朝の報道番組にもピンチヒッターとして駆り出されたモネ。
2時50分に出社した後、テレビ局で朝の報道番組「あさキラッ」に気象予報士として参加。
物語の中で描かれていたのは、黄砂予報を優先するか、ローカルだけれど東北の強風警報の懸念を伝えるかどちらか迫られる事態に。
気象キャスターとしての朝岡さんの立場ではどうしても全国ネットの話題を優先させるしかないが、気象予報士としては今迫っている危険について知らせないわけにはいかない。
どうすれば強風警報の情報をうまく伝えることができるのか思案のしどころ。
そんな時、昨日の番組では2分半の天気予報コーナーが緊急ニュースで飛ばされたエピソードが語られたが今日は逆。
あらかじめ想定していた大きなニュースが放送されなくなったことを受けて2分半の時間枠が天気予報に回ってくることに。
臨機応変な対応が求められるところだが、ぶっつけ本番でおよそ2分の天気予報ネタを披露しなければならない。
目次
莉子ちゃんの葛藤
莉子ちゃんの担当は中継気象キャスター。
要するに本家の気象キャスターはスタジオで様々な説明をするが、ニュース番組などではよく外からの中継が入る場合が多い。
その時、その都度外に出て行って状況を説明するのが中継キャスター。
男女ともにこなせるけど、一般的には女子が多いよね。
この中継キャスターがどんな容姿なのかは、我々視聴者が見る以上に重大なことらしい。
莉子ちゃんは自分のビジュアルを盛んに気にしていたし、ディレクターの高村さんが声をかけてくれたことに対して、自分の服装をきちんと批評してくれたことをとても嬉しがっていた。
そうは言っても、彼女にはどうやら欲求不満がかなり根深く巣くっていそう。
自分の身分の不安定さはお気に入りなはずもなく。
もっと安定した確かなものを求めているフシが。
天気予報の優先度


ニュース番組の中の天気予報は、大抵の場合 全国を対象として報道される場合が多いだろう。
ただし、局所的に大きな災害が予想される時とか、現在進行形で何かが起こりつつあるときにはその部分の情報伝達が優先される。
今回の物語の場合、黄砂の飛散予報が全国的にはメジャーな話題。
しかし、気象予報スタッフの中には風の専門家内田君がいる。
彼は、東北地方に強風警報が出ることを予見していた。
それは気象庁よりも早い正確な読みで、ほぼ間違いなく強風が吹くことが想定された。
ただし、その情報が確定かというとそうではないんだよね。
ここがなかなか辛いところで、これから起こるかもしれないローカルな情報はなかなか取り上げるには至らないようだ。
番組プロデューサーとしては確定した情報のみを伝えようとする強い姿勢が。
高村さんが朝岡さんの意見を却下したのもその辺にあるようだ。
朝岡さんの提言


朝岡さんは急遽気象のスタッフを集めてみんなに提案をする。
自分の立場としてはこれから起こるかもしれない強風警報についてはどうしても制約があって話す事はできないが、中継キャスターならできるのではないだろうかと。
つまりリアルタイムで起こること、これから想定されることを現場の声として届けることができる。
しかも、今回の放送は中継キャスターにおよそ2分ほどの放送枠が突然やってきたのだ。
その2分を利用すれば大抵の言いたい事は伝えられるのではと。
朝岡さんの提案に最初は戸惑う莉子ちゃん。
しかし、直後ににっこりと笑って引き受けてしまう。
私 こーゆーの大好き😘
精一杯の負け惜しみには違いないが、彼女のこの物語の中での立ち位置がよく表れている。
向こう気が強くて決して人に弱みを見せない。
そしてほどよく備わった自分自身のプロデュース。
どうすれば自分がみんなに上手に伝えられるのかをいつも気にして、仕事をしている。
引っ込み思案でおどおどするモネちゃんの間逆の性格と言っていいかも。
中継キャスターだからできること
実は、今日の放送の中では核心部分はまだお預けと言うことになってた。
2分の枠をなんとかしようと頑張るモネたちスタッフ。
種明かしはされていないが、莉子ちゃんの横にはかがんだ状態で控えるモネ。
そしてその両手にはなんと社長から預かったパペットたち。
この2つのぬいぐるみにきちんと名前をつけていた。
そして始まったのが中継キャスター莉子ちゃんとこさめちゃん、傘いるかちゃんとの会話。
周りのものは一体何が始まったのか驚きの表情を。
今日はここまでで終わっちゃうんだよね。
しかし現場のスタッフが追い詰められて編み出した苦肉の策がこの2分間に込められるようだ。
明日の放送を見て確認するしかないよね。
ネタバレはしたくないけれど、強風警報の話を巧みに取り入れる内容のはずだと思うんだよね。
一体どんな策を準備したんだろう。