物語はとんとん拍子で進んでいく。
航空学校に入学した舞。
どうやら、今日から描かれるのは同じ学校の仲間たちの様子、そして授業の様子、さらにはそれぞれ登場してくる学生たちの特徴などが詳しく語られる。
物語を見ていて感じるのは、随所に専門用語がちりばめられていること。
シロートの私にはちんぷんかんぷん。
しかし、どうやら今回の物語の脚本家は昨日から変わっていると聞いた。
今まで担当していたのがメインとなる脚本家、桑原亮子さん。
昨日から担当するのが、番組発表の時のサブで指定されていた嶋田うれはさんと聞いた。
正直なところ、この脚本はかなり難しいのではと推測。
専門知識がなければ、とても脚本としてセリフを成立させられない。
私たちは、俳優の演技で鑑賞するだけなので、はっきり言えばお気楽。
そして、主人公舞は学校生活が始まってはみたものの、やはり悪戦苦闘なのは否めない。
そんな中、舞と同室になった矢野倫子。
彼女との関わりがとても興味深く描かれる。
演じている女優、山崎紘菜。
調べてみると、あちこちのドラマに登場していたり、モデル活動もしているので結構な著名人だと改めて気づかされる。
目次
航空学校宮崎本校
カリキュラムを調べてみてわかったことだが、時間がかなり長いこと、さらには専門知識等を始めとした準備にかなり時間がかかる。
特に一番最初の宮﨑本校で510時間の授業とあったが、これを5カ月間でやらなきゃいけないんだよね。
つまり、1ヵ月100時間強。
これは正直なところ、驚くほど厳しいと感じざるを得ない。
一般教養的な事ならまだしも、ここで学ぶ事はすべて専門的なことばかりなので、人によっては全てが新しいことばかりなのではなかろうか。
“がんばりましょう”と言う以外、何も言葉が出てこない。
私には、残りの1年半の実習期間の方がまだ少しマシなように思えた。
残りの時間全てが操縦桿を握れるわけではなかろう。
複数の生徒が入れ代わり立ち代わり訓練機体に乗り込むわけだから、一人当たりが訓練する時間は意外と少ないような気がする。
ただし、苦手とか不器用なんて要素が加わったら、また話は変わると思うけど。
全員寮生活
こちらに入学したのが18名と発表されていた。
確か大学の定員が72名だったので、残りの人たちはどこへ行ったのかなあと勝手な想像。
パイロット目指す人が18名と言う認識で間違いないんだろうと思う。
この中でも、それぞれのメンバーの特徴が少しずつ語られ始めている。
本名と目された柏木くんは、やっぱり「いけすかない奴」だね。
周りの人を見下していること、自己中心的なこと、誰からも嫌われる要素が全て備わっている。
しかし、成績は優秀なんだろうね。
パイロットに果たしてどの程度向いているんだろうと私は思うが、彼の場合自衛隊の戦闘機なんかどうなんだろう?
まぁ妄想してみたところで仕方ないとは思うけど、他のメンバーたちは見た限りでは全員優秀だね。
舞が今日描かれた感じでは、このまま落ちこぼれることなく勉強を続けられるんだろうかと心配になって来ちゃった。
悪戦苦闘
やはり、舞は最初の時点ではかなり苦労してる様子がうかがえる。
専門的な予備知識が何もない中でいきなり始めた勉強なので、基本的なことがまず理解できていない。
必死に自分の部屋で復習しつつ努力を重ねるが、果たして実になるのはいつのことになるのやら。
とにかく、5ヶ月しかないのでね。
他のメンバーたちはかなり優秀そうに描かれていたけど、一体どんな勉強をやっているんだろう。
今日のエピソードでは、授業中の受け答えも舞以外は皆完璧にこなしていたから。
舞1人だけが落ちこぼれで肩身の狭い思いをしている様子が強調されていたような気がする。
同室の仲間矢野倫子
矢野倫子を演じている山崎紘菜はモデルも務めるだけあって、身長もスタイルも抜群なものが。
舞と比較すると、舞があまりにも普通の女の子なので気の毒にさえ思ってしまう。
倫子は授業が終わって、食事も終わった後、きれいにお化粧して毎夜どこかに出かけていく。
そのことを疑問に思った舞。
後をつけて行ってわかった驚愕の事実。
彼女が夜な夜な、出歩いていたのは勉強するため。
実は、自分のルームメイトが舞だと勉強は、まるではかどらない。
それだけ舞は今は出来が悪くて頼りにならない存在。
自分が本気で勉強したければ、先輩に聞くのが1番と考える大変な合理的精神。
ちゃっかりしていると言えば、それまでだけど、目的のために自分が何を考え、どうすべきかをよくわかっている。
倫子の性格の一端が伺えた。
合理的精神と、不思議な優しさが同居している。
歳とると、誰でも知ってることだが、優しさは基本的にはそれなりの自己犠牲を伴うもの。
若者の世界では、合理的になればなるほど自己犠牲を嫌う。
舞にとって、最初にできた学校の仲間だったのかもしれない。