舞いあがれは主役が子役な時代が3週間続いた。
主人公の舞は9歳で小学校3年生の設定。
何かあるたびに熱を出し、両親はその世話で翻弄される。
そんな中、環境を変えるつもりで里帰りした五島暮らしで舞はすっかり生まれ変わる。
あれだけ苦しんでいた発熱もなくなり、本来の明るく屈託ない性格で毎日楽しく明るく暮らせるように大変身。
物語は舞の友達や、両親が苦しんでいる時、彼女がそれとなく手を差し伸べて励まそうとする様子が暖かく描かれる。
舞の友達の久留美ちゃんは同級生のいじめに遭って仲間外れにされていた。
その友達のために一緒に遊ぶ事を持ちかける。
さらには舞の父浩太は、時代を反映して深刻な経営危機に陥っていた。
とにかく、注文が入ってこない会社では、経営が成り立たない。
何か新しいことに挑戦する必要に迫られる。
そして、受けることになった注文は特殊ネジのサンプル作成。
本来ありえない納期と、様々な仕事仲間の協力を得なければ到底できるものではなかったが。
周りの協力を得て、無事経営を立て直すことに成功。
周りのそんな状況を心配しつつ、苦労している身の回りの人を励ますために舞は模型飛行機を作ることに。
無事完成した飛行機はみんなの願いを込めて空を飛び続ける。
そして、最後に10年ほどワープ。
物語は2004年。
18歳になって大学入学を果たした舞がいよいよ空への憧れを形にするべく行動を起こす。
目次
生まれ変わった舞
引っ込み思案でうつむき加減だった舞は五島の祥子おばあちゃんのところですっかり生まれ変わっていた。
自分のことは自分でやる!
それはとりもなおさず自分で考え自分が思う通りに行動できる。
積極的な生き方こそが、ストレスフリーな彼女の日常に。
家に帰ってきた舞は、食事の支度や後片付けなど今までとは全く違った形で手伝えるように。
今までとは正反対の生活ができるようになった舞だが、この時代世の中は不景気にあえいでいた。
バブルが終わってからの時代なので、とにかくあらゆる仕事が尻すぼみで、小さな町工場は不景気の直撃を受けることに。
岩倉家は4人家族だが、子供たちを進学させるにあたって、学費のことを心配しなければならない有様。
舞は五島の帰りに乗った飛行機の空を飛ぶ感覚が忘れられない。
自分でも飛行機を作って飛ばしてみたい。
今週は舞の飛行機作りのやりとりを中心に周りの人たちの様々な状況についても詳しく描かれた。
仲良し久留美ちゃんと貴司君
噂話があって、久留美ちゃんは“うさぎ殺し”の汚名を着せられていた。
それが事実無根なことをよく知っていた舞は、彼女を誘って貴司君と模型飛行機の作り方の教科書を買った古本屋に入り浸ることに。
そこで舞と久留美ちゃんは2人して飛行機作りを始める。
竹ひごを翼の形に曲げるところから作業が始まる。
様々な苦労を重ねつつ、いろんな人の協力も得て、無事飛行機が完成。
成功した時は舞たちは自分の周りの大人たちも招待していた。
飛行機作りはとりもなおさずがんばっている大人たちへのはなむけのつもり。
見ていた人たちもよく飛ぶ飛行機に感心する。
物語の設定では、それなりに暖かい季節のような気がしたけど、実際はかなり寒かったみたい。
服装で撮影時の気候が伝わってくる。
父浩太の苦悩
この時代の不景気を象徴するようなエピソードが描かれていたね。
私も覚えがあるが、とにかく注文がないんだよね。
仕事をしなければ会社の経営なんてとてもじゃないがやっていられない。
人件費を始め、固定費として決まったものは毎月必ずなくなっていくので。
物語の中でたまたま受けた注文は、今までやってこなかった特殊なもの。
金属加工の会社なので、新しい金型が必要なのと、さらには機械の調整とか、それを通常の半分ほどの納期で仕上げなければならない。


様々な困難を乗り越えて、無事納品にまでこぎつけた。
10年後の設定ではこのときのチャレンジが会社を大きくして、工場は2つ従業員18名を抱える大所帯に大変身。
この様子を見れば、無事生き残れたことで安堵する人も多かったのでは。
2004年レベルではまだスマホはなかったはず。
携帯電話が出始めた頃ではなかろうかと。
空への憧れ
大学生になった舞は空への憧れをそのまま持ち続けていた。
たまたま誘いを受けたのが人力飛行機のサークル。
予告編でも散々流れているので、来週はこのエピソードが中心に描かれるんだろう。
空への憧れはこの先どんな展開になっていくのか興味津々。