くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ブギウギ1週間振り返り 運命を乗り越えて

物語が描かれた1週間は昭和22年から昭和23年にかけて。

戦後の復興期の始まりとされる年代。

戦前から芸能活動を継続してきたスズ子は戦後になっても愛子を連れだって歌手活動を。

この時代既に芸能記者なども存在したらしい。

あることないこと面白おかしく書き立てて世の中にアピール。

スズ子は芸能記事の格好の対象にされた。

スズ子のモデル笠置シズ子そのままに描かれるブギウギでは当時パンパンガールと呼ばれた娼婦たちとスズ子が交流を深めるところからきちんと描かれる。

スズ子はパンパンガールたちを差別する事はなく、一生懸命働く点で自分と同じ類の人間だとの認識を持っていたようだ。

そんな中幼なじみタイ子に遭遇。

スズ子とタイ子のお互いの人生は全く違ったものになっていた。

そしてスズ子の差し伸べてくれる手をタイ子は受け取ろうとはしない。

自分が無様で惨めなことがあまりに恥ずかしいと。

しかし、スズ子の筋金入りのおせっかいは、タイ子の凍りついた心を溶かしやがて心を通い合わせるようになる。

そんな時発表されたスズ子の新曲はジャングル・ブギー

映画の挿入歌にもなった楽曲は、激しいパフォーマンスで歌って踊るスズ子の真骨頂。

オフショット 衣装があまりに斬新😅

目次

ラクチョウのおミネとの交流

一緒に屋台で雑炊を食べる間柄

週刊誌に書かれた記事に激怒したおミネ。

最初はスズ子のところに怒鳴り込んできたがスズ子の渾身の弁明に心を動かされる。

スズ子は家族を次々と失ってきた不幸な過去が。

乳飲み子の愛子を抱えながら全力で生きている。

そのことを必死で訴えた。

嫌悪だったパンパンガールたちも心を動かされそれぞれ交流する間柄に。

笠置シズ子は当時パンパンガールたちを差別することなく交流していた。

笠置は職業で人を差別したりしない。

週刊誌には好き勝手に書かれてはいたが、彼女自身のポリシーは最初から一貫して変わらなかった。

生きるために必死で仕事をしている人たちに他人がとやかく言う資格は無い。

ラクチョウのおミネたち レトロ感満載

娼婦は人類最古の商売とされる。

単純に需要と供給があって成り立つ世界なので、これからもこれらの仕事がなくなる事は無いはず。

幼なじみタイ子と息子達彦

スズ子の援助で元気を取り戻した親子

靴磨き少年達彦の母親タイ子はスズ子の幼なじみ。

スズ子はタイ子が大親友だと語って、今でも思い出をしっかり持ち続けている。

タイ子は戦争によって夫も家族も失って、今は息子を働かせてギリギリの生活を。

スズ子と自分を比べてしまったら幼なじみとは言え、あまりの落差に返す言葉もない。

自分があまりに惨めで恥ずかしいと語っていた。

スズ子はタイ子を全力で励ます。

息子を立派に育てあげている。

タイ子ちゃんはスゴい。

どうか援助を受け入れて元気になってほしい。

それは施しや哀れみではない。

スズ子は自分の大切な人が目の前で苦しむ姿を決して放っては置けなかった。

思わず抱き合う2人 幼い頃の記憶は確かなもの

今週のエピソードの1番の目玉になるシーンだったろう。

演技をする趣里も藤間爽子も感情を爆発させて物語を演出。

この時代、多くの日本人が同じような不幸に見舞われていた。

なくなった人はもちろん生き残った人たちでさえ、苦難の歴史として刻まれる。

売れっ子作曲家羽鳥善一

作曲依頼が殺到 実は身動き取れない状態😓

羽鳥善一は服部良一がモデル。

笠置シズ子とはコンビで長く活動していた。

当時の人気ぶりがうかがえる

普段歌謡曲などを聞くときに作詞作曲が誰かなんてあまり気にする事は無いのでは?

しかしひもといてみると、服部良一作曲の楽曲は相当な数に。

ブギウギにも登場するので機会があれば紹介してみたい。

今週の物語で描かれていたのはジャングル・ブギー

この曲は映画の挿入歌として作られた。

作詞:黒沢明     作曲:服部良一

 

ウワオ ワオワオ ウワオ ワオワオ
私はめひょうだ 南の海は
火をはく山の ウワオワオワオ生れだ
月の赤い夜に ジャングルで
ジャングルで
骨のとけるような 恋をした
ワァーアー ワァーアーアア
恋にくるい くるって
ジャングルの ゴムの木に
ひょうの毛皮を おいてきた
ワァー ワァー

ウワオ ワオワオ ウワオ ワオワオ
私はめひょうだ 火のふる島は
炎の恋が ウワオワオワオいのちだ
月の青い夜に ジャングルで
ジャングルで
むねがさけるほど ないて見た
ワァーアー ワァーアーアア
恋にくるい くるって
ジャングルの 星空に
ひょうのなみだを すててきた
ワァー ワァー
ウワオワオワオ ウワオワオワオ
ボンバボンバボンバボンバボンバボンバ
ギャー

これが黒澤明本人の作詞だなんてドラマを見て初めて知ったような。

映画監督黒澤明は世界にその名が知れた著名人。

彼のごく初期の作品にこの歌が登場する。

黒澤明監督映画 酔いどれ天使

三船敏郎と志村喬 主演

ずいぶん昔になるが、この映画は見たことがある。

三船敏郎がひたすらかっこいいと思った。

フランスのアランドロンがイケメン俳優の代名詞のようにもてはやされていたが、個人的には三船敏郎の方がかっこいいとさえ思った位。

見ごたえのある映画

映画の劇中歌として歌われたジャングルブギー。

笠置シズ子本人も映画に登場する

物語は来週に崩れ込むことになる。

笠置シズ子は遠くない将来歌手を引退することになるが、おそらくそのエピソードも描かれると思う。

彼女の生一本な思い切りの良さは福来スズ子そのまま。