らんまんは早いもので、始まってからすでに4週目が。
東京で行われた内国勧業博覧会は、万太郎にとっても峰屋にとっても大いに刺激を受ける内容に。
物語の舞台は、再び高知の佐川
峰屋で当主として本業に頑張ろうと決意する万太郎。
そこで終わってしまえば物語は続かない。
植物学の研究にも大変な進展があったことと、これからの展望も明らかに。
万太郎は、揺れ動く心の中で自らの探究心を何とかして封じ込めようと必死に。
峰屋の人たちはそんな万太郎を頼もしくも受け止めるが、1人竹雄は万太郎の本当の心に気がついていたような。
あれだけ熱心に植物に対して、根を詰めていた万太郎が簡単に自分の希望をあきらめられるはずもない。
植物学の現状を考えると、様々な約束事が明らかになって少したじろいだ万太郎は、一旦は身を引こうと決意するが、そう簡単に諦められるはずもなく。
そして峰屋の当主としての万太郎には、様々な縁談も持ち込まれるように。
老舗の当主となれば、引く手あまたなのは納得できる。
今日のエピソードでは、これから峰屋に何が起こるのか予感させる内容に。
目次
万太郎の帰還
再び佐川に戻ってきた万太郎。
東京とは違ってかなり田舎のことには違いない。
東京では様々なことがあって、一言二言ではとても説明できないほど盛りだくさん。
内国勧業博覧会の盛況ぶりは、目を見張るものがあったが、万太郎にとっては植物学の先生との出会いが一番大きな収穫だったかもしれない。
東京で勉強しなければ意味がないことも痛感している。
そして大量に買い込んだ書籍と高価な顕微鏡。
欲しかったものを手に入れられた事はとても嬉しいが、活躍の場が与えられていない事は歯がゆい。
峰屋の酒造り
東京で自分の所以外の酒も様々なものがあることを知った万太郎。
自分が峰屋の当主として勤めを果たさなければならないと痛感すると同時に、植物学への夢も本当は捨てきれないでいる。
植物学の先生との出会いで分かった事は、研究を続けるためには、田舎ではどうしても役目をなさない。
東京にいることこそが、最も大切な条件であることを痛感。
様々な約束事がある中で、万太郎の場合、英語で論文を書く事は充分可能だろう。
しかし、へ自分に負わされた責任を考えれば、佐川を離れるわけにはいかない。
子供の頃からライフワークとして取り組んできた植物の研究も封印せざるをえない。
と同時に、自分の酒蔵についてもっと本気で勉強する必要が。
万太郎が峰屋のメンバーの前で挨拶する様子も描かれていたが、ああいったパフォーマンスがとても得意なことがよくわかる。
老舗の酒蔵にとっては、従業員は言ってみれば社員。
彼らの生活が当主の双肩にかかっているわけで。
そう考えれば責任重大だよね。
自由民権運動
物語の途中で街中で演説をぶっている様子が描かれていた。
実は、この中の観客に島崎和歌子がいた。
彼女がドラマに出てくる事はかなり珍しいのでは。
ほとんどバラエティー番組でしか見かけないが、最初は女優で出発していたと思った。
調べてみたら、彼女が主役を演じていた「ちゅうかないぱねま」がヒット。
80年代後半から90年代にかけて少女が主演を務める特撮物が人気だったかもしれない。
たまたま記憶にあったので、調べてみたところが様々なものがあったようだ。
有名なものは「美少女仮面ポワトリン」だろうか。
物語の中で大切だなと思うのは、自由民権運動がこの頃世の中を席巻し始める。
そのことに、万太郎や綾も少なからず関わっていくこと。
この後ストーリーにどんな影響を与えるのか、楽しみではあるね。
万太郎の葛藤
植物学を続けるためには、東京にいることがどうしても必要になってくる。
峰屋の当主ならそれは到底かなわない事。
東京へは二度と行かないと決意したはずの万太郎。
その意思表明が実は本心でないことを悟っている竹雄。
万太郎の植物愛は物語を見ていても、簡単にあきらめられるようなレベルのものではない。
東京に随行したことでよく理解できた竹雄。
タキにそのことを告げようとしたところで、今日の物語は終了。
万太郎が植物学を諦める事はないと、視聴者のみんなが知っている中で、この物語がどんなふうに展開するのか。
そして、予告編を見た限りでは綾と万太郎にタキから思いがけない提案がなされるような。
既に番組の公式発表がなされているので、事情は察するが、今週はこれからの物語に最も大切な展開が待ち受けるものと思われる。
