1週間の締めくくりとなる今日のエピソードは、るいとジョーがどうやらさらに親密度を増すような。
るいにはどうしても忘れたい切ない過去があった。
誰にも打ち明けることができない母との確執。
その苦しい体験から逃れるために岡山から大阪へ。
物語ではジョーの演奏する
on the sunny side of the street
トランペットの音色で記憶が呼び覚まされる。
そして、記憶は涙なしには振り返ることができなかったのだ。
カムカムエヴリバディの優れた点は、昔の記憶で涙を流するいに優しく寄り添うジョーがとてもほほえましく、好ましく描かれていること。
このスタンスを見る限り、この2人が将来一緒になって3代目ヒロインの親になるんだろうなと、勝手な想像をしたりする。
目次
on the sunny side of the street
ジョーがわざわざ演奏する曲目に選んだのは
on the sunny side of the street
他にもレパートリーはいっぱいあっただろうにるいの涙を見て、この曲を演奏しようと。
実はこの辺の種明かしが今日の物語の中で意外と詳しく語られていた。
物語を見た人はわかるが、るいは曲を聴いて過去の記憶が呼び覚まされて最後まで曲を聞かずに店を飛び出してしまった。
そして、後日クリーニングを届けに来たときに、店のマスターから言われた。
“ジョーのサニーサイド”を最後まで聞かなかったのは残念だった。
“ジョーのサニーサイド”は特別だから
実はこのわずか数秒のやり取りでこのドラマを最初から詳しく見ている人にはぴんとくるものがあるのでは。
サニーサイドはジョーにとってもるいにとっても特別な曲なのだ。
お互いどんな過去がこの曲にあると言うのだろうか。
るいにとっては、母親と決別するしかなかった辛い過去がこの曲とともに蘇る。
ではジョーが持っている過去の思い出とは。
記憶(忘れたい😭)
るいは過去の辛い記憶を忘れたくて岡山から大阪へ。
ジョーの奏でるサニーサイドはサッチモによく似ているのかもしれないね。
その音色は過去の記憶を鮮明に蘇らせる。
るいにとっては忘れて消し去りたい忌まわしい過去。
記憶を呼び覚ます事は、しらふではとてもいられない。
こともあろうにその時流した涙は、ジョーに見られてしまった。
否定しようにも否定できない過去だけど、少なくとも周りに明らかにできるほどの度胸は無いのだ。
追求の手が伸びるために嘘など散々ついて何とか逃げまわる。
るいは自分の過去をきちんと清算していかないと未来へは過去を引きずったままになってしまうね。
特別じゃない うんと特別な曲
on the sunny side of the street この曲が特別な存在なのはカムカムエヴリバディ全体でも一貫して変わらないのではと考える。
ヒロインのるいはルイ・アームストロングからとっている事は物語を見ている人なら誰でも知っている。
そしてジャズ喫茶Night and day ではみんなるいのことをサッチモちゃんとまるで違和感なく呼んでいるではないか。
さて、物語を振り返ってジョーの出自を少し妄想してみたい。
私の妄想ではここでジュース瓶を持ってにこやかに微笑む少年がジョーだと。
少年は米軍キャンプのコンサート会場にこっそり潜り込んではジャズ演奏を聞いていた。
この年頃からジャズが大好きだったに違いない。
そしてトランペットを吹く真似事も。
そしてこの子にとってのサニーサイドはすなわちこのときのマスターがステージで歌ったサニーサイド。
おそらく、ジョーのジャズの原点がここにあるのではと、私の勝手な妄想だが、賛同する人は多いと確信している。
るいとジョー
番組終わった直後のあさイチでも、この2人で決まりでしょ🥰
そんな話題でもちきりだったよね。
確かにドラマの描かれ方を見ても、ジョーがるいに寄せる真心はオダギリジョーの演技もあってひしひしと伝わってくる。
控えめだけれど彼女のために何か役にたつことがないだろうかと。
そしてどうすれば彼女を励ましてあげられるのか。
同じ男子として彼の胸の内が納得できちゃうものでね。
そして、るいはジョーのおっちょこちょいな振る舞いが気になって仕方がない。
さらには、知らず知らずのうちに彼の姿を目で追っているんだよな。
今日もそんな風なエピソードが描かれていた。
地蔵盆にふらりとやってきたジョー


彼はるいが気になって仕方がない。
それはるいも同じ。
来週の予告編が既にネットでは公開されている。
あさイチならずともこの物語はこの2人で決まり😍