くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

らんまん それぞれの人生

いよいよ一緒になることが決まった万太郎と寿恵子。

物語では、万太郎と寿恵子が2人並んで白梅堂に赴いて寿恵子の母まつと文太に事情を説明する様子が詳しく描かれた。

まつにとって、万太郎はかつて会ったこともある男性なので人となりはよく知っているようだ。

さらには、文太も万太郎と万太郎が働いていた大畑社長に会ったことがあるので、話の内容はあらかた理解できる。

2人の、生活設計がどうやらかなりきわどい内容。

要するに、かなりの費用が必要な割には、お金の入ってくる術がいまひとつはっきりしない。

万太郎と寿恵子の目標は、日本全国の植物を全て明らかにして図鑑にまとめ上げること。

口で言うのは簡単だけど、莫大な調査のための労力と費用が必要になる。

そのための、資金をどうするのかさらには肝心な生活費。

親ならずとも心配になって当然。

そのことで若いふたりは明確なプランを持っていた。

植物図鑑はすべてが出来上がるまで待つのではなく、出来上がった部分から少しずつ図鑑としてまとめ上げて世の中に発表していく。

それを繰り返すことで、売り上げたお金をさらなる研究と生活のための資金に充てると言うもの。

正直な気持ちを言うと、かなり荒唐無稽だね。

単純に、取らぬ狸の皮算用的なところがあると思う。

しかし、万太郎と寿恵子の決意は固く、まつは見守るしかないと思われた。

そして、白梅堂もどうやら店じまいすることが決まったらしい。

それぞれの人たちのこれからの人生が詳しく語られることに。

ずいぶん前になるけどこの時が懐かしいね

目次

白梅堂

内容はかなり危ういけど若い2人は意気揚々

物語の最初のシーンで描かれたのが白梅堂でのやりとり。

万太郎と寿恵子が意気投合したことをまつと文太の前で披露する。

既に釣書も納めてもらっていて、手続きは十分なものが準備されていたと思う。

あと、当人たちから事情聴取をするばかりだね。

結婚したい、あーそうですかと言うわけにはいかないわけで。

それでも、先週あたりはまだまだ2人ともこんな風になれるとは全く思ってもみなかったのでは。

2人が相思相愛な事は、ドラマを見ている視聴者にもよく伝わってきた。

八剣伝方式

2人で仲良く里見八犬伝を鑑賞😍

万太郎と寿恵子の生活設計は、なかなかシビアな計画を立てていた。

引き合いに出したのが、馬琴の里見八犬伝

物語は全98巻で106冊あるらしい。

馬琴は一生かけて物語をこしらえていた。

物語の中で語られていたが、最後は目も見えなくなって、口述筆記の形で書き記したと言っていたね。

1つの物語にそこまで書けるのは、物語そのものをやり遂げることに彼自身のポリシーがあったから。

万太郎と寿恵子はそんな物語を2人して読んでいた。

そこで感じたのが、馬琴方式で植物図鑑の発行を細かく分けてはどうかということで。

彼ら2人は八剣伝方式と名付けていた

植物図鑑も、その都度出来上がったものから順繰りに発刊していく。

そしてその売り上げで次の資金調達と生活費に充てると言う。

はっきり言って絵ーに描いたようなうまい話で、心もとないことこの上ない。

しかし、意気投合した2人にダメだと言うはずもなく。

おまつと文太

2人の気持ちはわかるけどなんとも心もとない😓

万太郎と寿恵子の決意表明を受け入れざるを得なかったまつ。

聞くところによると、白梅堂はこの後店を閉めると語っていた。

職人の文太が田舎に戻るらしいのだ。

実は、まつは恩返しのつもりで文太についていくと言う。

要するに、この2人はお互いのことを気にいっている。

おそらくは、塾年の夫婦と言う形になるんだろう。

それはそれで、ありだと思う。

女優牧瀬里穂 美しさは衰えていないと思う😍

職人の文太も密かに、おかみさんに惚れていたような様子。

特に、これからは女将さんではなく、おまつと呼ぶことになる。

物語としては、多少こそばゆい感じがしないでもない。

佐川へ

佐川へは徒歩で向かう😅

東京から佐川へはかなりの道のりになる。どんな風に言ったかはわからないが、最初の頃のエピソードをもとに推察すると船あり汽車ありで何日も時間がかかっただろう。

しかも、四国に到着してからは徒歩もあるような雰囲気。

普通の人でも、健脚でなければちょっと大変。

オフショット😅🤣

そういえば、峰屋に到着してからだけど竹雄が寿恵子に大事な話をしていたね。

これからは、「植物学者槙野万太郎」の助手をお願いしたいと。

寿恵子も軽はずみな気持ちでは、受けられないことがよくわかっていたが、だからといって今更逃げ出せるはずもなく。

性根を据えてがんばるしかない。

峰屋

万太郎たちが来るのを待っていたけど役人が税の取り立てに

今日、最後に描かれたのは峰屋の様子だったけれど、この時代、日本の税収の主なものは、皆酒税に頼っていたことがあると思う。

国家予算を考えたときに、明治政府はお金が取りやすいところから税金を徴収していた。

その時にまっさきに餌食にされたのが全国の酒蔵。

これは、酒を作った段階で課税される造石税

この税法のおかげで、全国の酒蔵が大幅に減る事態になった。

普通に考えても、これは悪法だね。

取れるところから取ってしまえと考える役所的な見方は今も昔も変わらないなと思う。

万太郎が役人の前に救世主のように立ちはだかる

久しぶりの再会が、役人相手にケチがついたような感じ。

しかし、万太郎の最大の持ち味がすぐに発揮されるのではと思う。

口八丁手八丁で相手を丸め込むのは、万太郎の得意中の得意な技。

始まったばかりの、今週のエピソードでは、万太郎と寿恵子の佐川での暮らしが描かれる。