舞いあがれは今週1週間で終了となる。
毎日欠かさず見させてもらったが、ここまで来るまでにわりと早かったような気がする。
最終週になっても、いくつかのクリアすべき課題はそのまま持ち越しに。
先週担当した脚本家佃良太さんの後を受けて最後を締めくくるのは桑原亮子さん。
登場人物たちのそれぞれがここへ来てまだ見ぬ未来を想像しつつ、物語の結末が簡単には予想されない展開。
ずっと気がかりだったのは貴司。
彼は現在パリにいるが八木のおっちゃんに会うことができた。
そして想いの丈をおっちゃんにぶつける貴司。
しんどいねん😱😭
八木のおっちゃんは自分自身の体験談を語って聞かせて、それをアドバイスとするようだ。
芸術家は基本的に孤独なもの。
誰かと交流すること自体が稀なことなのかもしれない。
八木のおっちゃんは過去に思い詰めた人がいたようだ。
そしてその彼女が自ら命を断ったこともエピソードとして紹介されていた。
物語の中ではかつてないほど重たいエピソード。
そして、ドローン開発に順調なABIKILUはデータ解析のエキスパートとして、かつて五島で知り合うことができた森重朝陽君が成長した姿で登場。
相変わらずのおどおどしたオタク感満載の青年に成長していたけど、惑星開発用のドローンの研究をしているらしい。
どうやらABIKILUは最終飛行に向けて着々と歩を進める。
目次
森重朝陽君
五島でばんばの家にホームステイしていた時も、デリケートな少年なのはよく伝わってきた。
彼は宇宙関係にとても興味があって、知識も豊富だったと記憶する。
今回のストーリーでは、専門的な知識もふんだんに取り入れて朝陽君が物語にぴったりの人材なことが語られていた。
朝陽君が物語の中で、これからどの程度登場するかわからないけど、五島時代の登場人物が再び出てきたことで、五島とのつながりもさらに描かれる格好になる。
ABIKILUの計画
最初の機体で必要な検証は済んだらしくて、次には有人飛行のための2号機の製作にとりかかっている。
より、大勢の応援が必要なのと、データ処理のための有能なメンバーが必要に駆られていた。
たくさんのデータを処理するのに、どうしても追いつかない部分が。
そこで舞が心当たりとして紹介したのが、森重朝陽君。
彼が加わることで、計画はより加速感を増すことになる。
下世話な話だが、この物語は今週5話で完結する。
主な登場人物は、一旦は過去に登場した人たち以外には考えにくいところ。
ABIKILUのこれから作る機体をどこで実用化するのかもまだ皆目不明。
さらに、いくつかの検証作業や手続きなども必要と思われる。
舞と歩
屈託ない親子の様子が物語の中でさりげなく描かれていた。
小さな子供が物語に登場する場合、相手をする主人公などは、その子供たちとの対応に追われることになる。
舞を演じる福原遥は時間を作っては子役達と触れ合っていたようだ。
子供をあやすのも仕事のうちなのかもしれない。
カムカムエヴリバディの時はるい役の子供たちだけでクラス会ができるほど大勢演じていたと語っていたね。
舞いあがれでは夫を待ち続ける母娘の設定で描かれている。
貴司と八木のおっちゃん
八木は貴司にこうしたらいいなどとは決して言わない。
もともと簡単に答えが出るようなことではないので、芸術家がスランプに陥った時それを乗り越えるのは、本人の気持ち以外にはないことを八木のおっちゃんはよく知っていたようだ。
貴司の苦しみは深刻。
ケナされても褒められても苦しくて仕方がないと言う。
八木のおっちゃんは自分の体験談を語って、聞かせた。
八木のおっちゃんの好きだった人は、自ら命を絶ってしまったらしい。
しかし、思いの立ち切れないおっちゃんは1人で誰もいないところに時々出かけるそうな。
そうすれば、声が聞こえたり会えたりすることもあるようだと。
これは思い込みの部分もあるのかもしれないが、人間は今目の前に見えている世界が全てでは無いのかもしれない。
脚本家がどうしても伝えたかったデリケートな心のヒダは生き死にを超えて存在するのかもしれない。
貴司が無事に日本に帰ってこれるかどうか。
物語はあとわずかな時間しか残されていない。
素朴な心配だけど、この後コロナ禍がやってきて渡航禁止措置がとられたはず。
残りのストーリーを見守る以外にない。