずもなく。

なぜ半年しか生きられないの?

彼女の中にはそのことが大きな疑問として渦巻いている。 

菅波先生の医療にこだわるポリシー

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とにかく入院していただかないことには

菅波先生のもとに送られてきた田中さんのカルテには肺がんステージ4としっかり書かれていた。

そして本人が積極的な治療を求めないとなれば、菅波先生は自分の出番はないと考えたようだ。

モネちゃんの問いかけにも自分の医療スタイルをかたくなに曲げようとはしない菅波先生。

実はこの後この2人には重大なやりとりが予告編の中で描かれていたよね。

菅波先生はひょっとしたら末期の医療で何かトラウマになるような事件が過去にあった可能性が。

詳しい事はネタバレの中にも一切描かれてはいないので、私の勝手な憶測だが。

しかし、自分の親しい知り合いがこんなふうに苦しんでいる姿をモネちゃんは放っておくことができない。