五島での暮らしも1ヵ月が過ぎたとのこと。
仲良くしてくれる同級生一太君のお母さん莉子さんは、今にも生まれそうな大きなお腹だったが、たまたま舞がお宅を訪れたときに急に産気づいてしまう。
なんとかしなければとの思いで、全力疾走する舞。
今日はそんな非常事態のエピソードから物語が始まる。
誰かを呼ばなければと思ってとっさに思いついたのがおばあちゃん祥子を呼んでくること。
そして、さらには莉子さんの家族にも連絡するために舞はひたすら全力疾走。
今までの物語を散々見てきた視聴者にとって、彼女がそんなことをすれば この後とんでもない発熱が用意されているぐらい簡単にわかっちゃう。
しかし、今回あれだけの運動量をこなしながら発熱する事はなかった。
不思議な話だが、舞の発熱にはそれなりの理由があるような。
今日のエピソードは今週のピークになるような物語設定で描かれる。
テーマのばらもん凧もしっかり登場。
そこに、舞自身の微妙な不安感が反映される。
さらには祥子は舞に絶妙なアドバイスを。
舞は自分がどうするか迷ったときに、誰にどんなことを相談すれば良いのかも少しずつ学んでいく。
経験を積み重ねる事はすなわち成長すること。
五島のお盆の独特の風習も描きながら物語はさりげない日常を語る。
目次
舞 全力疾走
物語の冒頭から舞が全力疾走する様子が描かれていた。
たまたま尋ねてみたところが、一太君のお母さんは産気づいてしまう。
誰かに助けを呼びに行かなければ😱
我を忘れて走り回る舞。
本来なら、舞にとっても命に関わるような危険な行為のはずだったけど、おばあちゃんの助けを呼んで、しかも家族を連れて別の島にある病院まで莉子さんを送り届ける。
その結果、無事に赤ちゃん誕生。
なんともめでたい結末。


この物語を見るにはテレビだけではなく、ネットで見られる様々なSNSもチェックした方がより楽しめる。
舞はあれだけの運動量をこなしたにもかかわらず、熱は出なかった。
舞の発熱にはどうやら種明かしがあるような気がするね。
成長する事はわかっているので、いずれ子供時代のこの体調不良は解消されることになるはず。
お盆
物語は一気に3ヶ月ほど飛んで8月のお盆の頃が描かれる。
物語を見ていて私も初めて知ったけれど、五島ではご先祖をお祭りする独特の風習が。
見るとお墓の周りにちょうちんを下げて、さらには念仏踊りが披露される。
先祖供養のためのものだけど、これは仏教独特のものだろう。
この間のエピソードで描かれたのは、浦さんの家族が熱心なキリシタンだってこと。
キリスト教関係の人はこの風習には参加しないんだろうと思う。
はじまりは1592年の文永の役からとなっていた。
これは本能寺の変の10年後に相当するので豊臣秀吉が天下を収めていた頃が発祥なんだろうと思う。
物故者とかご先祖を供養すると説明が。
個人的に思うのは、素晴らしい文化遺産だと思う。
今を生きる者たちはこのしきたりをそっくりそのまま未来へ受け継ぐことが務めなんだろうとも感じる。
400年以上も続いてきたしきたりなので、それはここに住む人たちのDNAにもしっかり組み込まれているはず。
わずか15分の朝ドラながら、こういった綿密な取材に基づいた物語設定はとても好感が持てる。
ばらもん凧
一太君のおじいちゃんは新しく生まれた孫のために2Mあまりの巨大なばらもん凧を製作中。
これだけの大きさだと、とても1人では揚げ切れないのでメンバーを選抜して凧揚げをするようになる。
一太君の申し入れはとても嬉しくドキドキしたけど、舞には最初のお誘いの時に失敗してしまった苦い経験が。
そのことを考えると、安請け合いすることにはならない。
うつむいて、私はやめとく💦
本当はやりたいのに、迷惑はかけたくない。
その気持ちが一歩前に進むことを拒んでしまう。
物語を見ていて、乙女心だよなぁとか勝手に想像。
相手のことを思いやるあまり、自分の本心を押し殺してしまうのが舞の特徴。
舞の胸の内
おばあちゃん祥子は舞の特徴をよく見抜いていた。
祥子とめぐみの電話の中で語られていた。
舞は相手を思いやることができる。
そのせいで自分の気持ちを隠す。
自分の気持ちを隠して殻の中に閉じこもっていたときにどうやら彼女は発熱する。
今でも学校の体育は休んでいて見学だけのようだ。
舞は悩んだあげく、凧揚げの件でお母ちゃんに相談することに。
自分がやりたいと思ったら全力でやるといいよ
単純明快な答え。
答えはともかく、やらなくて後悔するよりは、全力で取り組んだほうがすっきりする。
この場合は、失敗して一太君に迷惑をかけたくないと言う思いがある。
でも、考えてみれば大勢でチームの中で凧揚げするんだよね。
物語の流れから行けば成功するに決まってるんだけど。
それにしても、物語は奥ゆかしく五島の方言もたっぷり。
このエピソードには明日決着が。