くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

虎に翼1週間振り返り 事実は小説より奇なり

なんとも盛りだくさんな1週間だった。

正直なところ、今回の朝ドラは最初の数日間はどんな物語なのかも定かではなく、ぼんやりした印象。

しかしここへ来て物語の方向性は驚くほどの明確さで、設定その他申し分なく描かれているような。

今週その思いはピークに達した。

週の始まりは法律家を目指すための女生徒が後半の3年間の勉強が始まる内容。

男女共学の設定になるので、新たな登場人物も物語に加わりより奥行きを増したなと。

そこから普通に生徒たちの交流が描かれるものだと思った途端に汚職事件がぼっ発。

そこではなんと主人公の父親直言が逮捕される事態に。

そしてその事件が実際にあったことに基づいて描かれていると知ったときの驚き。

よく考えてみると、この物語は女性で初めて法律家を目指す人のストーリー。

主人公やその周りの人たちが、実際に裁判において当事者となって登場してくる設定なら物語的にはこれ以上のわかりやすさは無い。

考えれば考えるほどうまい具合に作り上げられていると感心。

何よりも次に来る物語がどんな展開になるのか楽しみで仕方がない。

寅子には大勢の仲間がいる😍

目次

明律大学法学部本科

男女協力して調べ物

物語では明律大学女子部法科は1期生と2期生が在籍。

1期生80名は今は2名しか残らなかった。

2期生も寅子たち5名のみが在籍。

驚くほど狭き門と言わざるを得ない。

3年間過ごした後は男女共学となって校舎も今までとは全く別。

男子生徒たちは女性とが加わることで何かと気になることも多いようだ。

寅子たち女子は、男子たちに混ざって法律を学ぶことでより緊張感が増すような。

物語的には新たな登場人物が加わることになる。

花岡君 イケメン枠で登場するがちょっと勘違いの部分も

物語的には新しく登場する花岡君と寅子の恋バナっぽい話も加わってくる。

なぜか彼は寅子に好意を抱いているような。

そこは設定でどうにでもなると思いつつ、最初から素直に恋心を告白できるわけではない。

ハイキングの途中靴擦れを起こした寅子を優しく介助

花岡の友達として轟がいる。

彼はこの当時のバンカラ学生の雰囲気。

粗野な雰囲気だが心優しい青年

彼は物語が始まった頃から他の男子生徒とは少し違った印象。

女性とたちにも理解があるような。

ただし、轟と山田よねはなぜか相性が悪く会えばいがみあっているような印象🤣

よねには複雑な事情があったよね😓

この2人は案外物語が進んだ後では意気投合しそうな雰囲気がないでもない。

男に対して決定的な不信感と憎しみを抱いているよねと底なしのフェミニスト轟は物語的にも良いカップルになるんじゃなかろうかと勝手に思っているが。

男子と女子の性差は時代背景に基づく

男はマウントを取りたがる生き物🤣

男子生徒たちは、女子生徒はやがてリタイヤしていくものと思い込んでいたようだ。

そこはどうしても男性は優秀で女性は劣る生き物だとの思い込みがある。

この時代、女性は結婚して家庭に入り、夫を支え、子育てをする生き物だと世の中全体が思い込んでいた。

今とは全く価値観が異なる。

寅子たちはそんな中で女性の自立を目指す先進的な存在。

1部の男性と彼女たちだけが女性の社会進出を目指していたような。

それ以外は男性も女性も含めて、日本人が昔から信じてきた価値観に基づいて生きている。

寅子の家族で言えば、母親とか兄嫁の花江が典型的な例。

寅子と父親直言や書生の優三は新たな価値観を認めている雰囲気。

寅子は孤独な我が道を進んでいるように見えて、周りには大勢の仲間たちが存在。

寅子本人は自立心も旺盛で向学心にも燃えている。

今はまだ語られていないが、寅子には苦手な部分も存在する。

それは強く言い寄られると何も言えなくなってしまう。

物語の中では はて?が彼女のポイントとなるキーワードとしてよく用いられるがこの持ち味を発揮するためには、どうやら条件が必要なようだ。

はて❓

追い詰められていないこと。

冷静に考える時間があること。

この2つが外せなさそう。

共和事件との関わり

家宅捜査 傍若無人な振る舞い執行官たち

物語の中に突然登場してきた汚職事件。

共和事件と呼ばれたインサイダー取引に関わる贈収賄事件。

当時の内閣が総辞職し、逮捕者が16名も出るとんでもない汚職事件。

逮捕者の中には、なんと寅子の父直言も。

事件には裏がありそうだよね😔

物語で描かれた共和事件は実際には帝人事件として伝わる。

いろいろ調べてみると、どうやらこの事件は当時の内閣を転覆させるために、別の政治家が企てたでっち上げ事件とのこと。

政治的な争いは今も昔も基本的には変わらないんだろうね。

家族を救うためにできること

花岡君 勇気を出して寅子のところへ参上

花岡は好意を抱いている寅子のために何ができるかいろいろ考えたようだ。

父親が逮捕されて予審の始まる前に弁護士を決めなければいけないが、なかなか良い人が見つからない。

骨を折ってくれているのは優三。

しかし、勝ち目のない戦いを引き受けてくれるような有能な弁護士は、簡単には存在しない。

梅子は自分の夫に直言の弁護を頼んでいたが断られた

検察が立件したと言う事はそれなりの自信があるからで、有罪はどうやら間違いなさそうな雰囲気。

そのことを察した花岡は最も頼もしい助っ人を寅子の前に。

運動は苦手 腰痛持ち 穂高先生😅

ひょっとしたらネタバレになるかもしれないが、直言の弁護を引き受けてくれたのは猪爪親子の恩師穂高先生

来週は裁判の様子が詳しく描かれると思う。

ネタバレついでに言っちゃうと史実からみて全員が無罪になる可能性が高い。

なんといってもでっち上げな事件だったので。

しかし、裁判を題材にしたドラマだから様々な紆余曲折が描かれるんだろうね。