くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ブギウギ 仕事と子育て

物語の設定は昭和25年6月とあった。

いよいよスズ子にアメリカ行きの話が持ち上がる。

ドラマを見ていて感じたのだが、この頃はまだ戦後間もない時期と言うこともあるんだろうかアメリカへ渡航するには、GQの許可がいるんだそうな。

許可は子連れではダメらしい。

スズ子は歌手としての活動と愛子の子育てが現在進行形

アメリカへ行くためには、およそ4ヶ月ほどの留守が必要に。

羽鳥善一の提案だったが、仕事と子育ての間でスズ子は悩みを深める。

簡単には決められないスズ子に周りの人たちが様々なアドバイスを。

特に善一の妻麻里はスズ子の本当の気持ちに言及。

あなたはアメリカに行く気でいる

最後の後押しが欲しいだけ。

母親であると同時に歌手福来スズ子なんだから。

この言葉がきっかけとなっていよいよ決意するに至るのだが。

お手伝いの大野さんはよく考えるようにと助言。

愛子にはきちんと説明が必要であることを力説。

そんな中、マネージャータケシはうっかり口を滑らせて愛子にアメリカ行きの話を漏らしてしまう。

幼い愛子が簡単に納得できるはずもなく。

スズ子は愛子の説得が簡単でないことを思い知らされる。

設定では3歳の愛子 簡単に聞き分けられるとは思えない

目次

愛子とマネージャー柴本

愛子の遊び相手としては申し分ない

話は前後するが、スズ子がアメリカ行きの話を持ちかけられたのは善一とのやりとりが最初。

マネージャーのタケシは詳細が決まっていないにもかかわらず、愛子に全て話してしまう。

タケシと愛子との良好な関係はドラマの中でも詳しく描かれていた。

ただし、マネージャーとしての仕事ぶりなどはまだおっちょこちょいで危なっかしい部分も。

それでも愛子とは驚くほど打ち解けている。

スズ子にはもちろんのこと、大野さんにも好意的に受け止められていたと思う。

善一の提案アメリカ行き

アメリカへ4ヶ月間旅行

善一はアメリカで活躍する興業主と親交があるらしい。

そこからの提案で福来スズ子と共にアメリカで活動してみないかと話しかけられていた。

ブギの本場アメリカでの舞台はスズ子にとっても夢のような話。

調べてみると、モデルの服部良一と笠置シズ子の渡米はこの物語の絵描かれた直後だったようだ。

当時の週刊誌の記事と思われる

日付の設定で、1950年6月16日とある。

ドラマで描かれた時期の直後にスズ子は善一と共にアメリカに。

それでもスズ子には歌と愛子のことで悩ましい時間が過ぎていく。

この当時はまだGQの許可なしには簡単にアメリカには行けなかったようだ。

アメリカ行きを許されるのは、善一とマネージャータケシ、そしてスズ子本人の3名だけ。

愛子は大野さんと留守番するしかない。

今なら考えられないが、この当時日本の主権はアメリカの監督下にあった。

逆らいようもない厳しい現実。

スズ子は悩んだ結果善一の妻麻里にも相談。

母親として愛子をどうすべきか問いかける。

麻里はスズ子に助言。

4ヶ月は確かに長いけど子供は思った以上に強い。

歌手福来スズ子としていってらっしゃい。

麻里はスズ子が迷ってると言いながらもアメリカ行きを既に決めていると見ぬいていた。

歌手として1度は本場の聴衆の前で自分のブギを披露したい。

スズ子の本能も言うべき歌手魂が妥協を許さなかった。

スズ子が選んだ道なわけで、やりくりして前進するしかない。

お手伝い大野さんと愛子

ホンモノのおばあちゃんと孫😌

大野さんは茨田りつ子の紹介で信頼がおける。

大野さん曰くアメリカ行きは「はい、わかりました」とは言いにくい

そして、スズ子は悩んだあげくアメリカ行きを決定したが愛子への報告は自ら行うと決意。

愛子ちゃんとの留守番を引き受けます

大野さんは愛子にとって母親はスズ子しかいないことを力説。

愛子への報告は母親自らが行う責任があるのだと。

仕事と子育てを両立させる女性は、今も昔も同じことで悩んでいるに違いない。

これはどちらかを優先させると言うレベルの話ではない。

どちらも同じ土俵で同時に満足させられるものでなければならない。

片一方が犠牲になったとすれば、それはうまくいっていないことの証拠。

茨田りつ子は自分自身にも子供がいると語っていたが、自分はうまくいかなかったことを後悔していると告白。

りつ子が大野さんを紹介したのには奥深い意味があったものだと。

愛子にも信頼されている大野さんだったが、おそらく自分自身の身の丈に合ったことを常に心がけているからなんだろう。

愛子にとっては母親が1番。

その次に普段世話をしてくれる大野さんとか遊び相手のマネージャータケシがいる。

きちんと自分の立ち位置をわきまえるところが大野さんの存在価値なのかもしれない。

説得

愛助や母の遺影にも相談

案の定愛子の説得は骨の折れる作業になった。

設定ではまだ3歳の子供なので理屈を理解できるレベルにはない。

スズ子がどんなに悩んだところで、愛子の気持ちが納得できるとは思えなかった。

愛子の寝顔を見ながら思案😌

既にスズ子のアメリカ行きは発表されている。

愛子の説得は多分うまくいくのだろう。

またドラマの中でもわずかに触れられていたが、この頃スズ子は住所を引っ越す予定があるようだ。

モデルの笠置シズ子もこの時期豪邸を建てて住んでいる。

物語ではほとんど描かれないが、歌手としての収入もかなりのものがあったんだろうと思う。

いよいよアメリカ行き。

物語は粛々と先へ進む。