今週のエピソードの最後のオチが今日の放送になる。
物語は様々なエピソードが同時進行しているので、どこが本名のストーリーなのかいまひとつわからなくなっている人も多いかもしれない。
しかしこの物語は、ある意味叙情詩のようなもの。
今から5年前の東京で1人の女の子が周りの人たちとどんなふうに暮らして、どんな仕事をしたのかを彼女の気持ちを通して描かれる。
そのベースになっているのが2011年の東北大震災。
自分が何もできなかったことに対してその罪滅ぼしのつもりで日々頑張ってきたモネ。
そのモチベーションの出発点にものの見事にダメ出しをされたことから、新たなストーリーが。
さて車いすマラソンランナー鮫島祐希。
彼女を中心とした物語がこれからの新たな展開の元になる。
目次
車いすマラソンランナー鮫島祐希
激しいトレーニングを積む鮫島さん。
限界まで自分を追い込むトレーニングぶりを見て思わずたじろいでしまうモネ。
しかし鮫島さんは事もなげに言ってのける。
私は純粋に自分のためだけに練習してる。
とにかく勝ちたいんや❣️
朝岡さんは彼が負けた事は彼のみならずチーム全体の敗北の原因を作ったようなもの。
鮫島さんは朝岡さんと自分を比べてみて思う。
それに比べれば私は気楽。
自分のためだけに戦っているから。
その言葉を聞いてみても純粋に自分自身を限界まで追求する鮫島さんはモネにはとてつもない存在に思えた。
アイシングの手伝いをしながら、自分はどうなのかと問い詰める。
本当はチームに専属ドクターが欲しい
選手のサポートをするのに気象班だけではどうしても及ばない部分がある。
普通有力な選手には専属のドクターがついていて、血液検査とか尿検査をして疲労具合など細かくデータをチェックするらしい。
今のオリンピックでもそういったドクターたちが、悪い方面で力を出せばドーピングってことになるんじゃなかろうか。
ちなみに旧ソ連を始めとする 東欧諸国はドーピングの温床としてかなり有名だった。
今回のオリンピックでもロシアは国としての参加は認められていないはず。
今参加しているロシア選手たちは皆オリンピック委員会とか別な名称で参加資格を得ているはずだ。
今のスポーツは医者なしでは運営できない事実も。
さて、考えてみてふと思いついたモネ。
菅波先生が居るやん😅👏
周りのメンバーもそんなわかりやすいモネの反応に期待しちゃうんだよね。
この後のチームサメジマはどうやら専属ドクターをなんとかするような話に向かうような。
モネの知り合いの医者は菅波先生だけ
まず最初にしたのは菅波先生にメールをすること。
そこで丁寧にチームドクターのオファーをするんだけれど、まず連絡をくださいとそのことだけ。
このメールを受け取ったのは登米。
ここにはモネの応援団が存在する。
こんなに大勢ギャラリーがいるんじゃ、断るに断れないよね。
菅波先生としてみれば、東京と登米の往復で新たな仕事を引き受ける余地は全くないとの事。
引き受けられません🙇🏻♂️
しかし、そんなふうに断ってはみても、周りが素直に許すはずもなく。
とうとう話だけでも聞かなきゃいけないような事態に。
菅波先生の語る“麻薬”の意味
東京の汐見湯。
仕事帰りのモネは菅波先生とばったり出会ってしまう。
こちらに出入りする人はほとんど家族同然の扱いを受けているところがかなりユニークな設定。
コインランドリーを使うために来たところがお茶でもどうぞの言葉と引き換えに留守番を頼まれているらしい。
改めて専属ドクターの話を断りながらもモネの質問に答える 。
あなたのおかげで助かりました。
この言葉は、自分が価値がないと思っている人にとって、大変な喜びと快楽をもたらしてくれる。
ひょっとしたら自分にはきちんと値打ちがあるのではと思わせるのだ。
そして一度味わった快楽はさらにまた味わいたいと思うように。
そこから先は誰かの為にが姿を変えて、自分のためだけになってしまう危険性が。
菅波先生はその後ぼそっとつぶやいていた。
私はそのせいで1人の人生を奪った。
今週の物語はここで終わりだが、モネの根深く抱えているトラウマへの問いかけがさらに続いている。
自分は何もできなかったと責める気持ちは少なからず持っている人が多いのでは。
そのための罪滅ぼしの行動が、誰かの為を装いながら結果として、自分のためにしかなっていない。
自分のためだけにと思って行動することも、めぐりめぐって誰かの役にたつことがあるのかもしれない。
今週はそんなことが物語のエピソードとして描かれたはず。
おかえりモネは前の週の最後で次の週に係る予告編のようななぞかけがなされるのも最近のパターン。
既にネットでは来週の予告編も検索できるようだ。
どうやらチームサメジマが物語の中心になりそう