くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

らんまん 告白する夢

裏路地で屋台を始めた竹雄と綾。

提供した料理は、土佐料理。

懐かしい味に舌鼓を打つ万太郎と虎鉄。

そして、もちろん酒も提供される。

元々、蔵本だった綾は酒に対する造詣が深い。

様々な酒蔵をめぐって、自分の舌で確かめた酒は間違いのないものだった。

今日描かれた物語は、屋台での交流が全編通して語られた。

綾も竹雄も新しい酒造りへの夢は諦めてはいない。

過去の経験から火落ちと腐造を出してしまったことをどうすれば乗り越えられるのか、醸造の専門家を探していると語っていた。

この時代の日本ではまだ醸造の専門家は存在していなかった。

もし、専門家がいれば安全で間違いのない酒造りができる。

酒の味は、仕込み方で千差万別。

目指すべき酒が必ず作れるものと信じて竹雄も綾も追求の手を緩めない。

そして、虎鉄と寿恵子のやりとり。

虎鉄は初めて万太郎と竹雄のつながりを知ることになる。

自分が万太郎の助手であることを強く意識した虎鉄は、かつて万太郎が世話になった大畑印刷所で手伝いをすると言う。

今までの印刷技術を乗り越えられる画期的な方法がないか研究対象も増えることに。

そして、羽多野は万太郎に打ち明けていた。

野宮と共同で発見した銀杏の精虫について、なかなか認めてもらえないと苦しい胸の内を明かしていたね。

野宮は東大を辞めるとも語っていたらしい。

それぞれの植物学への道は思った以上に険しいものに。

懐かしい料理 でも願いは酒造り

目次

屋台にて

新しい酒を作るために決意も新た

佐川で峰屋の後始末を終えた綾と竹雄。

2人は相応の資金を貯めて、東京までやってきていた。

とりあえず屋台をやりながら新しい酒造りの可能性を探っているらしい。

屋台で提供する料理は、万太郎にとっては懐かしい土佐料理。

今週のサブタイトルヤマモモが今日明確に伏線回収された。

屋台では万太郎や寿恵子、そして虎鉄。

さらには藤丸と羽多野も加わって、懐かしい話も織り交ぜながら大いに盛り上がる。

虎鉄はこのメンバーの詳しいいきさつを今日初めて聞くことになる

それぞれ、様々な思い入れがあって席を同じくしていた。

藤丸と綾

実家が酒問屋の藤丸

宴会がお開きになった後、藤丸だけが1人残る。

彼には密かに告白するべきことがあった。

綾と竹雄に新しい酒を飲みたいと告げること。

綾は蔵元として酒造りに関わる思いをずっと継続してきた。

今までの製法と新しい技術を組み合わせて新酒をなんとか作り上げたい。

藤丸は、その思いに応える形で2人の酒を飲みたいと告白したようなもの。

藤丸の実家は酒問屋なので峰屋の最後の当主綾のことが気になって仕方がない様子。

藤丸自身も変性菌や粘性菌の研究を続けたい気持ちがある。

しかし、残念ながら日本には専門家がいないらしい。

つまり、日本で研究を始めるなら自分しかいないことがなんとなく理解できた。

そんな中で選んだのが酒作りに欠かせない麹菌の研究。

綾と竹雄の願いとも被るものがある。

ここでの3人のやりとりが今日の見せ場になっていた。

綾が藤丸の注文を快く引き受けていたこと。

そして、藤丸こそが自分たちが求めていた鋳造の専門家足り得ること。

これからの道筋が開かれた瞬間。

ヤマモモ

ヤマモモ 日持ちしないので甘露煮にして保存

土佐料理が提供された中で、箸休めに共されたのがヤマモモの甘露煮。

日持ちしない果物なら加工する以外に残しておく手立ては無い。

印象はジャムのちょっと手前かな?

山でたくさん取れるなら食べない手はないよね。

オーガニックな品物で、その辺で売っていたら試してみたくなっちゃう。

それぞれの告白

銀杏の精虫共同発見者の野宮を守りきれなかった💦

羽多野からの告白は切ないものがあった。

彼と野宮で発見したはずの銀杏の精虫。

どうやらそれが学会に認めてもらえないらしい。

野宮はもともとはただの画工にすぎないことを理由に発見できるはずがないと頭ごなしに否定してくる。

外国の批評は仕方がないにしても、ひどいのは日本国内の非難中傷だと言う。

そのせいで野宮は大学を辞めてしまうと言う。

第一発見者は間違いなく野宮だった

このシーンは今でも記憶に残る。

この後の流れとしては野宮が論文を書いて羽多野が外国語に訳して発表とする手はず。

そのことがどうしても認めてもらえない。

学閥とは、この頃から恐るべきものがあったと痛感。

そのせいで野宮は辞表を書くらしい。

中秋の名月 ちょうど時期はこの頃

15分枠のドラマだが、様々な場面で同時進行でストーリー展開していたね。

万太郎は自分自身の研究もさることながら、仲間たちの厳しい状況を知るにつけ悩みを深めるしかなかった。

研究は孤独な作業だが仲間との連携は欠かせない

らんまんは残りの時間でどのような物語に進んでいくのか興味は尽きない。