佐川でストーリー展開するらんまん。
どうやら、ここで万太郎と寿恵子の結婚式が行われるような雰囲気。
おめでたいことと思いきや、それぞれ登場人物の胸の内は思った以上に複雑で簡単に言い表すことができない。
峰屋の祖母タキは物語で描かれた状況から判断すると、ガンを患っていると思われた。
あれだけ痛みがあるようでは、すでにカウントダウンが始まっているような雰囲気。
タキの最後の願いとして語られたのは、意外にも桜の話し。
そして、植物学を志している万太郎は先週わかった喜ばしい連絡を想うにつけ、これからは新種の植物には、自ら名前をつけたいと願うように。
今日のエピソードの中では、竹雄と綾の2人のことも話題として取り上げられた。
綾は峰屋の経営について重税に苦しんでいた。
何とかして現実を改善するために、土佐中の酒蔵を纏め上げ組合を作ろうと。
そのことに行動を共にして寄り添う竹雄。
しかし、今日の物語の中心にすえられたのは意外にも物言わぬ植物。
たまたま峰屋に寿恵子の結婚式用の着物を納めに来た呉服屋との会話の中で古くからある桜に病気が発生したとのこと。
桜の病気について、万太郎に白羽の矢が立った。
桜の病気を治すためには⁉️
目次
タキの病状
あらかじめNHKの公式発表であったけれどタキは重篤な病におかされていた。
様々な人の考察がなされているが、どうやら消化器系の末期ガンが疑われる。
出入りしている医者も自分にはどうすることもできないとサジを投げていた。
瀕死の状態のタキだが、ここへきて願いができたようだ。
本当は万太郎と寿恵子の子供を我が手に抱いてみたいが、どうやらそれが叶わないことを受け入れざるを得ない。
先週最後のほうのやりとりで明らかになっていたが、どうやら今週中にも命を終えてしまうような雰囲気。
寿恵子の婚礼に向けて
タキは当面の願いを少し修正。
万太郎と寿恵子の晴れ姿を見たい!
そのために、寿恵子に着物を新調してきれいに着飾った姿をみたい。
タキの有無を言わさぬやり方は寿恵子も困惑するばかりだが、カンのいい彼女はタキの気持ちを瞬時に汲み取ることができていた。
周りへの思いやりや気配りなど万太郎が見初めただけあってタキも納得。
峰屋の財力があればこその計らいだが物語を見ていても、庶民感覚ではないと思い知らされるばかり。
この時代の老舗の大店となれば、それなりの格式とかを整えようとしたはず。
寿恵子は彼女の生まれからして、様々な世の中の仕組みを相応に理解していたものと思われる。
設定では、まだ10代後半のはずだけれど高藤家でのダンスレッスンのときの1連の流れで鍛えられた様子も見受けられる。
万太郎の胸の内
万太郎の妄想の世界が描かれていた。
東大の植物学教室での仲間たち。
皆万太郎の快挙を祝ってくれる。
確かに田邊教授の実績は標本が足りないがために追加の検証作業が必要と言われていた。
それに対して、万太郎のマルバマンネングサは完璧な新種として認められていた。
明らかに万太郎の方が実績としては上になるんだろうね。
しかし、肝心の万太郎はそのことも考えれば考えるほど納得できないと思うように。
付けてもらった名前
セドゥム マキノイ マクシム
万太郎の槙野の名前は入ってはいるが、できれば自分自身が命名してみたい。
はっきりと語られていたが、手柄を横取りされたくは無いと受け止めている。
この後たくさんの植物と関わることになるので、チャンスはどんどんやってくるんだけどね。
綾の願い
峰屋の経営では重税に苦しんでいた綾。
何とか、蔵元同士で手を取り合って協力して経営の助けにしたい。
そのためには、蔵元の集まりで組合を作る。
お互い同業者同士情報を共有することができれば、それぞれの利益も守ることができるのではと考えたようだ。
確かに、今ではどこの業種でも彼女と同様の考えで組合か、それに準ずる組織ができていると思われる。
明治初期のこの時期では、画期的な考え。
そして、綾を助けるために寄り添う竹雄。
将来の峰屋はこの2人が切り盛りするんだろうなと考える。
それにしても明治初期、造り酒屋に課せられた造石税は重税だったことが改めて思い知らされる。
万太郎が果たすべき役割
どうやら万太郎には新たな目的ができたようだ。
それはタキからの願い。
子供の頃から眺めてきた仙石屋の桜が病気にかかったらしいとのことで、何とか直す術は無いものかと。
気になって、少し調べてみたところ桜に発生する重篤な病気がヒット。
サクラてんぐ巣病
どうやらウィルス感染でこのような病気になると聞いた。
この病気になると直す事はできないらしい。
古い桜だが、切る外はない。
万太郎にとっても、子供の頃タキと眺めた思い出の樹木。
何とかして助けられないかと行動を起こすように。
今日のエピソードはここまで。
桜へを万太郎は助けることができるのか。
そして寿恵子との婚礼はどんなふうに行われるんだろうか?
それぞれの願いを込めて物語は先へ。