昨日愛助が亡くなった事実はスズ子以外全員知っている。
スズ子だけが情報を隠されていて、知る事はなかった。
しかし物語の冒頭、山下は意を決してスズ子に告げる
ボンは亡くなりました😰
絶句してぼう然自失するスズ子。
描かれたストーリーの展開はブギウギが今まで行ってきた通り、てきぱき素早く行われ余計な詮索の入る余地は無い。
我を失ってしまったスズ子は2日間ベッドに座ったまま微動だにしなかった。
そんな中、大阪から矢崎秘書室長が愛助の最後のメッセージを携えてスズ子の元へ。
愛助はスズ子との新生活を見据えて、貯金をしていたようだ。
名義もスズ子の名前で、新しい家族で新生活を送ることを想定していた。
そして愛助最後の手紙。
数ヶ月間、はがきだけで済まされてきた手紙の内容は感謝と謝罪から始まっていた。
約束を破ってしまったことをひたすら謝っていたね。
ドラマを見ている側も思わず涙ぐんでしまうような。
今日描かれた内容ではスズ子の周りの人たちの辛く苦しむ様子も詳しく描かれていたね。
山下、坂口、矢崎
彼らにとっても愛助は希望の星。
感情を失っていたスズ子は生まれてきた娘の泣き声で目を覚ます。
自分はこれから娘と共にしっかり元気を出して生きていく。
我々の世代がよく知る笠置シズ子の快進撃が今スタートする。
目次
驚愕の真実
今日のエピソードが始まった早々に愛助の死去が伝えられた。
残酷な設定だと思うが、スズ子には今まで隠されてきた事実。
それは他ならぬ愛助の意向だとされている。
心配をかけたくないが故に嘘を言ってずっとごまかしてきた。
いくら天然のスズ子といえど気がつかないわけはないが、まさか死んでいるとはツユほどにも疑わなかったに違いない。
しかし、いずれ知るしかない。
物語の中では、羽鳥善一が家族で出産のお見舞いにやってきて、その事実を知らされていた。
麻里の言葉にもあった通りなんと言う残酷な運命。
スズ子だけが運命に翻弄されている。
いずれは乗り越えなければならないが、簡単に納得できることではない。
ぼう然自失するスズ子
ベッドの上でぼう然自失するスズ子の様子は衝撃の大きさを物語っている。
愛助と再び会えることだけを夢見て頑張ってきた彼女にとって愛助抜きの人生など考えられないといったところか。
そんな中、大阪から愛助の遺言を携えて矢崎秘書室長がやってくる。
愛助の本当の様子が初めて明らかに。
結核は良くなるどころか、悪くなるばかりで、やがては命を奪ってしまった。
まさかと思いつつ、ひょっとしたらの気持ちもスズ子の中にはあったかもしれない。
愛助からの手紙も葉書も嘘をついている事は明らかで、周りの者たちの態度も妙によそよそしい。
結局スズ子の問い詰めに山下が答える形で事実が公表される。
愛助の遺言
愛助の遺言は感謝の気持ちと謝罪の言葉で埋め尽くされていた。
見ている者の心に突き刺さるのは嘘をついて騙していたこと。
どうしても事実を知られたくない愛助は見えすいた嘘でごまかしていたと思われる。
彼は村山興業の人たちからも慕われていて、皆がその死を悲しんでいる。
スズ子との新生活に向けて貯金もしていたらしい。
名義は、スズ子の名前で。
史実では吉本穎右も笠置シズ子宛てに当時のサラリーマンの初任給の10ヵ月分程度の金額を貯めていたようだ。
そして、愛助の遺言。
生まれてくる子供の名前について。
もし男の子だったら、僕のように体が弱くなく丈夫な子に育つように
カブト
女の子だったら、
愛子
生まれたのは女の子だったので、愛子と名付けられることに。
モデルのいるストーリーだが、物語的にさほどの違和感があるわけではない。
笠置シズ子は吉本穎右の死去の事実を知った上で出産に臨んだようだ。
その時はブギウギにもあったように穎右の丹前を枕元に置いて子供を産んだらしい。
物語を見ていてスズ子の感じた悲しみは想像を絶するものがあったと思うが、愛助の母トミの苦しみもいかばかりだったろうかと推察。
自分が守らなければならない者が守ることができずに、目の前で死んでいく。
人生で何が苦しいってこれほどの苦しみは他にないのでは?
彼女は息子が亡くなった後3年経たずに、彼女自身も同じ結核で命を落としている。
穎右は25歳で亡くなったが、吉本せいは3年後60歳で亡くなっている。
運命は誰が当事者なのか最後まで経過してみなければ簡単にはわからないことだらけ。
福来スズ子の決意
スズ子は思わず死にたいとつぶやく。
しかし彼女を押し止めたのは、娘の泣き声。
愛助のためにも愛子とともに精一杯生きる。
他に良い回答等あるはずもなく。
来週の予告編も既に公表されているが、いよいよ東京ブギウギがお見えになるようだ。
福来スズ子の大活躍は今火ぶたが切って落とされた。