長く続いてきたカムカムエヴィリバディ。
いよいよ最後の1週間が始まる。
いつも驚きと感動に満ちていたと記憶に残ってきたが、今日の冒頭のシーンで新しい驚きが。
岡山のディッパーマウスブルースに年老いた2人。
それは老齢に差し掛かったるいと錠一郎。
これは一体いつの時代設定なんだろうか?と思ってみるとすぐに種明かしが。
その後、流れたタイトルコールはまさに今現在進行形で大団円を迎えようとするカムカム。
前振りで描かれたのは2022年。
物語が始まったのは1925年だから、およそ100年近く経過した設定になる。
今週はすべての種明かしが今語られる。
安子 るい ひなた の3人のヒロインたちはおそらく流れで行けば全員が一堂に介するチャンスがあるのではと推察。
出演していた俳優たちもさることながら、この物語を熱意を込めて制作したスタッフたち、さらには脚本家の藤本有希さん。
表舞台には出てこない彼らの頑張りにも改めて敬意を表したい。
目次
100年続く物語
物語が始まったのが1925年なので、単純計算で2025年で終了することになる。
今現在2022年で、物語の2022年と、現在が見事にシンクロさせた始まりになった。
私のTwitterの友達でこの辺の事情を見事に詳しく説明している投稿があるので、ここで紹介したい。
#カムカムエヴリバディ【痺れるアバン】アバンは2022年春。なぜかディッパーマウスに居る77歳のジョーと81歳のジョー。日付はおそらく今日と同じ4月4日。ひなたはこの日57歳の誕生日。朝8時、ジョーがTVを付け #カムカム のOPが始まった瞬間に、彼らの時間と我々の時間が完全にシンクロした訳です。 pic.twitter.com/fnLqNq4Q4k
— ひぞっこ (@musicapiccolino) 2022年4月3日
100年を継続して描くことがどれだけ大変なことか。
今日は制作スタッフたちの心意気に改めて感服。
岡山偕成社ジャズフェスティバル
さて、物語のタイトルコールが終わった後は通常の流れでストーリーが始まる。
2004年、岡山偕成社。
ここでディッパーマウスブルースの柳沢健一さんの勧めで出演することになった錠一郎、トミー、るい。
3人を中心とした様子が詳しく描かれる。
初めてステージに立とうとするるいは緊張でガチガチ。
錠一郎にボイトレしたいのでピアノ弾いてと😅
どうやら今回企画したジャズフェスティバルは大人気なようで、なんといってもトミー北沢と大月錠一郎の出演による宣伝効果がとても大きかったような。
集結懐かしい人たち
懐かしい人たちもここで初めて登場する。
るいが大阪時代クリーニング店でとてもお世話になった竹村ご夫婦の和子さん。
聞けばご主人は体調が良くないようで田舎にヒキコモって療養生活をしていると語っていた。
あのクリーニング店はたたんだと語っていたね。
大阪時代の懐かしい人といえば錠一郎が下宿しつつ住んでいた喫茶店のマスター木暮さん。
今は車椅子生活ですっかり衰えたけど懐かしい顔ぶれを忘れる事は決してない。
大阪時代はトミーもジョーも世話になっていたよね。
彼の発言もなんとなく意味深。
物語的にももう残り何話かなので、特別には違いないけど。
私が注目するのはジャズの音源よりは女優深津絵里のサニーサイドを自ら歌うと思うので、そのボーカルをじっくり聞いてみたい。
彼女にとっては、アメリカにいるお母さんに向けて必死で呼びかけるための大切な歌唱。
胸に秘めた想いが、いやがおうでも緊張感を高める。
親戚も大勢集まるので、ひなたと桃太郎も初めて会う人たちが。
さてひなたはぜひアニーさんを呼びたいと考えていたが、何せ彼女は忙しい身上。
甥のジョージに岡山のジャズフェスティバルの招待券を渡すだけにとどまった
アニーヒラカワ
物語の中で最後のほうにアニーヒラカワのラジオ生出演の様子が描かれていた。
紹介されていたのは1925年アメリカシアトル生まれの日系アメリカ人とのこと。
でもカンの良い我々視聴者はそれが嘘なことをすぐに見抜いてしまう。
彼女はどう考えても日本人そのものでアメリカ生まれって事はありえないんだよな。
彼女はどう考えたって岡山出身の日本人。
最後残り数話分の話になってもまだ彼女が誰であるか断定されるに至っていない。
私は安子以外はありえないと考えているが、そこは脚本家の思い入れでるいと再び会うためにいくつかの布石があるんだろうと考える。
ラジオ放送の途中で明日へ続くストーリーとなったので、おそらく明日の冒頭で何かまた新しいことがわかるのかも。
しかし、恥ずかしながら今日の放送の中で大阪時代の懐かしい人たちが登場したあたりで思わず涙腺崩壊となってしまった。
たかだか朝ドラのはずだったけど、ここまで感情移入していた自分に驚き。