物語の設定は、昭和21年4月。
スズ子は自らの楽団を解散して、新しい道へと進むことに。
この年は長年付き人を勤めた小夜が去ることになった。
理由を聞いても答えようとしない彼女は結局のところ行方不明扱いに。
既に先週予告編が出ているのでどうなっているのか検討はついているが。
愛助は学校を卒業して、村山興業で坂口に付いて営業員として勉強を始めた。
愛助曰く、村山興業の下端や😅
マネージメントやエンターテイメントを本格的に学ぼうとする姿勢はモデルの吉本穎右と同じなんだろうと思う。
スズ子は愛助の妻としてかいがいしく世話を焼いている。
そんな中スズ子に突然のオファーが。
当時大活躍していた喜劇俳優タナケンから舞台での共演を打診された。
マネージャーの山下は大乗り気
彼は戦争中、ずっとスズ子の楽団の世話をしてきたが、ほとんどの場合スズ子の意見や気持ちを最優先してきた。
しかし、今回は違う。
話にまるで乗り気ではないスズ子を食い下がって説得。
オファーをくれたタナケンに会うべきだと、決して譲らない。
会いに行ってみたところがまるで煮え切らないタナケン。
諦めかけたスズ子の気持ちをよそに、スズ子を推薦した羽鳥善一の後押しもあって、どうやら話はまとまりそうな。
目次
小夜のあと先
小夜は昭和21年1月に楽団を退団した後、4月には行方不明との設定。
恋人サムと一緒になりたくて行動した結果だと推測。
あれだけ男性に対して防衛戦を張っていた小夜だったが、サムの真摯な態度に心を許すことになったのかもしれない。
物語の設定で上手だと感じたのは、小夜はサムとの関係をずっと内緒にしていること。
スズ子と愛助のように周りに全て公開していたわけではなかった。
自分に恋人ができたことを告白することが恥ずかしかったんだろうと思う。
予告編であった通り、小夜は泣きながらスズ子のもとへ戻ってくることになる。
村山興業の新入社員 愛助
学校を無事卒業できて、愛助はお約束で村山興業に就職。
下っ端の営業員として日々仕事に汗を流している。
先生はどうやら坂口。
この2人も今までの状況を考えると良いコンビだなぁと納得するね。
愛助には順風満帆の未来が約束されていると思われた。
この後訪れるであろう衝撃的なストーリーはおそらく見ているもの全てが驚愕するはず。
山下が持ってきた突然のオファー
今日描かれた物語の中で、見所は後半に集中する。
山下は喜劇王タナケンのオファーを取り付けてきた。
もちろんスズ子もタナケンを知らないはずがない。
尻込みするスズ子に、山下は簡単には引き下がらずにまずは会ってみて話を聞くだけでもと説得。
スズ子とタナケンの面会を取り付ける。
この頃
スズ子はスイングの女王
タナケンは喜劇王
として、広く知名度を得ていた。
この2人が共演するなら売れるに決まっているだろうと勝手に思うが、実際は努力の結果としか言いようがない。
人気や知名度だけで仕事が成立するほどエンターテイメントの世界は甘くないだろう。
私が若い頃知っていたエノケンは車椅子姿だったと記憶に残る。
57歳の時に右足を失ってしまう病魔に襲われた。
自殺を図るほど苦しんだとも。
彼は1970年65歳の若さで亡くなっているので、晩年は大変だったんだろうね。
また、記録によればかなり小柄な人で身長は150センチ程度と言われる。
ブギウギではどこまでのエピソードとして登場するかはこれからの物語を注目する必要が。
タナケンとスズ子 そして羽鳥善一
タナケンにスズ子を紹介したのは羽鳥善一だとわかる。
スズ子のイメージで新しく作曲したと紹介されていた。
YouTubeに本人の音源がしっかりと残っていた。
ただし、私が聞いたところ今回初めて耳にする楽曲。
正直なところここで紹介しようとは思わない。
笠置シズ子コペカチータで検索すると簡単にいくつかヒット。
気になったなら参考にするのも良いかと思う。
おそらくブギウギの中で必ず登場してくる楽曲になるはず。
スズ子の歌ならば紹介してみたいとも思う。
史実を採用するなら、タナケンとスズ子のコンビは舞台でも映画でもヒット作品を連発することになる。
それは物語を見てのお楽しみ。
