本格的な東京編は今日から始まったと言える。
なんといっても、この物語のマドンナ寿恵子ちゃんの家庭の詳しい説明が今日から本格的に描かれることになる。
どうやら西村家は柳橋の芸者さんをしていたお母さんまつさんと寿恵子ちゃんの2人暮らし。
物語の展開で明らかになった事は、
お母さんはとあるお武家さんのお妾さんだった。
江戸時代から明治にかけての世の中の風習としてこういった事は多かったんだろうと思う。
経済力のある男たちは、本妻のほかに妾を書こうことがごく普通に行われていたようだ。
今でも、行われているかもしれない。
社会通念として後ろ指刺される行為なので、決してメジャーな取り扱いは受けないが男女の仲の事は、一夫一婦制ではなかなか割り切れないものが。
物語の登場人物の中でもう1人まつさんの妹みえさんが登場していたね。
宮澤エマが扮する笠崎みえ。
どうやら、新橋の料亭の女将の設定で、明治政府のお役人とも仲が良いと言う筋立てになる。
そこで、持ち込まれた話題が明治政府が新たに鹿鳴館を創設するらしい。
西洋の習慣を取り入れて、男女がダンスをするような場所を提供するのだが、肝心のダンスをする女子がいない。
その募集を受けて、寿恵子ちゃんに白羽の矢を立てたようだ。
新たな話にワクワクが止まらない寿恵子ちゃん。
お母さんは乗り気でなさそうだけど、本人はまんざらでもなさそう。
さらには、万太郎が東大へ行く日も近づいてきた。
相変わらずの暮らしぶりで、まるで生活力は感じられない。
目次
寿恵子ちゃんはお寿恵ちゃん
お寿恵ちゃんは、お妾さんの子供だが、お父さんのこともきちんと知っているらしい。
一生懸命読み漁っている里見八犬伝は、父親の蔵書をそっくり譲り受けたもの。
初めから読んでみると、これがかなり面白いらしい。
ちなみに、お父さんは既になくなっていて、その時にいくらかの手切れ金を渡されて、こちらで開くことになったようだ。
母親の仕事を手伝っているお寿恵ちゃん。
物語を見た感じでは、好奇心旺盛で明るく屈託のない印象。
演じている浜辺美波の輝くばかりの美しさが際立つような。
彼女が、新しい世界に憧れを抱いていること、そして、小説など、興味のあることが周りに溢れていることなどが物語から感じ取れた。
西村家
こちらの家は、お母さんと娘の2人暮らしだが、職人さんを1人雇っている。
もともと柳橋の職人さんで縁があって、こちらの店に務めることになったようだ。
彼が創作のお菓子を提供している。
この店に時々やってきて、何かと話しかけてくるのがお母さんの妹みえさん。
彼女は、新橋で料理屋をやっているとの設定。
そこでは、明治政府のお役人たちもやってきて店は繁盛しているような雰囲気。
みえさんにとってもお寿恵ちゃんは姪として可愛くて仕方がないような様子。
今回は、新しく明治政府が行おうとしている事業についてお寿恵ちゃんにぴったりの話して持ち込んできた話があった。
彼女を見かけたドラマは、朝ドラのおちょやんだったと思う。
確か、あの時、主人公の父親の後妻として登場していたと思う。
最初は憎まれ役だったが、最後は主人公の救世主になったと思う。
民放のドラマも所々で顔を見かけるので、知的だけど、少し苦節な気持ちを抱えた役柄などはかなりうまいと思う。
時代は鹿鳴館
この時代の明治政府は、旧幕府時代に締結した不平等条約の解消に苦労していた。
日本が諸外国に比べて、決して踊ってはいない先進的な文化を持っているとのアピールが、目的で作られたのが鹿鳴館。
この辺の詳しいいきさつは、何作が前の大河ドラマ青天を衝けで詳しく描かれていたと思う。
渋沢栄一を始め、伊藤博文など明治政府に関わる著名な人たちがみんな率先してここへ足を運んだ。
今回描かれた内容だと、今まさに計画が始まろうとした瞬間。
まず建物を作ること。
必要な人員を確保すること。
お寿恵ちゃんに持ち込まれた話は鹿鳴館でダンスをするための日本人女性の育成に相当する。
果たしてみえさんの思惑通りに姪に素晴らしい出会いが用意されるかどうかは全くわからない。
物語を見つづけている我々にとっては、お寿恵ちゃんは万太郎の奥さんになるので、結果はわかりきったことなんだけどね。
万太郎の植物学寺子屋
十徳長屋での暮らしもだんだん慣れてきた。万太郎たちだったが、そこは男状態なのでなかなか行き届かないことも多い。
洗濯などもかなりてきぱきこなせなければ、後々乾かなくて困ることになる。
さらには、ご飯炊きも素人がやるには結構大変な作業。
案の定、物語で描かれていたのは、しっかり焦がしてダメにした様子が描かれていた。
子供たち相手に植物学の講義をするのも万太郎にはお手の物。
さらには、新調した洋服で東大に向かおうとするところで今日の物語は終了。
果たして、これからの物語の展開がいかほどのものか。