くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

虎に翼 順風満帆とは言いにくい

今週から仕切り直しとなった虎に翼。

15分ほどのドラマの中にこれほどの内容を盛り込めることが驚愕以外のナニモノでもない。

寅子は弁護士として順調に依頼があり、順風満帆に仕事をしているように見えた。

冒頭から描かれたエピソードは、離婚を決意した人の女性からの依頼。

内容はちょっと複雑だが、子供を抱えさらに次の子供を妊娠中の依頼者。

設定自体に違和感は感じない。

しかし、裁判で無事 依頼人の希望通りの結果を勝ち取った寅子に明かされた衝撃の真実

物語の冒頭で夫の実家からいじめを受けていた気の毒な嫁を演じ続けていた依頼者には恐るべき真実が隠されていた。

物語は事実関係を詳しく述べながら展開。

結果として寅子は勝利を得たものの、それが捏造され欺かれた事実によるものと思い知らされる。

依頼者の夫は歯科医。

実家とは不仲が続いていて、依頼者の嫁は義父母から親権剥奪の裁判を起こされていた。

依頼者は生きていくために夫の所有していた歯医者を夫の知り合いの歯医者に賃貸。

関係は特に問題があるとは思えなかったが、実は全く違っていた。

義父母が語った通り、依頼者は夫の友人の歯医者と密通。

彼女の子供たち2人も夫の子供ではないと言う。

順風満帆に見えた弁護士活動はここへ来て致命的な汚点を残すことに。

演じている役者たちの演技が驚くほどわかりやすい。

神妙な依頼者 自信満々な寅子

目次

時代設定はついに太平洋戦争突入

既に生活物資は不足気味

確認できた時代設定では昭和17年3月とあった。

この時代は昭和16年12月に真珠湾攻撃で対米戦が始まる。

日本が騙し打ちをしたとされる作戦計画だが、実際は逆。

日本がアメリカやイギリスの罠にまんまとはまってしまう。

物語で描かれた内容を見ると、どうやら食料も満足に手に入らない日本。

すでに、様々な生活物資は配給制になっていたが、充分と言えなかったのは誰もが知る通り。

ドラマの中での花江の姿はこんな感じ?

寅子はこの時代、順調に弁護の依頼を受けられていた。

日本の最も苦しかった時代だったろうと推察。

寅子の弁護士としての活躍

不幸な嫁からの依頼を受ける

物語に取り上げられた弁護の依頼は子供1人抱えた歯医者の妻から。

登場した依頼者は、夫の実家から離婚したいと訴えてきた。

これには少し詳しい事情の説明が必要。

夫は歯医者だったが病死してしまう。

その後子供を抱えた依頼者は、生活のために夫の歯医者の場所提供を知り合いに。

そもそも、この依頼者は夫よりも夫の実家の義父母との関係に苦しんでいたようだ。

1度は弁護の依頼 しばらくしてから依頼を取り下げる

依頼者を演じている女優は調べてみると、あちこちのドラマに登場していた。

岡本怜 わろてんかにも登場

ドラマを調べれば、普通に見ることができる。

また他にもフジテレビのめざましテレビなどに出演。

この頃はまだ10代 若い頃からモデルとして活躍

物語の中で弁護士として自信に満ちた態度で活躍する寅子。

身重の依頼者を全力で守る

弁護士としての活動も板についてきたと思わせるような見事な答弁の様子。

民事訴訟なので、相手方にも同様に弁護士がついての活動となる。

の辺までドラマが進むのに、10分程度要した。

しかしこの後、寅子たちが気づくことのなかった驚くべき真実が明かされることに。

優三と寅子

寅子の部屋改め夫婦の部屋

物語の中で描かれていた寅子たち夫婦。

どうやら未だなさぬ仲らしい。

しかし夫婦の会話は活発で、寅子は抱えている裁判の案件など優三と議論することも度々。

様々な人形を登場人物に見立てて会話をする様子は微笑ましくも見える。

依頼者が語る衝撃の真実

罠に気がついてもあとのまつり

裁判は寅子の活躍が功を奏して見事に依頼人の期待に応えることができた。

めでたしめでたしと言いたいところ。

寅子の抱いた違和感 意識のない夫が妻を妊娠させられる⁉️

裁判が終わった後で気がついた衝撃の事実。

子供が妊娠して出産するまでの時間は逆算することができる。

これはずいぶん昔からの医学的知識で明らか。

下世話な話だが、いつ夫婦が交わって子供を作ったかと言うことも簡単に推測可能。

その時の夫婦の状態に明らかに違和感。

夫は寝たきりで意識がなかったとされた時期。

裁判での寅子の弁護ぶりは裁判官を始め、大勢の人たちを欺いた形に。

依頼人はずいぶん前から夫に不貞を働いていた。

身重の妻は実家から何の援助も受けられていない

5年前に生まれた長男も現在のお腹の子も浮気によるもの。

寅子は依頼人の茶番劇の片棒を見事に担がされた。

この事実が明らかになった時点で誰もがびっくりするはず。

この裁判には拭い切れない汚点が。

弁護士事務所の雲野代表も若い頃同様の失敗を犯したと語っていたね。

今でも後悔していると。

雲野先生も辛いところ😰

弁護士活動とはこういったことかもしれない。

依頼人にすっかり騙されてしまった寅子。

今週のエピソードは始まったばかりだが戦争中なこともあって前途多難。