残りわずかとなったちむどんどん。
この物語は沖縄返還70周年記念で作られたドラマと聞いた。
沖縄ロケももちろんあったが、物語の中でひたすら沖縄を感じることができたのは、
役者たちの沖縄弁。
主人公を始め、比嘉家の家族たちやその仲間たち皆がバリバリの沖縄弁を披露。
そのことが、1番の沖縄らしさだったと感じたね。
さて、主人公暢子は自分の願いを叶える形で沖縄料理の店を開店したがほどなく閉店。
すべてを見直して、お客さんでいっぱいになる店を目指すべく様々な点で改良を敢行。
今週は、妊娠している暢子が様々な困難を乗り越えつつ、リニューアルした店を成功に導く過程が描かれる。
また、登場人物それぞれにも様々な物語が。
長男の賢秀はお世話になっている猪野養豚の娘清恵と結ばれることに。
ちむどんどんの中では“だめんず枠”だと思われていた賢秀が起死回生の大ヒットを放って生涯の伴侶を獲得。
このエピソードも感動的に描かれていた。
そしてリニューアルした店はやがて沖縄料理の人気店となって成功を収めた。
そんな時、ついに暢子は出産。
無事男の子が生まれて母子ともに健康との設定。
泣いても笑ってもあと2週間10話分の物語。
予告編を見る限り、沖縄でのロケが再び敢行されているような。
物語はさらに歩みを進めることになる。
目次
賢秀と清恵の物語
今週かなり長い時間を割いて描かれたのは賢秀と清恵のエピソード。
心にトラウマを抱えた清恵は賢秀と素直に向き合うことができない。
賢秀も売り言葉に買い言葉で自分の気持ちを表現できないもどかしさ。
お互いが間違いなく好きな者同士な事は、周りで見ている者たちこそよく知っていたかも。
お互いの心の垣根を乗り越えたのは、周りの人たちの応援があったからこそ。
彼らを本当の意味で結びつけたのは猪野養豚の寛大だろう
これからは、養豚場を若者2人で切り盛りしていくことになる。
そして、物語は賢秀が家族に清恵を紹介して受け入れられるまでが詳しく描かれた。
相手の欠点を指摘するのではなく、
良いところを褒めて伸ばしてあげる。
そんなことを地で行くようなエピソードだった。
豚肉をめぐる切ない事情
賢秀のエピソードと同時進行で描かれていたのが『ちむどんどん』のメニューに必要不可欠な豚肉。
実は暢子の店にぴったりの豚肉がなかなか見つからないで苦慮していた。
ちょっとできすぎな感もあるが、清恵自らが店を訪れて豚肉を託してくれる。
その結果劇的に料理の味が改善。
そんなに違うものかと疑う意見も多数あったりするが、物語なので納得するしかないよね。
特に、絶品との話で看板メニューの沖縄そばは引く手あまた。
看板メニュー目当てにお客さんが来るんだからたいしたもんだね。
見直しを重ねてリニューアル開店
簡単にお客さんが集まらなくてちょっとドキドキした開店当初だったが、無事満席が続く名店に変貌。
苦労した結果、暢子たちは目的を達成したと言える。
すべての関わりに感謝、そして物語は次のステップへ
リニューアルして、1979年は無事終了した。
最後にフォンターナのオーナー房子と三郎夫妻を呼んで、年内の予定が全て終了。
物語は翌年に映る。
正月休みの後は、大事をとって暢子は出産に向けて入院することに。
しかし、そんな準備も待つことなくすぐにお産が始まってしまう。
名前は和彦が既に決めていたようだ。
運動や勉強が苦手でお金持ちになれなくても、明るく元気で健やかに育ってくれれば1番。
まっすぐで健やかな子に育つようにと、願いを込めてつけられた名前。
さてこの後は、来週の予告編で描かれるのは5年後。
舞台は沖縄だね。
もうエピソードように役者のプロフィールもきちんと紹介されている。
ここから始まるあと10話の物語。
予告編で見る限りだとどうやら智と歌子のエピソードに決着がつきそうだね。
この2人が一緒になるので時間の問題だと思っていたけど、考えてみれば2人ともいい年になるわけだよ。
そんなエピソードが描かれるようになると思う。
そして、暢子の畑仕事のシーンもなんとなく意味深に映った。
沖縄であんな風に暮らしていると言う事は東京の店はどうなっているんだろう?
1日2日の里帰りじゃあるまいに。
実はネタバレではもう最終回までの情報は示されているのでこの先の流れは概ね見当つくんだけど。
そこはやはり、毎朝放送される物語なので、実際に見るの楽しみに待つとしようか。