くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

らんまん 揺るがない心

物語は、2つの場所で描かれた。

昨日話題に上っていた田邊教授を題材にしたと思われる新聞小説は、思わぬ波紋を呼ぶことになる。

実際は、登場人物の名前等は変えているので、本人でないことは明らかだが、ブラック田邊らしき教授がこともあろうに、女子生徒に手をつけてしまったと言うお粗末な話。

しかし、単純な一般読者は、それを事実と受け止め、ブラック田邊の自宅を襲う事態になっていた。

心配で駆けつける寿恵子。

久しぶりに寿恵子と聡子の再会の場面が描かれる。

家に石を投げ込まれて怯える聡子たち。

必死ではげます寿恵子。

そうしているうちに帰ってきたブラック田邊と遭遇する寿恵子

このやりとりが、物語のこれからを暗示するような展開。

そして、万太郎はと言えば4ヶ月に及ぶ植物採集の旅に出ていた。

行き場所はやはり四国。

自然の中で草花を愛でる万太郎は嬉しくて仕方がない。

そして、今日から新たに登場したのが山元虎鉄君

彼は、地元でお遍路宿をやっている家の手伝いをしていた。

この2人のやりとりが、これからのらんまんに大きく関わってくる。

そして、どうやら見つけた新種の植物。

物語はとんとん拍子に進んでいく。

虎鉄君 寺田心が演じる

目次

田邊家

駆けつけた寿恵子が家族を励ます

田邊のことはともかく、聡子のことは親友として放っておけない。

聡子は夫の先妻の子供2人の世話と夫との世話が。

新聞小説は田邊を遠回しながら指していた。

一般に読者は無責任に腹をたてる。

ハレンチ教授として攻撃のやり玉に。

今でもネットでの様々な誹謗中傷は有名人や著名人になるほど激しく攻撃される傾向が。

寿恵子の矜持

殿方の事は存じません 聡子さんはお友達です

田邊家に駆けつけた寿恵子は親友と子供たちを全力てかばっていた。

寿恵子の気持ちはブラック田邊に向いてるわけではない。

護りたいのは聡子と子供たち。

ブラック田邊との辛辣なやり取りが緊張感たっぷりに描かれていた。

ブラック田邊も思い通りにならなかった万太郎はどうやら憎しみの対象でしかないようだ。

さらには田邊流の勘違いもありそう。

万太郎がいまだに自分との関係を修復したいともがいていると錯覚。

相変わらずの上から目線で寿恵子にも冷たい言い草。

寿恵子も持ち前の気の強さを発揮。

自分は夫を信頼し、支えていくのだと全く譲らない。

引き下がらない寿恵子にブラック田邊もタジタジとのなる有り様。

心配げにみていた聡子は寿恵子を気遣うが田邊が語気も粗く制止。

あんなのとは関わってはいけない。

そしてここからが今日1番の見どころだったかも。

あのおとなしい聡子が夫にキッパリ告げる。

お寿恵さんは私の友達です。

万太郎を出発に様々な人間関係がリセットされつつある。

わが道をゆく万太郎

野山を歩くことが嬉しくて仕方がない

東京で寿恵子の武勇伝があったとき、万太郎は高知の山の中。

草花を見るたびに嬉しくて仕方がない。

彼の心には地位も名声もまるで関係なかった。

草花が小さな種からどうしてあんなにも素敵な花を咲かせるのか興味が尽きないのだ。

好奇心といってしまえばそれまでだが、みていて感じるのは草花への尽きない慈しみ。

納得の世界が描かれていると思う。

新たな出会い

虎鉄君 さらには新種の植物

四国の山の中なら多様な植物が多いのも理解できる。

今日から登場した虎鉄君はお遍路宿が実家なようだ。

たまたまキノコ採りをしている様子。

万太郎とのやり取りで、胴乱のことなど説明してた。

今週のテーマになっているヤッコソウが今日初めて登場。

牧野富太郎博士が第一発見者で命名している

物語は、ここへきて、新たな仲間を加えつつ、進展しそうな雰囲気。

実は、ネタバレ情報では、この先のいくつかの事件も把握できているが、何よりもこの物語はモデルとなった牧野富太郎博士の一生をほぼそのまま踏襲していると思われる。

牧野博士の一生を検索すれば、大体の見当がつくと言うもの。

膨大な標本の山の中から目的のものを見つけ出す牧野博士

これからの物語では植物学においてわが道を行くと決めた万太郎が、どんな道すじをたどるのか興味が尽きない。

そして、ブラック田邊にこれから起こる事はうすうすはわかっているが、彼のこれからの行動も大いに注目しなければならないだろう。

物語はいよいよ佳境に入ってきた。