太平洋戦争が始まる直前のエピソードと言うことで、この頃の世の中は様々な物資が配給制になりつつあった。
砂糖等は高級品として簡単には手に入らない。
お菓子屋さんは砂糖が命なので、経営自体もだんだん厳しくなる。
そんな中、大阪のダンスホールで働いていたはずの長男算太がふらりと舞い戻る。
聞けば働いていた店が閉鎖になったらしい。
ダンスと言う言葉もおそらく敵性外国語に認定された可能性が。
英語をまともに使えない時代はもうやってきていたのだ。
そんな中、今日描かれたのは雉真繊維の今後の活動の仕方とか、兄算太が大阪で何をやって、何を背負って帰ってきたかが詳しく語られることになった。
やっぱりね、世の中そんなに甘くは無い。
目次
橘菓子司
砂糖が自由に入らないとなると店の商売のやり方も見直しが必要になってくる。
荒物屋のボク 吉右衛門くんは最中がお気に入り。
しかし橘家では、最中はたくさんの砂糖を使う割には売れ筋商品ではなかったので、製造をやめたとのこと。
最中が手に入らないことで、激こうする荒物屋の旦那。
平謝りに謝る金太。
しかしここの吉右衛門くんはとにかくよくできた子供。
詳しい説明をしながら、別なお菓子を購入してくれた。
こんなにも物わかりが良い子だと、両親だけでなく周りのものもほっこりするよね。
算太 帰還
荒物屋がちょうど最中を買いに来ている最中にふらりと帰ってきた算太。
大阪での様子を自慢げに説明しつつも、現在は失業中のようだ。
お菓子屋さんになるような修行をしたいと若干匂わせてはいるが、それが口先だけな事は周りの者はみんな気がついている。
物語の中の彼のキャラクターは、
いい加減
無責任
自分勝手
人から嫌われる3拍子が見事に揃っている。
家に帰ってきても、手伝いをするわけではなく、フラフラしているばかり。
どうやらなんとなく曰く付きな様子でもありそう。
安子ちゃんときぬちゃん
算太が帰ってきたことで理由はともかくなんとなく心が楽しい安子ちゃん。
どんな形にせよ、彼女にとっては優しい兄なのだ。
しかし、安子ちゃんときぬちゃんが会ったときに話題になるのはやはり彼氏の話。
稔君はいつ帰ってくるの?
その頃稔君は父の紹介で軍人と面会していた。
軍の方へ雉真繊維からの納品を2倍にしてもらえる取引話が持ち上がっていた。
この頃は軍隊関係の取引をしていた商売はかなり羽振りが良かったような。
それは軍服や刀、後は馬具などが相当する。
この辺の物語はエールで詳しく語られていたような気がするね。
さて、いつぞやデートで使った喫茶店。
マスターはおはぎを絶賛していたけど、息子は残念ながらふられたような🤣
この後、この喫茶店でもコーヒー豆などは手に入らなくなることが予想される。
物語では深刻な描かれ方はしていないが、物資不足はだんだん生活に大きく関わってくるのだ。
算太 勘当😤
今日の最後で算太の秘密が暴露されることになる。
彼が口先だけの人間な事はよくわかっていたが、ここへきてあちこちに借金があることが判明。
借金取りに追われている身の上なので身辺は常に注意を払っているようだ。
とっとと雲隠れをきめこんで表には出てこない。
借金取りから事情を聞いた両親。
とりあえず言われた分のお金は建て替える形で返済することになる。
金太はとうとう声に出して宣言する。
算太は勘当‼️
二度と橘の敷居はまたがせん😤
これでしばらくはこの物語には登場してこないだろうな。
しかしそうなったときに、この店の跡取り問題が発生してくるのだ。
あと、残ったのは安子ちゃんだけ。
昔そんなやりとりがあったけど安子ちゃんが養子を迎えてこの店を継ぐと言う。
どうやらそんなことが真面目な話として表面化。
雉真繊維の稔君は跡取りになるので、安子ちゃんとは一緒になりにくいのでは。
この辺はまだ憶測に過ぎないから、これからの物語展開を見るしかないんだけど。
しかし、予告編の映像にあった通り、稔君と安子ちゃんは間違いなく相思相愛の恋仲。
これを簡単に諦めることにはならないだろうな。
2人は文通をしつつ関係をしっかりと温めて育てている。
物語が始まった時から算太が橘菓子司を注いでいけるようには描かれていなかったので、,家督相続の話が持ち上がる事は容易に想像できた。
3人のヒロインの、初代の物語になるので、あまりたくさん時間は残されていない気がする。
この先どんな展開になっていくんだろう?