地方都市の進駐軍はいよいよ撤退が始まり、日本は自立への道を歩み始めていた。
岡山でも主な米軍はすべて撤退し、大阪などの大都市にだけ1部駐在している軍人が。
さて、そんな中 雉真家では何気ない日常に思われたが、
るいちゃんが小学校入学を迎える。
そして、その小学校の制服を雉真繊維が受注していると言う。
物語は加速度を増してどんどん進む。
そんな中、安子ちゃん親娘が楽しみにしていたカムカム英語は終了するらしい。
楽しみがなくなってしまうことにちょっとした残念感が。
そして今日の放送からるいちゃんを演じる役者さんが交代。
古川凛ちゃん。
調べてみたら過去に見ていたNHKドラマにも登場していた実力者。
そして、今日は物語上避けて通れない重大なエピソードが紹介される。
目次
るいちゃん
物語の中では雉真るいちゃん役は全部で10人を超える配役が準備されていると聞いた。
最終的には深津絵里ちゃんに到達するんだろうけど。
今日から登場したるいちゃんは古川凛ちゃんが演じている。
12月の24日誕生日で、もうじき11歳になるが、経歴を少し調べてみたところが、これがなんとびっくり。


実は両方とも休むことなく見ていたドラマなので記憶にも新しい。
「なつぞら」のときは、吉沢亨分する天陽くんの娘役で登場していたよね。
正直、記憶の中ではすっかり消えてしまっていたけど、これだけ十分な実績があるのはちょっとびっくり。
日本の俳優たちは、こんな小さい頃から活躍しているんだと納得することしきり。
物語の中ではなんとなく配役が変わったのかな?ぐらいの印象しか受けないが、イメージが大きく変わるのは逆に問題ありかもしれない。
自然とそれとなく変わるのがドラマのストーリー的にも求められるんだろうなと
雪衣さんと千吉さんの思い


今日のエピソードの中でも重要な1場面だったよね。
勇君は雉真繊維の躍進に中心的な役割を果たしていることが物語からもよく伝わる。
一見業務と関係ないような野球部だが、社員の心を1つにまとめる点で大きく貢献したようだ。
野球も会社の経営もチームワークと言い切る勇君
なんとも頼もしい限りだよね。
彼は家に帰ってきてからも部屋に引きこもって様々なアイディアを仕事に生かそうと努力を継続。
たまたま家にやってきた父親千吉さんは勇君の結婚について1つの案を持っていた。
それは、勇君が安子ちゃんを好きなことを最初から見抜いていて、長男が亡くなった後、勇君が安子ちゃんと結婚するのが全体で最もふさわしい求められる道ではないかと。
そして父親としての意見を言った後は、後は全て自分でやれと。
つまり“父親の口から安子ちゃんに再婚を促すような話はしない”とも言ったね。
実は、この話を部屋の外でしっかりと聞いていたのが雪衣さん。
彼女はこの物語に登場した頃からちょっと謎めいた雰囲気のお手伝いさん役だったが。
今日の物語を見た感じでは、彼女はどうやら勇君のことを大好きらしい。
彼女は敏感な感性で勇君が安子ちゃんを好きなことも察知している。
しかし、そういった事をさておいても、勇君を好きな気持ちは簡単には否定できない。
物語の中でそんな彼女のせつない胸の内が克明に語られるシーンも紹介されていた。
算太の独りよがり
算太の人物描写が丁寧に描かれ始めて、彼の空回りな優しさがちょっと切ない笑いを誘う。
どうやら彼は雪衣さんに恋した模様。
何とかして彼女の気を惹こうと、あの手この手でアプローチをかけるが、元来のいい加減でちゃらんぽらんな性格はその場かぎりのでまかせを言ったりもする。
迷惑を被っている雪衣さんは算太の胸の内など先刻ご承知。
言い寄られて気持ちがぐらつくような浮ついた女子ではない。
彼女が好きでたまらないのは勇君。
その彼がお父さんの後押しを受けて安子ちゃんと結婚するかもしれないと思えば、思わず涙ぐんでしまうほど傷ついてしまうのだ。
そんな場面にノコノコとやってくる算太。
泣き顔を見られた雪衣さんは何事もなかったかのように、簡単に用事を引き受けてその場を立ち去ってしまう。
算太は本心こそなんとなく理解できる部分もあるが、やっぱりその性格を直さないと、この先成功には程遠いよね。
ディッパーマウスブルース
かつての行きつけだったディッパーマウスブルース。
るいちゃんと一緒にカウンター席に座る安子ちゃん。
店内の様子も今日詳しく語られていたが、岡山の進駐軍がいなくなったことで、いつもたむろしていたバンド仲間はそのまま移動していなくなったとのこと。
そして、突然店に現れたのがなんとローズウッド中尉。
大阪に配属になったらしいが、時々は岡山に来て復興を見届けるのだと言っていた。
そして今日初めて中尉とるいちゃんがお互いを知ることになる。
幼いながらも鮮やかな英語で受け答えするるいちゃん。
驚きながらも賞賛する中尉。
店のオーナー定一さんも実は中尉と懇意の間柄のように描かれていた。
今日の物語の最後で描かれたのは勇君。
彼が重大な決意をしたとあったね。
プロポーズしかないでしょ!
だって予告編にもしっかり出てたしね。
安子ちゃんがローズウッド中尉とまだ親しい間柄なのが、この物語を少し複雑にしている可能性が。
当時は、戦争未亡人が、亡くなった夫の兄弟と結婚する話はかなり多かったのも事実。
今回の結婚話も、それほど不思議な設定ではない。