いよいよ今日から東大の植物学研究所に通うことになる。
どれほどの格式のところなのかと誰もが考えるところだが、しかし、この頃の日本の植物学はまだ始まったばかり。
アメリカ帰りの著名な教授がおられるとのことで、万太郎の期待も大いに膨らむところ。
今日描かれるのは東大の中の様子と、新たに出会う人たちとの絡みが描かれることになる。
どうやら1番権限のあるのが田邊教授。
彼の指示で、周りの者たちが活動しているらしい
植物学では主な仕事は標本作りのようだ。
様々な薬品なども利用しつつ、植物の水分を抜いて乾燥させる。
さらには必要に応じて試薬等も使うようだ。
そして、物語の中で語られていた顕微鏡の存在も、万太郎にとっては興味をそそるエピソードになっただろう。
新調したスーツを着て万太郎は東大を訪ねてはみたが、今日はまだ肝心の先生に会うまでには至っていない。
先生とおぼしき人たちや、研究生だろうと思われる人たちとの最初の出会いが語られることになった。
田邊教授はアメリカのコーネル大学で学んだとのことで、ドラマの中で描かれていた彼の机の上には、原書と思われるハムレットやアルフレッドテニスンの書籍が並んでいた。
この教授と万太郎の出会いが、これからの日本の植物学に大きく貢献すると、ナレーションで語られていた。
エピソードは今始まったばかり。
目次
いざ、東京大学
番組のナレーションにあった。
この頃、日本の大学では、唯一、東大だけが存在したようだ。
日本初の大学だったようだ。
どうやら建物にはいくつかの学部があって、それぞれ建物の色で分けられていたような説明。
植物研究所は理学部の1部で青い色の校舎とのこと。
確かに広い敷地の中を探してみると青く塗られた校舎があって、目的の研究室が。
土佐から初めて東京に出てきた万太郎にとっては、探さなければたどり着けない複雑な道筋だったかもしれない。
東大植物学研究室
描かれた物語の中では、早朝の時間帯だったんだろうか、まだ誰もいない様子。
ただ、植物学をやっているところだということは納得できるような。
植物標本を乾燥させるためのアイテムに感心する万太郎。
新聞の中に植物を挟み込んで何枚か積み重ねる。
その時にずれないように、専用の木枠が準備されていて、上には重しが乗せられるような仕組み。
なるほどうまい具合にできている。
さらには、研究室の中まで入ってみると、様々な専門書のほかに、実験に使うための器具、そして試薬等の薬品類。
いかにも研究所の雰囲気が。
新たな出会い
ほどなくして、研究者たちや先生たちがたくさんやってくる。
わざわざ画面の中で名前が表示されていたので、これから物語の中にしょっちゅう登場するメンバーなのではなかろうか。
万太郎が田邊教授のお客さんだとしても、10時までは取り継がないない決まりだと語られていた。
なるほど教授はかなりの権限をお持ちのようで。
そして、番組の発表の中で既に明らかにされているが、助教授がどうやらこれから万太郎の天敵になりそうな雰囲気。
こう言ってはなんだがこの頃から既に大学を元日本社会は縦割り化が進んでいるような。
教授の手前に助教授がいて、ワンクッション置いている。
こちらの方が果たしてどんな振る舞いをするのかはこれからの物語をみなければわからない。
田邊教授
朝10時の直前で、教授の部屋から聞こえてきたのはバイオリンの音色。
どうやらバイオリンを嗜むらしい。
そして、教授室のテーブルの上にあった本は、おそらく日本訳のものではない。
オリジナルのものと思われる書籍が。
ハムレットとアルフレッドニコルスン。
どちらもかなり有名だとは思うが、存じ上げない人も多いかもしれない。
片やシェイクスピアの傑作で、もう片方はビクトリア女王時代の著名な詩人とあった。
教授を演じているのが要潤。
彼を初めて見たのは確か仮面ライダーではなかっただろうか。
調べてみてわかったことだが、要潤はまだ42歳。
かなり若いことには違いないけど、確か青天を衝けだったか、大河ドラマにも出ていたような気がする。
NHK御用達の俳優なので、これからもちょくちょく登場するのでは。
物語の中で描かれる。こちらの教授は万太郎と大きく関わることになりそう。
今週のエピソードはまだ始まったばかり。