くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ブギウギ 漂うあやうさ

ブギウギは登場人物のエピソードを加えていくことで、物語に奥行きを増し始めた。

スズ子にはお抱えの楽団が。

個性あふれるメンバーで、スズ子と共に地方授業に勤しんでいた。

メンバーの中でもとりわけ大切なマネージャーなど実質的な運営を担っていたのが五木。

彼は、梅丸楽劇団から紹介された有能な人材だという触れ込み。

スズ子の楽団の営業と運営を一気に担っていた関係で様々な人との関わりがある。

また、自称プレイボーイで全国各地に恋人とおぼしき女性がいる話し。

今回の公演地は長野。

その楽屋に子供連れの若い女性が訪ねてきた。

五木を頼ってきた女で連れていた子供は男の子名前は三平君。

三平君はこともあろうに五木に向かって

お父ちゃん❣

びっくり仰天するメンバーたち。

確かに驚き以外の何物でもないよね。

全国に女がいる事は納得できたとしても、子供までいるとは。

スズ子は恐る恐ることのいきさつを五木に尋ねてみた。

彼女は知り合いには違いないが、三平君は自分の子供ではないと言う。

ある時仕事先で出会って困っているところをわずかばかりのお金で助けてあげたと語っていた。

それ以降関係があるらしく、ことあるごとに行動を共にするようになったらしい。

スズ子の追求と様々な事情から五木は女子供と一緒に失踪してしまうのだ。

ここへ来て、物語は急展開。

さらには東京では五木の代わりに愛助が紹介してくれたマネージャーは既に村山興業の社長

村山トミの知るところとなった。

どういう関係? 話せば長くなる😥

 

マネージャー五木の秘密

スズ子の大ファン😍❣️

いきなり五木を尋ねてきた親子。

子供は五木に駆け寄って

お父ちゃん❣️

これは正直なところ、周りの皆が想像する事は1つ。

五木の家族なんだろうな👪

これが話を聞いてみると、ちょっと複雑な事情があったようで。

女性は名前をナツさんといっていわゆる戦争未亡人。

息子を1人連れて松本の旅館で働いているときに五木と知り合ったそうな。

その時、事情があって、わずかばかりのお金で五木は彼女を助けたんだそう。

そこからの縁と言うことになっているらしい。

いつの頃からか子供 三平君は五木をお父ちゃんと呼ぶように。

詳しい説明をすればそのような事情があって正式な家族ではないとの事。

しかし、五木はこの親子の面倒を見なければと心に決めているような。

ワテもボーナスを出させてもらう

話を聞いたスズ子も持ち前の母親譲りの義侠心を発揮。

今まで裏方で頑張ってくれたお礼にボーナスを払わせて😓

スズ子の申し出をきっぱりと断る五木。

彼はうわべだけの軽いノリの男ではなかったと思う。

自分のことは自分で決着をつける

五木にこんな秘密があったとは誰も知らなかった。

そしてそれは引くに引けない、切ない事情があることも。

マネージャー五木の失踪

置き手紙を置いていなくなっちまった💦

公演の最中、行方不明になってしまう五木。

楽団のお金をそっくり持ち逃げして雲がくれしたようだ。

一体どんな事情があったと思えばいいんだろうか?

添えられていた手紙の中にあった。

村山興業の坂口から既にお金を受け取ってしまっていたこと。

そして見返りはスズ子と愛助を別れさせることが条件だったことなどもおのずと推察できる。

そんな状態では楽団にいられるはずもなく。

結局のところ行方不明を装って隠れてしまうしかなかったのだ。

お金欲しさに起こした行動だが、裏事情を考えればとても楽団でこれからの活動ができるはずもない。

愛助に報告するスズ子

愛助が紹介してくれたマネージャーは⁉️

愛助にことの顛末を報告するスズ子。

愛助は自分にも責任があると受け止める。

ことの発端は村山興業の支社長坂口の画策したことが原因。

その責任は自分が何かの形で返さなければと考えたようだ。

新しいマネージャーが必要だと言うことで愛助は自分が子供の頃からお世話になっていた父親代わりの山下を紹介。

朝ドラ御用達俳優 近藤芳正

物語の描き方がうまいところは愛助と山下のやり取りがあまりにも危ういところ。

中の良いのは大いにアピールしてたが、実際に仕事をする上でどれほどの能力があるんだろう。

ピンチに陥ったスズ子の楽団を切り盛りするだけの力があるのかどうか。

少なくとも久しぶりに会った愛助とのやりとりからはそんなシビアなものはまるで感じられなかった。

ストーリー展開の中で秀逸だなと思ったのは、山下がこれからの事について確かな見通しを持っていたこと。

何よりもこれからの活動のために必要な事は母親村山トミへの対応。

女社長はスズ子との結婚についてまで視野に入れているはずなので、この交際は絶対反対するはずだと。

なるほど、見立ては全く間違っていない。

今をときめく大歌手が興業会社の社長夫人が務まるはずはないと。

なるほど、説得力のある見立て。

愛助の母“村山トミ”が動くとき

オフショット さすがの存在感😨

最後の方で登場した村山トミ社長。

坂口を一瞥したコワ〜い表情は迫力充分。

やはり小雪さんの存在感は他を圧倒するほどの威圧感。

こんな人が相手になるなんてどうやって説得すればいいんだろうか。

愛助はあまりに純真無垢で、世の中の厳しさからは程遠いように見えてしまう。

スズ子との恋愛も今はまるでままごとのような領域。

こいつは前途多難だね。

明日で一旦は決着を見るはずだけど、スズ子と女社長のやりとりはどんなふうに描かれるんだろうか?。