今週から始まった舞いあがれのストーリーは、
脚本家が先週までの桑原亮子さんから佃良太氏に変更。
舞いあがれはメインの脚本家が桑原亮子さん。
そしてもう2人が追加で登録されている。
佃良太氏と嶋田うれ葉氏。
今週から担当する佃良太氏は10週と11週でも担当していた。
この時のエピソードは昨年12月初めのころで、航空学校編の最後の段階のところを相当していたと思う。
着陸がうまくいかない舞や飛行機を飛ばしながら迷子になってしまう柏木とかが描かれていた。
さらに、水島学生が退学になった事件など。
デリケートな切羽詰まった内容の場面が多かったように思う。
今回再び脚本を担当することになって、始まったばかりのエピソードはまだ問題提起にまでは至っていない。
しかし、先週の予告編で見た通り、物語が簡単に進まないことだけは何となく想像できる。
今日はその下準備として、今週以降の主な設定の紹介だったと思う。
貴司は長山短歌賞を受賞、さらには久留美が八神ドクターと婚約するなどめでたいことも紹介。
そして、舞は依頼のあった航空機エンジンの部品を無事完成して強度試験に臨む。
そこはIWAKURAのライバル会社で、航空機エンジンの部品製作に特化した
専門企業「朝霧工業」
ここで、部品の強度が試されることになる。
目次
うめず貸切
貴司の受賞記念パーティーは実家で行うことになったようだ。
夜7時からの貸切の張り紙がしてあったが、その前にしっかりとお好み焼きにパクつく悠人。
貸切なんだからと思って見たら結局集まってきたメンバーはいつも通りのお隣さん達。
どうやら当初予定していた参加者は梅津家と岩倉家の家族たち。
悠人はどうやら予定には入っていなかったようだ。
彼は今でも実家の敷居がちょっと高くてなかなか訪れることにはならない。
そのくせすぐ隣のうめずでお好み焼きを食べることが大好き。
梅津家と岩倉家は古い付き合い。
特に梅津の主人と浩太が幼なじみな雰囲気。
ちなみに舞と貴司も久留美を含めた幼なじみで、みんな仲良し。
物語のストーリー展開は、この3人の幼なじみたちが主力で描かれる。
歌人 梅津貴司と家族
貴司は当初会社勤めがうまくいかなくて逃亡しかけたことがある。
彼がその時訪れたのが、舞のもう一つの故郷五島。
そこでのばんばとの出会いが歌人としての貴司を決定づけたと言って良いだろう。
自分の気持ちを自分の言葉で伝える。
彼がテーマにしている作品作りのポリシー。
今回の受賞も、そういった自然なさらりとした味わいが評価されたような。
梅津の母親雪乃さんは貴司を信じてはいるが、心配でたまらない部分も。
この親子関係も味わい深い描かれ方をしている。
久留美の婚約
今日のエピソードで最も幸せそうに見えたのは、この2人。
久留美が指輪をはにかんで見せるシーンは、なかなか感慨深いものが。
彼女の指輪にいち早く気がついたのは舞。
久留美が婚約したことに興味津々で、直球勝負の質問を次々と投げつける。
八神は久留美のどこに惹かれたのか?
聞きにくい質問とは言え、周りの人は誰もが知りたいところ。
笑顔いっぱいで明るく仕事をしている姿を見るにつけ、彼女のことを愛していることに気がついた。
愛
なんともこそばゆい表現。
聞いている方が、胸いっぱいになってしまう始末。
強度試験
受賞記念のささやかなパーティーが終わった。
翌週はいよいよライバル会社の朝霧工業で強度試験がある。
今回IWAKURAが注文を受けたときに、菱崎工業の荒金さんは部品の発注をしてはいるが、なかなか試作品が出来上がらないので、IWAKURAでもお願いできないかとの話だった。
つまり、本来は訪れた朝霧工業が受けていた注文だったはず。
工場を視察してみて驚いたのは、敷地面積だけでもIWAKURAの10倍はありそうな雰囲気。
しかも、生産工程の中には加熱用の設備も整っていて製作から強度試験までが一貫して行えるような作り。
ちょっと見ただけではIWAKURAの歯が立つような相手ではなさそう。
朝霧工業にしてみれば、腹立たしい限りだろう。
本来、自分たちが受けていた注文を横取りされた挙句、強度試験だけはお願いできないかとちゃっかり割り込みされる。
嫌がらせとまでは言わないが、明るく受けられることなどあるはずもなく。
これは発注元の菱崎工業の荒金さんの力によるものでは。
普段から注文を通して信頼関係が築かれているので、多少の無理も通ってしまうのかもしれない。
今週の物語が始まったばかり、先週最後の予告編の緊迫した状態はまだまだ出てこない。
明日以降どんな展開になるのか楽しみ。