くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

らんまん1週間振り返り 望んだ未来を手に入れるために

らんまんが始まってから物語の転換点がそろそろ来るのだろうと考え始めていた。

今までは、植物学に魅せられた主人公、万太郎と様々な人間関係が描かれてきた。

しかし、万太郎の生涯の伴侶寿恵子が登場して、その関係が確かなものに。

しかも、物語はちょうど半分過ぎた頃で、これから後半が描かれることになる。

これからが、おそらくは新しい登場人物も加わってくるのだろう、今までとは違った展開が予想されるところ。

今週は、植物学の学会機関誌創刊に向けた万太郎の様々な努力と、寿恵子が持ち前の好奇心から、鹿鳴館でのダンサーとしてのレッスンの様子が描かれる。

時代は明治初期、この当時世の中は欧米に追いつき追い越せの日本政府は、国家としての体裁をなんとか取り繕うと死に物狂いだった。

その最たるものが鹿鳴館

ここで、音楽を奏で着飾った男女がダンスをする。

欧米がよく行う社交の様子。

ここで、日本の文化の発展をアピールしようという。

と同時に、それ以外の様々な分野でも、欧米に追いつき追い越せの精神は生かされていたと思う。

特に、学問的な分野では発展することこそが何よりと思われていた。

万太郎はこのあと、日本で初めて世界的に有名な植物学者として知られることになる。

らんまんは前半部分の集大成として、今週のエピソードが語られたものと感じる。

嬉しさを通り越してとりあえずびっくりしちゃう🤣

目次

蟹専門店の北海道網走水産

マドンナ寿恵子

やっぱり万太郎のことが大好き😍❤️🤣

今週1週間で、やっと寿恵子が物語の重要なメンバーであることを納得させられた。

当初、かわいいお姫様としか思っていなかったけれど、実際に女優浜辺美波の演技を見ていると、彼女がちゃきちゃきの江戸っ子で可愛らしさとはまた違って、セリフをを言うときの声の張りが驚くほど力強さを感じるのは役柄のせいだろうか。

少なくとも、ほんわかしたきれいなお嬢ちゃんではない。

彼女の一生はこれから亡くなるまで万太郎一筋に捧げる人生。

そのための下準備とも言えるエピソード。

好奇心の赴くまま鹿鳴館のダンサーとして高藤家に出入りするようになったところ、当主の高藤に見初められる。

物語はかなりデフォルメされていて、

高藤が一方的に愛を募らせ自分の妻を離縁しても寿恵子と一緒になりたいと

残念ながら、それはあっさりとお断りされちゃうんだけどね。

描き方は驚くほど丁寧で、それぞれの登場人物の胸の内が克明に推察できる。

万太郎の決意

植物学者槙野万太郎は西村寿恵子を嫁に迎える

万太郎は必死で努力した結果、学術誌の初回号を無事作り上げることができた。

植物に対する集中力は物語の中でも描かれた通り他の人の横槍を一切許さない。

自分と植物の世界だけに没頭する。

それというのもこの時代、写真技術がいまひとつ確立されていなかったので、本に載せる図は全て手書きによるもの。

この手書きの図柄がどうしても自分でなければダメだと言う結論に到達していた。

それもわずかな時間で目的を達成することができている。

子供の頃は驚くほど不健康で先行きが危ぶまれる少年だったが、持ち前の集中力と自他共に認める器用さが植物学者としての道を切り開いたとも言えるだろう。

そして、何よりも、彼自身の人あたりのうまさ。

彼のことを考えると、周りの人はみんな笑顔になると言う。

それはいつもそばにいる竹雄はもちろん、植物学教室の仲間たちや大畑印刷所の職人たちも全て皆、共通。

その万太郎は、自分が納得できる身分になったことを確信。

晴れて寿恵子を迎えに行こうと一大決心をすることになる。

実業家高藤

哀れ😭 色男🤣

1人舞い上がって寿恵子に熱を上げる高藤。

彼なりの行動は正直なところとてもよく理解できる。

彼は間違ってはいない。

でも、正しくもないけどね😓

明治を代表する重要なメンバーとして、存在を誇示していたと思う。

しかし、いかんせん新しいものを模索するためには、古い様々なしきたりや自分自身の都合は、周りから後ろ指を刺されるだけで、自分の身のためにならないことを思い知らされたに違いないのだ。

妻の弥江からも罵倒されていた😱

素朴な疑問だけどこの後、鹿鳴館の女性の参加者はどうなっちゃったんだろう。

多分、何とかなったんだろうと思う。

このときの女性たちは、政府関係者の奥様たちが多数参加していたように思う。

また、渋沢栄一の奥様を始めとする実業界からもそれなりの参加者があったはず。

らんまんは別の側面でのストーリーだと認識する。

明治のご時世

一等国目指してはみるが、内容はズブズブ😱

当時の明治政府や、その周りに群がる男たちは、日本をとにかく欧米に肩を並べられるような国にするために躍起になっていた。

徳川幕府時代に結ばれた不平等条約をなんとしても改正しなければ、日本は他のアジアの国々同様列強に搾取されるだけ。

当時の政府の考え方としては、いち早く列強に追いついて、列強と同様、他の国々を侵略して利益を貪る。

当時はそれが正義だったんだろうね。

今なら絶対ありえない。

ロシアがウクライナに侵攻した通り、世界中から総スカンを喰っているではないか。

また、明治の有力な男たちは、昔からの習慣で男尊女卑の考え方が当たり前だったのかもしれない。

この当時、まだまだクリアしなければならない課題は山積みだった。

これからのらんまん

しょっちゅう抱き合ってるなぁ😅🤣

来週の予告編が公開されていた。

少し時間が経った後、どうやら故郷の佐川に戻るようだ。

物語はそこでのエピソードに終始したと思う。

万太郎と寿恵子は佐川で夫婦になって暮らすことに。

そして寿恵子の母まつもどうやら誰かいい人ができたような。

おそらく間違いないとは思うが、職人の文太がお相手だろう。

さて、他にも見所はいっぱいありそうだが、ここで物語は一度リセットされるような気がする。

新たな展開にこうご期待。