くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

カムカムエヴリバディ週間の振り返り 恋の行方と戦争

 

文通で愛を育む形の昔ながらの恋愛関係。

稔と安子。

2人は思いがけない出会いから、英語を通じてお互いのことを認めあい、そして遠距離恋愛を文通の形で継続してきた。

しかし、そんな2人の関係はやがて周りの知れるところに。

橘菓子司には本来なら跡継ぎになるべき「算太」がいたのだが、残念ながら彼は借金などでとてもその任を負えなくなってしまう。

さらには、昭和の初めごろから始まった戦争が徐々に拡大しつつ、国民の生活も厳しく切ない制約がかかるように。

安子ちゃんにはお菓子屋さんを継ぐべく縁談話が持ち上がる。

家のために縁談を受け入れようと決意する安子ちゃんは最後に、最愛の人稔君と会うべく大阪へ。

その結果、すべてのことが明るみに出てしまった。

逆風の中、2人がどんな行動をとるのかが今週の重要なポイント。

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なんとも微笑ましい2人の身長差😍❤️

目次

お名前.com さとふる

安子と稔

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2人で眺める夕日 お互いのことがとても大切🥰

文通をしながら大阪と岡山の遠距離恋愛を続けていた2人。

2人とも英会話教室のラジオ放送を欠かさず聞いていた。

手紙のやり取りのみが2人のコミュニケーションのもとになる。

そして、相手のことを大切に思う気持ちは文面の中に英語の文章が混ざることも時々。

手紙の内容はたわいもないことが主なことになるが、お互い顔を合わせて会ってみたところで話す内容はそんなことに終始したはず。

2人とも立場が明らかに違っているが、英会話を勉強する点では、先輩後輩の差はあるけれど同じような情熱を持っていたと言える。

縁談話

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砂糖製造会社の次男さんや どや⁉️

時代は戦争に突き進む日本の歴史の中でも最も厳しい生活が強いられた頃。

欧米諸国と敵対していた日本はやがて輸入製品等がままならなくなり、徐々に生活必需品も手に入れにくくなってきたのだ。

特にお菓子屋さんでは最も大切な材料砂糖が手に入りにくくなった。

ちなみにこの頃、橘家では、跡継ぎとされる算太があちこちに借金をこしらえて、家を勘当されて出入り禁止になっていた事情がある。

お菓子屋さんの跡継ぎを考えたときに、頼りになるのは安子ちゃんだけ。

つまり、養子を迎えて後を継いでもらう魂胆

家の手伝いを毎日欠かさず行っていた安子ちゃんは、そんな我が家の事情が手に取るようによくわかる。

父親から提案された縁談話も、困惑してどうしていいのかわからないながらも、様々な事情を考えると自分が受けるしかないんだろうなと心を固めつつあった。

ちなみに彼女の両親も見合いで一緒になった間柄。

おじいちゃんとおばあちゃんだけが恋愛結婚だと。

そんな事はともかく自分の胸の中には思い詰めている人がいるのに、その人との関係を諦めて見ず知らずの誰かと結婚しなければならない。

そう思うといてもたってもいられずに岡山から大阪の稔君の下へ会いに行くことに。

遠距離恋愛

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全く予定になかった橘家訪問

突然大阪を訪ねた安子ちゃん。

おそらく「これが最後なんだ」と言う思いがそれとなくオーラとなって身に漂っていたに違いない。

そのわずかな変化を稔君はすぐに感じ取った。

本心を明かさない安子ちゃんが帰るときにこっそり別の急行で岡山まで追いかけたのだ。

遠距離恋愛とは言え、2人の胸の内はお互いのことを信頼して気心が知れている。

もし何か変化があればすぐに感じ取ると言うもの。

岡山で合流した稔君は安子ちゃんから詳しい事情を全て聞き出すことに。

そしてすごいなと思うのは聞き出したその足で橘家を訪れたのだ。

安子さんとのお付き合いを認めてください。

ずっと彼女と一緒に歩んでいきたい。

正直な気持ちを堂々と告白。

周りにいた橘家の家族たちも圧倒されるような威厳と気高さが漂っていた。

お父さん以外の全員は申し入れを大いに納得した形でうなずいたが、

お父さんのみは申し入れを却下。

安子を橘から出すわけにはいかん😤

ここでみんなが心配するのはやっぱり身分の差。

片や岡山を代表する繊維産業の跡取りと、しがないお菓子屋さんの娘では釣り合いが取れない。

何よりも稔君の実家雉真家にはまだ何の話も通じていないのだ。

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稔君の発言は安子ちゃんもびっくり

しかし、潔く正々堂々と自分の気持ちを述べるあたり、稔君の男らしさが際立っていたね。

事情が許せば一緒になれるはずの2人だったが、結果としては前途多難。

しかも、安子ちゃんを好きなのは稔君の弟勇君も

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甲子園大会が中止になってすっかり意気消沈

兄弟で彼女を取り合う格好になってしまう。

兄弟で恋敵の関係なんてこれもまた切ない話だね。

来週の予告編では、兄と弟が激しくぶつかる場面も描かれていた。

戦争の影が全てを狂わせる

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大本営発表😰

ついに1945年12月8日太平洋戦争が勃発。

日本軍は真珠湾に先制攻撃を仕掛けた。

当時はほとんどの情報は皆ラジオで得ていた。

“大本営発表”は国民を鼓舞するためのプロパガンダ。

この頃になると砂糖の配給は止まってしまった。

商売も続けられる人とそうでない人がはっきりしてくる。

どうやら雉真繊維だけは軍関係の受注が盛んで、大忙しだったと描かれているね。

さて、世の中が深刻度を増しながらも2人の関係はいよいよ深まっていくように描かれるが。

稔君は絵に描いたように実直、真摯。

安子ちゃんは朗らかで穏やかでひたむきなこと。

来週は2人にとっての厳しい試練が描かれるようだ。