くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

カムカムエヴリバディ もう一つの訃報

 

物語が始まって、すぐに昨日の訃報の種明かしが。

カムカムエヴリバディの作りの巧みさを思い知らされた種明かし。

昨日の最後の方で金太と算太のやりとりがあたかも現実の物語のように語られていたのだが。

あのシーンは、すべていまわの際の金太の夢の中。

つまり、すべては現実ではなかった。

その信じられない種明かしが今日、万引きした少年の記憶の形で明らかに。

そういえば、ストーリーに若干の違和感はあったんだよね。

金太が片付けの終わった橘で、あの万引き少年の声を玄関の外で聞くことになる。

夜おそくだったので何事かと思って戸を開けてみたところが、算太が目の前に。

つまり、声の主と戸を開けた映像は明らかに一致していなかった。

これは、映画などで使われる手法だが、最低限の布石を打っておいて後から種明かしをする。

一瞬騙されたような気にもなるが、ストーリー展開としては大いに注目を集めることになる。

今日はそこからさらにもう一つ、恐ろしい事実が明らかに。

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親子でにっこり😊小しずさん撮影

目次

金太の死の種明かし

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雉真家の離れに祭壇をしつらえる

昨日のやりとりが、夢うつつな中で行われていたなんて。

今日の物語を見て初めて納得。

算太も実は実在ではなくて、金太が死ぬ間際に作り出した幻だったってことだ。

昨日、おはぎ1箱を預けられた少年は、2個ほど食べた後、がんばってどうすれば高く売れるか考えたらしい。

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おはぎを2つ食べて元気が出たら、言われた通り商売できた

最初はそのままネコババしちゃおうかとも思ったけれど、食べたおはぎが元気をくれたらしい。

そして昨日も登場していた算太がこれ見よがしに見せていたお金、多分同じだけの金額を安子ちゃんに渡そうとしていた。

少年の話をじっくり聞いていた安子ちゃん。

金太は倒れたままうわごとのようにつぶやいていた内容が、昨日夢で見ていた内容だったらしい。

そのことを聞いた安子ちゃんは父が、勘当して追い出した算太としっかり再会できたことを心から喜んでいるふう。

そして渡されたお金を少年にしっかりと握らせて、

このお金でがんばって生きていきぃ

橘のあんこは父金太の希望通り、食べた人に元気を与え、世の中に大きく貢献していることを実感できたのだ。

勇ちゃん復員

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勇君 物語の中でもとても重要な役割を担う

およそ2ヶ月半経った頃、ついに勇君が復員してくる。

彼は小笠原で塹壕掘りをやっていたようだ。

それほどやつれたようには見えなかったが、さすがに着ている服はボロボロ。

小笠原と言えば、硫黄島の戦闘がかなり有名だったと思う。

勇君の配属先はおそらく、硫黄島ではなかったんだろうな。

あの島にいた日本軍はほぼ全滅したので、助かった可能性はほぼないと言える。

それにしても、助かって日本に帰ることができて本当によかった。

この時代は戦地から復員してくる兵隊たちは決まった時期に帰って来れたわけではない。

終戦の年に帰って来れた人たちはまだ恵まれていたかもしれない。

ソ連のシベリア抑留などで大陸に渡った人たちは、何年も先にやっと帰れたぐらい。

また、少しずつ紹介するが、戦場へ行く前に駆け込みで結婚した人たちも大勢いた。

当然のことながら戦死した人たちも多いので、わずか数ヶ月間の結婚生活の後、未亡人になった人たちもかなり発生したと聞く。

また、一旦は死んだと思って、再婚してしまったところが亡くなったと思ったご主人が帰ってきたりとどうしようもない過酷な運命がこの後全国で起こることになる。

復活英会話教室

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ラジオ放送が始まった😂 テキストが必要だよね

たまたま聴いていたラジオから流れてきたのは懐かしい英会話教室。

実はこの英会話教室が安子ちゃんを大きく励ますことになる。

彼女は娘のるいちゃんとともに、日課のように英会話を勉強することになる。

そして、本屋さんでテキストも見つける。

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朝6時半からって教えてもらったよね❣️

戦争が始まってからは英会話教室も中止になっていたが、どうやら無事再開できている。

ただ聞き流すだけでも効果はあるんだけれど、テキストがあったほうが絶対良いに決まっている。

以前教えてもらったように、本屋さんでテキストを探してみたらしっかり発見できた。

稔さんとの記憶がよみがえってくるね。

稔君の戦死報告

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稔君出征の時 “これが最後の別れ”のナレーションがあったはず

やはり想像した通り、戦死の報告が届けられた。

学徒出陣のナレーションの時に、これが最後の姿みたいな言葉があったと記憶。

つまり、あの時送り出したまま帰って来れないことを意味していたんだね。

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稔さんいじめんといて😭

いつもの神社で必死で祈ってみても、稔君が帰ってくるはずもなく。

この当時こんな話は全国であったと思う。

しかし、今回の物語の場合、小さな紙切れ1枚で遺品らしいものも何一つなかったから、かなり乱暴な連絡だなと感じる。

大抵小さな箱にうまくいけば遺髪とか、身の回りの持ち物、最悪の場合でも石ころぐらい入っていたりするんだけどね。

何もなしではにわかには信じられない。

それでも連絡があっただけまだマシと言うべきだろうか。

物語はほのぼのとした家庭の様子が中心に描かれてはいるが、描かれる内容は一切の手加減なしで鬼のようなストーリー展開となった。

そして、来週の予告編はすでにネットの公式サイトで発表中。

どうやら勇君の果たす役割がかなり大きそうな雰囲気。